DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

TK 

2008-11-04 | NEWS/TREND
小室哲哉プロデューサー逮捕へ、著作権巡り5億円詐取容疑(読売新聞) - goo ニュース

うーん・・・TKはもともとあまり好きなタイプではなかったので(ファンの皆様、申し訳ない;)
「やっちまったな」という印象。
楽曲は好きなものもあるし、一度は時代をひっぱったカリスマ性まで否定はしないけれど
頂点の時の言動とか、どうも人間として信用できなくて・・・。
特にこの本↓を読んで以降(中谷本も苦手だ;;ついつい読んでるけど;;;
プロデューサーは次を作る―ビジネス成功22の方程式
恋も計算のうち、みたいな言動は、見せてはいけない舞台裏な気がした。

落ちてくヒトを叩くのは簡単だけど(この記事もそうだけど;;。
&彼の周りで恩恵を被ったヒトも
マスコミ内含めていっぱいるだろうと思うのだけど。
事業の失敗は、1人だけの責任じゃないんじゃ?と思ってしまう。
実体は不明ですが・・・
彼のビジネスセンスを褒め称えた多くのコンサルタントは
いい時だけのブレインだったのかな?

サブプライムショックな連鎖なのかな?
それにしても過去の楽曲の著作権を売る、って・・・
初歩的かつ基本的な詐欺だけに、なんか浅ましい。
5億円で何か大切なものを売ったんだな・・・。
もっと前に失ってたのかもしれませんが。


凋落、という言葉が浮かびます。


「I'M PROUD」

この歌は一時期カラオケ定番でした。みんな歌ってた気がする。
・・・そういえば歌わなくなって久しい。


NAL的連想:
村上春樹『駄目になった王国』
おまけ:
村上春樹の小説に登場する音楽をfinetuneで聴こう

NAL的連想その2:
一時でも栄華を究めたTKとは比べられないケド。

『フェルメールの暗号』 ~光の天才画家の作品と生涯の謎を解く~』

姑のいいつけで借金取り立て業務におわれ、作品を描く時間を削られた
という逸話が泣けた。
才能って、枯れる(荒れる)んだなぁ。
時間があっても、財力があっても、名作を残せるわけではないだろうけど。
&もし多作だったら、今の評価はないかもしれませんが。
まともに葬式代も出せなかった晩年、小さなお墓が印象的でした。
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12 コメント

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だから (E-H)
2008-11-04 21:42:15
JASRACは嫌い!!

どうでもよいバブリー・マン、
けど彼の所有しているレアなメロトロンが競売に掛かったら競り落とす気、ありますにゃ。
落としたらTKとかいうイニシャルは当然上塗りしちゃいますが。
返信する
私も (Ren)
2008-11-04 22:48:28
特別好きなアーティストではなかったし、なんかもうみんな同じに聞こえるじゃんって時期もあって、お腹いっぱい状態が続いているうちに、いつのまにか消えちゃったななんて思っていました。
吉本と組んだあたりから「?」と思っていましたが…。
チラホラと耳にする「借金」のウワサ。
義父が「働け!仕事しろ!」と説教したなんてことも話題になったことありましたよね…。

でも、この歌は好き。
今となってはタイトルが皮肉に聞こえますが。
他にも、何曲かはいいなと思うものはありました。
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Unknown (gs)
2008-11-05 00:36:44
小室さんのは栄枯盛衰とゆー感じのちょっと人間くさいイイ事件でしたね。公表してませんがトモちゃんのCD持ってます。

いつの世でも世間は調子こいて失敗した人間には厳しいですね。更正の道も残してあげといて欲しいところですが、できれば羽賀ケンジさん的な正しい道を歩んでいただきたいです。

フェルメール先生の作品の少なさは、あの描き方(不透明パーツに何層もの透明パーツを重ねて深みのある色相と色調を出す)やと、めっさ時間がかかってしまい、1年に3枚ぐらいがやっとこさやと思うので仕方ないです。でも「牛乳女」なんか描けたら死んでもエエんじゃないでしょうか。テレビ番組録画したのですがまだ観ていないので楽しみです

返信する
E-H様 (NAL)
2008-11-05 03:07:54
著作権ビジネスってブラックボックスです。
10億円ってやっぱり金額からして「???」です。

で、ファンが1人1万円出資すれば、10億円くらいにはなるのでは、
とか思っちゃいました。
署名運動と募金すればいいかも?

メロトロン、ゲット!!
がむばってくださいませっ!(両手で握りこぶし
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Ren様 (NAL)
2008-11-05 03:08:25
>吉本と組んだあたりから「?」
私もバラエティへの露出が増えた時、
かつての勢いがないのに驚いた記憶があります。
フツーのヒトっぽいというか。
「働け!仕事しろ!」は知りませんでしたが、
世間とは違った感覚で動いてしまって
出ていくお金ばかり大きくなっちゃったのでしょうね。

ニュースで流れている音楽を聴くと、今も遜色がない。
そういう遺産をうまく使えなかったのかなぁ、と思います。
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gs様 (NAL)
2008-11-05 03:09:05
栄枯盛衰、いずれ映画化されちゃうかもですね。
あ、それこそTK本人が脚本・監督・音楽やればいいかも・・・。
顔がすっかり罪人顔に見えるのにびっくりしました。

フェルメールの謎解きはかなり強引やん、な感じもしつつ、
有名なファン・メーヘレンの話とか、『絵画芸術』解析とか
面白かったです。(『絵画芸術』観たい!!
で、結婚生活に翻弄されるのはアマデウスと同じだなぁ、と。
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極めて極めて個人的な意見 (じっぱ)
2008-11-05 22:21:38
小学生の頃、TMネットワークが好きだったという意外な思い出を思い出しました。

TKは、小室ファミリーとか言われた時点で、音楽的才能が枯渇していたように思います。
音楽的才能の枯渇をビジネスの才能というか、タレント的才能でカバーしていたんじゃないかと。

彼の音楽は、売れていた時ですら、流行の最後尾だったし。(だから、売れたんでしょうが)
音楽的なセンスも、正直、恥ずかしいレベル(あの時代の流行を基準にして)だったように思います。

そういうふうに感じるのは、小学生の時、聞いた彼の音楽が、あの時の自分には、輝いていたからだとは思いますが。(そういう意味で、極めて個人的な印象の話というわけです)


まあ、プロデュースという作業が、一般に表舞台で作動する装置となったという意味では、十分彼の功績はあるのかなとも思います。

今や、○○プロデューサーとか、もう、笑えるぐらい多い時代なので。

もう、プロデューサーをプロデュースする時代なのかなと思います。
結局、彼は、よいプロデューサーに恵まれなかったんでしょう。
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じっぱ様 (NAL)
2008-11-06 03:47:13
>音楽的才能の枯渇をビジネスの才能というか、タレント的才能でカバーしていたんじゃないかと。

名曲のグレードの高さは確かなものだとも思うのですが、なにかが足りなかったのでしょうね。マーケティング本でも思ったのだけど、「ただのミュージシャンではない」と自負した時点で、ミュージシャンを下に置いてしまうわけで、そこのところで勘違いしちゃったのかな、と思います。ビジネスに徹するなら徹するで金銭感覚にはシビアであるべきでしょうし。
一時期NYのセレブ仲間として仲のよかったYOSHIKIがアーティストに徹してるのとは対照的だな、と感じます。
そういう意味で、ちょっと中途半端だった彼には、ご指摘通り、よいプロデューサーが必要だったのかもしれないなぁ、と思いました。

熱烈なファンも多いだけに、いろいろな感慨があると思うけど、犯罪は犯罪としてきちんと刑を受け止めて、またミュージシャンとしてリスタートすればいいと思います。
それにしてもニュースでのあんなおどおどした表情はできれば見たくなかったなぁ・・・。
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つきまとう「ダサさ」 (どや)
2008-11-06 20:42:48
晩年の司馬遼太郎さんが、西洋式の宗教から来る善悪の観念に対して、日本人を律するものは美意識であると言ってました(司馬さんのオリジナルではないと思います)が、どうしても日本人は、あらゆる種類の犯罪の影に「ダサさ」を感じて辟易とさせられるもので、それが社会の安定をかろうじて保っている力にもなっていると思います。

秋葉原の通り魔なんかも、考え方も生き方も岐路での選択も破滅の仕方も、一言で言えば死ぬほどダサい。
彼らと同世代の酒鬼薔薇という子の脅迫文もダサかったけど、その中学生のセンスで固着して大人になったような救いがたいダサさがあります。

でもって、TK氏ですが、My Revolutionなんかを聴くと才能が無いとは言わないまでも、職人的な技量が要る作曲の世界では凡庸なのは明らかで、基本的にはタレントとしての人気が命だったはずですが、その辺の表現や生き方、端的にはB級アイドル専という女の趣味なんかに、常にダサさがつきまとうのが気になります。

個人的には、人間は経験数が多い項目に対しては、最悪を考慮して慎重になるのに対して、経験数が少ない項目に関してはどうしても成功体験に引きずられて甘い見通しを立て易いと考えていて、経験数の少ないものの代表としては、戦争や人生そのものが挙げられ、恋愛は人によって経験の度合いが異なる傾向があります。

一般に、愚者は滅多に経験しない戦争での勝った記憶に引きずられて甘い見通しを立て易いのに対して、賢者は歴史に学ぶことによって経験数を増やして冷静で的確な判断が可能になるもので、ビスマルクの言葉はそう解釈することが可能だと思います。

そこでTK氏ですが、恋愛に関しては、経験を重ねてようやく聖母的なタイプのところへ落ち着いたと思いきや、生き方に関してはピークの時代の成功体験からとうとう離れられなかったのかと思うと、気の毒だけどやっぱりダサいと評価するしかないような感じがします。
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どや様 (NAL)
2008-11-06 23:59:22
>日本人を律するものは美意識である

武士はくわねど的美意識ってたしかに日本人らしい気がしますが、やせ我慢をダサいとする風潮のほうが強い昨今、「ダサさ」=そんなことすんのかっこわるいやん、という感覚がどうもものすごく階層化されて微細に分解されズレてしまってる気がします。

たしかに犯罪はダサい、カッコ悪いものだったはずなのですが・・・

>考え方も生き方も岐路での選択も破滅の仕方も、一言で言えば死ぬほどダサい。
コミュニティ外をメチャクチャに攻撃する反面、
仲間内にはものすごく甘い、モラルハザードな傾向は見知らぬネットご近所
で発動している気がします。
で、親身になって「それは間違ってる」と指摘することはダサい、
真剣はダサい、熱いのはダサい、マジになるのってダサい・・・
バレなければクール、で、確信犯が増える麻痺した悪意。

経験値と成功事例の関係性、興味深く拝見しました。
それは確かにめっちゃ言えてますね!
この件に関わらず真理だと思いました。

誰もが歌えるヒット曲にはそれなりに意味も価値もあると思うのですが
自らが著作権の二重販売という形で、
自らの過去を否定してしまった印象があります。
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