「鹿児島産」大根漬物、実は中国産 農水省が改善指示(朝日新聞) - goo ニュース
昨年5月から今年9月までに同社が出荷した大根関連商品計411トンの4割(172トン)で大根の産地を偽っていた。その大半は中国産だったという。
同省によると、産地偽装は、たくあん「さつまおごじょ」など120商品で確認された。「南国特産の上質大根」などと銘打ち、原料原産地は「鹿児島」と表示していたが、実際には中国や宮崎県など他県から調達していた。地元で土産品として販売されたほか、全国のスーパーなどでも売られていたという。
同社の末吉純孝社長は「鹿児島産の大根が足りず、(消費者の)中国産アレルギーに配慮してしまった」と話している。
配慮・・・誰のための配慮なのか?
てか、中国産アレルギーなんではなくて、
今回のようなことを中国がやってるから起った食害アレルギーで、
たとえば中国産でも完全な管理で安全が保証されるなら、
私は別段問題ないと思うのですが。
日本の基準にあった(その基準自体の問題は今はさておき)
正しい指導検査ふくめ管理には経費がかかるから、そこを圧縮する。
で、問題が起ったら中国だけのせいにする。
そして、消費者のアレルギーのせいにする。
偽装そのものが犯罪だという認識皆無。
食品業界の「常識」が、生活者の常識になるのなら
そういう風にアピールすべきだと思う。
中国産でも(それが安全なのであれば)アレルゲン排除に向けて
努力すべきなのでは?
これだと「また中国産大根は偽装しなければならないほど危険だ」
という印象になってしまうと思います。
「食品表示110番」で発覚、産地不正表示2社に改善指示(読売新聞) - goo ニュース
農水省によると、ゴールドパックは、自社工場で製造したジュースについて、「安曇野」以外の長野県産トマトも使用していたのに「安曇野の畑で完熟したトマトだけを手摘み」と表示したり、山梨県産のクレソンも使ったのに「長野県産野菜使用」としたりした。不正表示のジュースは昨年8月から今年9月にかけ、全出荷量の約55%にあたる約143万本が出荷された。
食肉業界や、老舗・赤福のすごい偽装マニュアルを知ってしまうと、
「あ、でも国産を使ってるんだ」と、かえって安心してしまうような内容。
いかんいかん、安全・安心基準が、すでに麻痺してきてるかも。
在庫管理バイト任せ 商品の製造日記録なし 船場吉兆(朝日新聞) - goo ニュース
店員はアルバイト6人。直属の上司は九州統括の湯木尚治・船場吉兆取締役だけで、「販売運営リーダー」と呼ばれた勤務3年半の40代女性が販売数や在庫管理表、売り上げ日報、仕入れを管理。本社側が把握していたのは店の収支だけだった。この女性店員は同社に「在庫を売り切るためにラベルを張り替えた。自分の失敗と思われたくなかったし、10日前のプリンを食べたら大丈夫だったので問題ないと思った」と話したという。同社は組織的関与を否定している。
よく耳にする「組織的関与」。
バイトであろうが、派遣であろうが、会社で起ったトラブルに関しては
社会的責任をとるのがトップのミッション。
こういう場合のリスクマネジメントをしていなかったことを含め
管理責任を取れないトップは降りるべきだし、
社員を雇わず安い人件費で回せていることの恩恵だけゲット、ってありえないんですよー。そういう時代になってきてる、という自覚が必要。
氷山の超一角。
これって結局、現場を管理仕切れない(わざと仕切らない)という意味では、
日本全体の病巣だといえそう。
食品業界は特にそれが顕著なのでしょう。
今、仕事の1つで非社員(検索を避けるためにこの用語で;)の労働環境改善の勉強会に携わってるので、NOVAといい、非常にタイムリーなんですが・・・。
(進行中につき、記事にはできませんが。ってこの記事もすれすれかも;)
現場教育を考える時、避けて通れないトヨタの現場管理システム(KAIZEN)は、
長年の知恵と時間とやはり莫大な金がかかっている。
そこに投資してこなかった業界は、グローバル経済の流れの中で
どこかで淘汰されていくと思います。
ただ、単価が低く季節変動のある食品業界を、自動車業界と比べる
ことがナンセンスだとは理解していますし、そこは“一企業でどう”という話ではない。
日本の「食」を守るために、考えることは山積みだなぁ、という
感想しかもてない、私だったり(;
前も書きましたが、知人が食環境コーディネイターをしている関係で
少しづつでもよくしていこうというベクトルは国にもきちんとある、という
話も聞いています。
国と国民の今と未来を考え、ちゃんとよくしていこうと実行する人は行政にも存在する。(当然というか本来それが仕事のはずなんですが;)
そういう動きも評価しないと、みんなが非難するだけでは、ものごとは進まない。食に関しては、誰もが当事者として考え、行動すべきだと、私は思います(個人的意見ですが)。
それにしても、人間は「偽装」できる生き物なんだなぁ・・・としみじみ考えてしまう。
どうも苦手です。
・・・あ、化粧も偽装?どきどき
過去記事:
食を考える★透支
China Free関係
昨年5月から今年9月までに同社が出荷した大根関連商品計411トンの4割(172トン)で大根の産地を偽っていた。その大半は中国産だったという。
同省によると、産地偽装は、たくあん「さつまおごじょ」など120商品で確認された。「南国特産の上質大根」などと銘打ち、原料原産地は「鹿児島」と表示していたが、実際には中国や宮崎県など他県から調達していた。地元で土産品として販売されたほか、全国のスーパーなどでも売られていたという。
同社の末吉純孝社長は「鹿児島産の大根が足りず、(消費者の)中国産アレルギーに配慮してしまった」と話している。
配慮・・・誰のための配慮なのか?
てか、中国産アレルギーなんではなくて、
今回のようなことを中国がやってるから起った食害アレルギーで、
たとえば中国産でも完全な管理で安全が保証されるなら、
私は別段問題ないと思うのですが。
日本の基準にあった(その基準自体の問題は今はさておき)
正しい指導検査ふくめ管理には経費がかかるから、そこを圧縮する。
で、問題が起ったら中国だけのせいにする。
そして、消費者のアレルギーのせいにする。
偽装そのものが犯罪だという認識皆無。
食品業界の「常識」が、生活者の常識になるのなら
そういう風にアピールすべきだと思う。
中国産でも(それが安全なのであれば)アレルゲン排除に向けて
努力すべきなのでは?
これだと「また中国産大根は偽装しなければならないほど危険だ」
という印象になってしまうと思います。
「食品表示110番」で発覚、産地不正表示2社に改善指示(読売新聞) - goo ニュース
農水省によると、ゴールドパックは、自社工場で製造したジュースについて、「安曇野」以外の長野県産トマトも使用していたのに「安曇野の畑で完熟したトマトだけを手摘み」と表示したり、山梨県産のクレソンも使ったのに「長野県産野菜使用」としたりした。不正表示のジュースは昨年8月から今年9月にかけ、全出荷量の約55%にあたる約143万本が出荷された。
食肉業界や、老舗・赤福のすごい偽装マニュアルを知ってしまうと、
「あ、でも国産を使ってるんだ」と、かえって安心してしまうような内容。
いかんいかん、安全・安心基準が、すでに麻痺してきてるかも。
在庫管理バイト任せ 商品の製造日記録なし 船場吉兆(朝日新聞) - goo ニュース
店員はアルバイト6人。直属の上司は九州統括の湯木尚治・船場吉兆取締役だけで、「販売運営リーダー」と呼ばれた勤務3年半の40代女性が販売数や在庫管理表、売り上げ日報、仕入れを管理。本社側が把握していたのは店の収支だけだった。この女性店員は同社に「在庫を売り切るためにラベルを張り替えた。自分の失敗と思われたくなかったし、10日前のプリンを食べたら大丈夫だったので問題ないと思った」と話したという。同社は組織的関与を否定している。
よく耳にする「組織的関与」。
バイトであろうが、派遣であろうが、会社で起ったトラブルに関しては
社会的責任をとるのがトップのミッション。
こういう場合のリスクマネジメントをしていなかったことを含め
管理責任を取れないトップは降りるべきだし、
社員を雇わず安い人件費で回せていることの恩恵だけゲット、ってありえないんですよー。そういう時代になってきてる、という自覚が必要。
氷山の超一角。
これって結局、現場を管理仕切れない(わざと仕切らない)という意味では、
日本全体の病巣だといえそう。
食品業界は特にそれが顕著なのでしょう。
今、仕事の1つで非社員(検索を避けるためにこの用語で;)の労働環境改善の勉強会に携わってるので、NOVAといい、非常にタイムリーなんですが・・・。
(進行中につき、記事にはできませんが。ってこの記事もすれすれかも;)
現場教育を考える時、避けて通れないトヨタの現場管理システム(KAIZEN)は、
長年の知恵と時間とやはり莫大な金がかかっている。
そこに投資してこなかった業界は、グローバル経済の流れの中で
どこかで淘汰されていくと思います。
ただ、単価が低く季節変動のある食品業界を、自動車業界と比べる
ことがナンセンスだとは理解していますし、そこは“一企業でどう”という話ではない。
日本の「食」を守るために、考えることは山積みだなぁ、という
感想しかもてない、私だったり(;
前も書きましたが、知人が食環境コーディネイターをしている関係で
少しづつでもよくしていこうというベクトルは国にもきちんとある、という
話も聞いています。
国と国民の今と未来を考え、ちゃんとよくしていこうと実行する人は行政にも存在する。(当然というか本来それが仕事のはずなんですが;)
そういう動きも評価しないと、みんなが非難するだけでは、ものごとは進まない。食に関しては、誰もが当事者として考え、行動すべきだと、私は思います(個人的意見ですが)。
それにしても、人間は「偽装」できる生き物なんだなぁ・・・としみじみ考えてしまう。
どうも苦手です。
・・・あ、化粧も偽装?どきどき
過去記事:
食を考える★透支
China Free関係
それにしてもどんだけ~ってな具合にぞろぞろと発覚していますね。
この前、たけしの番組で最近の食品メーカーによる偽装事件に絡んで、「森永砒素ミルク」事件のことを振り返ってました。100人以上の赤ちゃんがミルクを飲んで死亡し、今なお後遺症に苦しんでいる人が何万人もいます。食品を扱うことは口にした人の命、そして人生、さらに家族の人生をも左右するという場合があるということを、あの事件で企業は学んだのではなかったのでしょうか????
あの事件で森永が背負った十字架の重さを、食品を扱う企業は学んでほしいものですね。。。。
重複しているものも含まれているとしてもこれは驚くべき数字ですよね。
何が本当なのか、消費者としては何を基準に信用すればいいのかさえ判らなくなる。
「もったいない」からと言うレベルではないですよね。
表示が信用できなければ、何を信用すればいいの?
家庭菜園をしながら漁師でもしなければ食事もできないのかな??
※気になっていたのですが、まさかアノ雑誌を見たの?<あれは偶像キャラですからね。
高度化したシステムも結局のところ、他人への信頼に依存するほかない。
というより、高度なブラックボックスシステムほど、他人への信頼に依存しているのではないかと。
ミスタードーナツは身近な存在だけに、ショックも大きいです。
中国アレルギーだから産地偽装、って
アトピーだから卵が入ってないと書くのとある側面同じような
感覚だと思うので、それを消費者への配慮と言いきる企業の感覚は
もう末期症状だな、と感じます。
>「森永砒素ミルク」事件
本当にそうですね。食べるものは命・生きることに直結しているだけに、
その自覚のない企業は、淘汰されてほしいです。
年金問題もそうですが、日々の作業の中で、
「人」が見えなくなってしまうのでしょうね。
そして現場任せで、結果を数字だけで判断するマネジメント層の罪は重いと思います。
本当に「文字」「数字」はお飾りではないわけで、
『食べても大丈夫』『食べたら危険』の区分けをもっと明快に
できないのかな、と思います。(難しさは理解はできますが・・・
>「もったいない」からと言うレベルではないですよね。
同感です!
個人の感覚ならわかりますが、廃棄含めて商品の価格にのせてる筈なわけで。
基準が厳しすぎる、という声が業界サイド裏から上がってますが
それならそれで、基準改正の動きがあるべきで、
現時点では儲け重視な企業理論にすぎず、
企業努力不足を消費者にツケとして押し付けてるだけだとしか思えません。
雑誌販売されてるのですね!本屋へGOです!<わくわく
印象的な&大好きなシーンでした。
あそこまでつっこんでくれるから名作なんだよなー、と。
食品業界の「裏常識」であるのは間違いないので、
今、慌ててる企業・現場・トップはたくさんいる気がします。
>高度なブラックボックスシステムほど、他人への信頼に依存している
たしかに。
分業化は、もはや初期ノウハウを淘汰しつくしているので、
そこに従事してる人でさえブラックボックス化しているものは多い。
失われたものの中にモラルや理想や思いも含まれていたのかも・・・
そう考えれば、創成期のエンジニアのリタイアでノウハウ不足が懸念されている
ネット業界は、まだ意識されるだけマシなのかもしれません。
いずれにしろ、信頼を金に換算したうえで、それを二重取りしたり
詐欺に類する行為が行えてしまうシステムは、
長期的にみて、国を滅ぼすと思います。