正さん日記

世の中思いにつれて

トランプ大統領、新型コロナに感染、科学軽視、危機管理意識の低さを露呈

2020-10-05 13:48:03 | 娯楽

 アメリカのトランプ大統領夫妻が新型コロナウイルスに感染し、ワシントン近郊のウォルター・リード米軍医療センターへ入院した。

 トランプ大統領は入院してから2日目に病院からテレビに出て、気分は上向きであり、数日間の山場を過ぎれば退院できるだろうと述べた。

 そうして日本時間で今朝、突如ワゴン車に搭乗し、座席の窓越しに沿道の支持者に笑顔で健在ぶりを見せた。

 しかし、トランプ大統領の病状については、報道が錯綜し、軽症と中等症に分かれている。

 テレビに出てくるトランプ氏自身の状態を見ると軽症のようにも感じるが、入院直後の酸素吸入をしたとか、本来、中等症患者に投与するレムデシビルの服用や、実験途上の薬を投与したとかの情報から推測すると軽症とは思えない。

 いずれにしても、11月3日投票の大統領選挙まで1ヵ月を切り、副大統領候補の討論会、2回ある大統領候補の討論会などにどのような影響がでるのか分からない。

 また、両陣営の集会が各地で予定されているが、トランプ氏の場合は、その内の幾つかは中止になった。

 あとのスケジュールにも変更があるのか。終盤になった大統領選挙に様々な影響が出ることは否めない。

 トランプ大統領が新型コロナウイルスに罹患した後、両陣営の支持率は、トランプ氏41%、バイデン氏51%とその差が10%に開いた。

 しかし、トランプ氏が軽症で10日程度で退院し、10月15日に行われる予定の第2回目の討論会に出席することになれば、「コロナに勝った大統領」として持ち上げられ、支持率の急速な回復に繋がるとの見方もある。

 トランプ大統領は当初から新型コロナウイルスを軽視、マスク着用を始めコロナ対策は決して万全ではなく、そのためアメリカは感染者が700万人を突破、死者は20万人を超し共に世界一の大失政を犯した。

 彼は当初「コロナは、「暖かくなれば消える」「太陽光照射で治る」「消毒液を体内注射したりするのはどうだ?」など大統領らしくない散々な非科学的な言葉を発した。

 結局、彼が軽視する科学に負けて自身がもっとも避けたかった新型コロナの感染者になった。

 しかも、トランプ氏が中心の集会などあらゆる会合の参加者はほとんどがマスクを付けず、こともあろうに、ホワイトハウスでクラスターが発生した。

 このようにトランプ大統領の新型コロナウイルス感染の経路を辿れば、詰まるところは危機管理を疎かにしたことに通じる。

 大統領の危機管理能力は最も重要な要素だ。アメリカ国民はその点を重視し、大統領選挙の大きな争点にしなければならない。「関連:10月1日

 

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