ロイター/イプソスの世論調査によれば、11月のアメリカ大統領選に向けて民主党の大統領候補となる見込みのハリス副大統領の支持率が、共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領をリードしている
調査は7月22日~23日にかけて、登録有権者1018人を含む全米の成人1241人を対象にオンライン上で実施され、ハリス氏への支持は44%、トランプ氏は42%となった。
7月1日~2日の調査では、トランプ氏がハリス氏を1%ポイントリード、15日~16日の調査で両氏の支持率は44%で拮抗していた。
また、無所属で出馬している弁護士ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を加えた場合の支持率は、ハリス氏がトランプ氏を42%対38%でリードしている。
一方、民主党支持者の91%がハリス氏を好意的と見ているほか、4分の3の同党支持者が民主党と有権者はハリス氏を支持すべきと考えていることも分かった。
どこの国でも、初顔に対してはいわゆるご祝儀相場があって、比較的高い評価を与える。
逆に、ご祝儀相場さえ得られなければその人物の先行きに期待できない場合が多いが、その点で、ハリス氏の前途は先ずは合格点がついた。
問題はこれからだが、ハリスは早くもトランプ氏には無理な人工中絶容認のサインを出してさっそく女性候補らしい特徴点を打ち出した。
これからも、今までの老老対決から壮老対決、男女対決を鮮明にして、トランプ氏が弱いと思われる女性、若年層、マイノリティーへ標準を置いた選挙戦を打ち出していけば、さらに差を広げることができそうだ。「関連:7月23日」