今日午前10時30分、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長朝鮮による南北首脳会談が板門店(パン・ムンジョム)にある韓国の平和の家で行われた。
南北首脳会談が行われるのは、10年半ぶりで、北朝鮮の首脳が軍事境界線を越えて韓国側に入るのは初めてのことだ。
両首脳による会議は、午前中は12時前まで行われ、現在午後の会議が行われている。会議の焦点は北朝鮮の非核化だが、米朝首脳会談を前に、金委員長がどの程度踏み込んだ話をするのか注目されている。
金委員長は、午前9時30分、北朝鮮の施設から軍事境界線を越えて韓国側に入ったが、その後、金委員長に促されて文大統領が今度は北朝鮮側に入った。
その後、民族衣装をきた韓国人の歓迎、儀仗兵閲兵、各所での記念撮影、平和の家で金委員長が芳名録に「新しい歴史は今より。平和の時代、歴史の出発点で」と署名した。
金委員長は、これまで、三代目としての大仰な態度のみが印象付けられていたが、今回の文大統領との、緊迫した中での冷静な態度をみると、若さの上に明朗さと理性的な面が垣間見られ、かなり世界のイメージが変わった感じだ。
果たして、今日の歴史的な南北会談の内容はどのようなものになるのか、発表が注目される。「関連:4月23日」