正さん日記

世の中思いにつれて

朝鮮半島の非核化、終戦宣言など「板門店宣言」に署名=南北首脳会談終わる

2018-04-28 10:05:20 | 世界

 韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、首脳会談後、「板門店宣言」として、「朝鮮半島の完全非核化」「朝鮮戦争(1950~53年)の終戦を年内に宣言し、休戦協定を平和協定に転換する」ことを明記した。

 また、「平和体制構築のため南北米または南北米中の会談開催を推進する」とした。日本とロシアを除く多国間の枠組みが設置される可能性がある。文大統領は秋に平壌を訪問することにした。

 一方、北朝鮮の非核化への具体的な措置・手順には触れておらず、実質協議は6月初旬までに予定される米朝首脳会談に持ち越された。

 アメリカのトランプ大統領は、南北首脳会談を歴史的会談と称賛、「板門店宣言」を評価したとのことだ。ただ、非核化の具体的な方向性について、示されなかったことにはコメントしていないが、正に、この部分が真打登場になる米朝首脳会談の肝になることを自認しているからだろう。

 ただ、朝鮮半島の完全非核化は、北朝鮮だけでなく、米韓の非核化にも繋がることでもあり、相当ハードルは高い。

 もし、非核化が困難になると、また、今までのつてを踏むことになり、そのリアクションは厳しくなる恐れがある。

 しかし、秋に、文大統領が今度はピョンヤンに出向き2回目の首脳会談を約束したことでもあり、それは、米朝首脳会談の成功を前提にしないと成り立たないので、その意味では米朝首脳会談の成功を見通しているとも考えられる。

 安倍晋三首相は、文大統領に日本人拉致被害者の救出を要請したが、これまで、この問題が話されたという情報はない。

 安倍首相は、拉致問題をトランプ大統領にも頼んだということだが、この問題は人任せではなかなか前に進むことは難しいだろう。「関連:4月27日

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