正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

横断的な「食育」教材、16年度配布へ…文科省ー私の食教論は盛り込むべきです。

2014-05-23 | 食事教育

 

横断的な「食育」教材、16年度配布へ…文科省

2014年05月23日 16時57分讀賣新聞
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 文部科学省は、食事や栄養についての学校教育を盛んにしようと、小中高校生を対象にした食育の教材を作成し2016年度から各学校に配布することを決めた。

 近く学識経験者や栄養教諭らによる検討会議を設置、食事の大事さやマナー、食文化まで含めて教科横断的な教材にする。

 学校での食育は、05年の食育基本法制定を受け、文科省が各教科の中で学習内容を充実させた。ただ、食育にあたる内容は社会や理科、体育(保健)、家庭など複数に分かれていて取り上げにくく、熱心さにも学校間で差がある。

 また、食育は、学校給食を管理する栄養教諭が中心に学校での指導計画を立てることが多いが、地域によっては栄養教諭が少ない。

 このため、来月にも設置する教材作りのための検討会議では、〈1〉食事の喜びや楽しさ〈2〉健康のために望ましい栄養の取り方〈3〉正しい情報に基づき、食べ物の品質や安全性を判断する能力の育成〈4〉生産者への感謝の気持ち〈5〉食事の際のマナー〈6〉食文化――など、各教科に分散している内容を関連付けて整理し、一般の教員でも教えやすくする。

1.とても良いことです。遅かったと思いますが過ちを改むるにはばかることなかれで、過去の過ちを正して欲しい。
 
2.進める方向はこのブログ「正しい食事を考える会」で書いて来たことにを採用することです。そして食育の目的は「日本人として正しい食事の教育とは何か」と言うことで無ければなりません。国によって正しい食事は異なるのです。
 
3.先ず食育と言うことを言われていますが、これは分かりやすく「食事教育」から「食教」と言うべきです。従来の食育は食事で人間教育をする・・・等という学識経験者もいます。それは違うと思います。食事は生きる力です。生きる力を教えることが食事教育出なければなりません。
 
4.日本人に必要なのは食事の教育です。日本人にとって正しい食事とは何かを教えることです。欧米人にとって正しい食事は日本人とって正しい食事ではありません。そういうことも知らないで食育をしてきたのが過去の食育です。それを見直さなければならないのです。k(また、過去の食育は食材の教育が食育がといって、牛乳を勉強し、そこからチーズの作り方を教え、バターを教えると言う食育が行われています。パン工場で小麦粉やパンの作り方、ショートニングの働きなどの教えました。それって私はやってはいけない食事教育と考えます。粉食洋食を日本人に酢埋める教育になっています。それは正しくありません。或る学校では学校給食の牛乳を止める検討をしているという記事がありました。
 
過去の食育の誤りは食の業界に引っ張られた食育、端的に言うと食の欧米化が進んだその食事を肯定し進める食育でした。
 
5.食の欧米化は何故進められたのか、アメリカ他戦勝国が自国の食糧を日本に輸出する戦略を立て日本農業の破壊を行う食事を更に広めようとした陰謀があります。
 
6.それは、肉を食ましょう、バターは旨いよ、小麦粉の料理はおいっしいよ、・・・それらな健康に良くない食材を使った旨い食であるが、肥満と高脂血症、糖尿病・・・生活習慣病の増加となっているのです。
 
7.日本人の食事は和食が日本人にとって正しい食事であることが、歴史的な食事の人体実験で証明されているのです。
 
8.和食とは「ごはんと一汁三菜とお茶」で食卓を揃えることを基本とし、主食、副菜、主菜は3:2:1の割合、季節の旬の野菜からビタミンやミネラル食物繊維を摂取する食事、なかんずく米はどの穀類より優秀な食糧です。反収が一番良く、日本の高温多湿の気候では適地、美味しくて粒のまま食べられます、玄米も美味しいのです。小麦で原爆など食べられたものではありません。
 
9.食事とは何か、そのことの教育が大昔は家庭で行われていたのです。食べるものを確保することが一番大切な学習であったのです。
戦後、国はどう言う食事教育をしてきたでしょう。パンとミルクを推進してきませんでしたか。それは正しい食事だったでしょうか。

10.私が考えた食事教育ですべきことを列挙してみます。
(1)食事の目的は何か
生きるため、健康のため、楽しむため、親睦のため、とういろいろあるが
日常食が重要でこれを主体に教えるべきと考えます。楽しみのフランス料理はあってもいいのです。しかし、それを日本人は日常食としてはいけないのです。

(2)何が食べられ、何を食べてはいけないのか、という食べ物の基本の知識
毒キノコ、ふぐの肝、農薬、食品添加物使用品、砂糖、塩、脂肪、

(3)食べられる物の中で何を食べるのか
主食はごはん、地産地消、野菜、栄養バランス、60種以上と言われるビタミン・ミネラル、旬のものを食べる

(4)経済的なものは何か(健全性)(自給と価格高、輸入か自給率向上か)
高くても国内産、健康によいもの等、大きな目で見た経済性、

(5)安全なもの、危険なものは何か(安全性)
残留農薬、ポストハーベスト、食品添加物、砂糖の過剰、塩の過剰、脂肪過多食品

(6)いつ食べるのか
1日三食、朝ごはんは大切、早寝早起き朝ごはん。

(7)食卓の揃え方(栄養バランスの良い食事とは)
一汁三菜、主食副菜主菜は3:2:1。少なくとも一汁一菜は確保を。
主役のごはんを忘れずに。

(8)費用は日常食はコストが安いもの、しかし、粗食(簡便食、手抜き料理、有り合わせ)であってはいけない。だから輸入に頼るのは腐敗防止、害虫防止策が必要になります。
外国に頼っていると食は何時でも輸出してくれるとは限らないのです。不況になったら外貨を稼げなくなり、命に関わる食糧も手に入れられなくなるのです。ですからこのことを十分経験している国は費用をかけても農業を大切にし自給率の向上を図っているのです。今安いからと飛びつくのはダンピングで自国の農業を破壊し、自国の滅亡につながるのです。結局は高くつくのです。

(9)作り方
料理法、(おいしく、新鮮なものを)

(10)どのように食べるのか
エチケット、マナー、

(11)どれくらい食べるのか
必要カロリーは性別年齢、仕事量で異なる。1日1800キロカロリーとすると、
600mlの弁当箱、主食、副菜、主菜の割合は3:2:1でおよそ600キロカロリーなのでこれを三食間食なしで。間食したら食事を抑えるか、運動をする。
腹7分で
(12)誰と食べるのか家族団らんで、みんなと同じものを(好き嫌い無く)、
(13)良く噛むことが大切。
ごはん一口30回は噛みましょう。
(14)何処で食べるのか
家庭で、

(15)何処で手に入れるのか外国製品を買うか、地産地消か。
外食、コンビニ・スーパーでインスタント食品。手料理か

(16)食品の知識
生産収穫方法、栄養素、
・・・・・・
こう言う食事教育は本来家庭で教えるべき事ですが、この家庭の食の教育が破壊されてるのが日本の食の現状です。

何を食べるべきなのか。そこには原則があるのですが、その原則は食の関係者の取って困る場合があるのです。


11.食事には原則があるのです。

それを思いつくままに並べますと、
(1) 住んでいる地域での近くでとれるものを食べる。(身土不二の原則)
(2) 長年食べてきたものを食べる。(継続食の原則)
(3) 先祖が食べてきたものを食べる。(先祖食の原則、日本では和食)
(4) 栄養バランスを良くする。(バランスの原則)
(5) 経済性を考える。(経済性の原則)
(6) 食性を考える。(食性の原則、人は穀物食)
(7) 安全性を考える。(安全性の原則)
(8) ハレの食とケの食(日常の食事)があり、ケの食事を大切にすべきである。(日常食の原則)(マスコミは晴れの食のみを取り上げている。月に1~2度は晴れに食良いのです。毎日になってはいけないのです。これが糖尿病増加になっているのです。)
(9) 旬のものを食べる。(旬の原則)
(10)体質に合ったものを食べる。(体質の原則)
(11)食で何が重要かを考えて食する。(重要性の原則))
(12)主食は自給できる物でなければならない。(自給の原則)

   等々があります。これから考えると地域地域の食があるのです。フランス料理がおいしいからと言ってそれを日常食に導入してはいけないのです。

   学校給食の過ちはこの食の原則に(5)を除いて反していることです。経済性のためにこの食の原則に反したことが病気の増加という形になって、成人病で国家予算を食うことになっているのです。

12.私は以上のようなことを何度も記事にして投稿してきました。
和食の世界文化遺産にしても、今回の「食育」の教材にしても、私がこのブログで言い続けてきたことです。
 
やっと国に届いたかと言う気がします。上記に書いた内容は盛り込まれるべきと考えます。
 
 


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