しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

怖い出来事だった

2009-11-02 06:53:21 | 日記
 自宅寝室のベットで寝転んで見える天井。

 設計事務所に勤めていたからそれなりのこだわりをもって造りました。

 1階が鉄骨造の倉庫を改築しての3階建ての専用住宅。

 昨年、会社の資産を個人で買い上げて赤字続きの会社を黒字決算にするために、住宅ローンを組んでおります。

 それまでは社宅として使っておりましたが20代最後の年に家を建てる目標は叶えたわけだから当時は鼻高々でしたよ!

 外観が腰折れ屋根になっているのは3階部分が小さくて形を整えるため。

 寝室の天井は勾配天井とし、桧の板を張り上げている。梁や火打ちなんかは化粧で表し、梁の上に照明器具を取り付けている。

 日本の伝統的な建築ならば柱と梁とによって組まれるから、本来ならばすべてを化粧で表したいところだが、社宅としてはそこまでのグレードは無理。

 視覚的にも力学的にも軸組み工法は残していきたい。

 日本の家は木と土と紙で構成されるから、壁紙は和紙を使ってます。

 写真に写っている窓はガラスも何も無い空気の通り道。

 冬は寒いけど、夏の暑い夜なんかはトップライトを全開にして家の中では熱い空気が下から上へ流れてゆくのがはっきりわかる程に感じられる。

 自然のクーラーと言ったところです。

 これは以前に記事でも書いておりますが、象設計集団の名護市庁舎なんかは建物内に風の通り道をつくる考え方だから影響を受けてます。

 近頃のエコだとか外張り断熱だとかは気密性を高めた器械頼みの室内温度調整の考え方だからちょっと違います!

 夏は冷房、冬は暖房ももちろん使います。

 子供の頃に住んでた家から比べたら格段に快適になっているのだから、この程度でも十分だと思います。

 断熱性能の高いマンション暮らしの子供は風邪をひき易いのではないでしょうか?

 話の前置きが長すぎて何を言いたいのかわからなくなりそうです。


 以前飼っていたオス猫のことです。

 夜寝ている時ににゃーにゃーと鳴いているので目を覚ますと、3階のその窓から飛び降りようとして既にその体勢に入っている!

 さすがに床では無くて、着地点は布団の上だろうしどうやらお腹の辺りに狙いを定めていた。

 もう逃げるのにも間に合わない!覚悟を決めてお腹に力を入れて構える。

 ドンッ!! 「痛えー!」 てな具合で済んだから良かったけどさ。

 まさか風の通り道がそんな使われ方をするとは想定外の出来事だったのです。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする