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打ち合わせが午前中で終わったので、1週間ぶりにヒルズへ。
念願のラファエル前派展を観て参りました
(皇后様効果か、平日×会期終盤なのに思ったより混雑しておりました;)。
ミレイの「オフィーリア」との再々会も嬉しかったのですが、一番の目的はメインビジュアルにもなっているダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの「プロセルピナ」。すでに行かれたコミュのお友達からも「ダンテの部屋がすごい」と聞いていて楽しみにしていました。
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今回の企画展はラファエル前派内の人間関係にもフォーカスをあて、個々の絵画の舞台裏にも迫っていますが、中でもロセッティはモリス夫人ジェーンとの三角関係が有名。その関係をプロセルピナになぞらえた設定がちょっと決まりすぎて(まさにラファエル前派的コンセプトなのだけど)絵に集中しきれなかったのでした;素敵なのですけど。。。
一方で、前から大好きだった「ベアタ・ベアトリクス」は亡くした妻・シダルへの思い・祈り・懺悔が画面からあふれてくるようで、目を離すことができず胸が苦しいほどでした。ロセッティの作品の中でも別格だと感じます。
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周辺作品も含まれているわりには大好きなウォーターハウスがなかったり、ちょっと残念ですが、「ラファエル前派ってどういう活動?」ということがうまく集約されていたように感じます。時代背景=進化論の影響など=も興味深かった。
他にもダイスの風景画(子供の顔がモロ肖像画なのがコラージュみたい)
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グラフィカルで楽しい「ダンテの愛」(思わずクリアファイルを複数枚買ってしまいました;どこかヘンリー・ダーガーっぽい???)など、お気に入りも発見できました。
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以前三菱一号館美術館の「ザ・ビューティフル」で、ラファエル前派から発展していった唯美主義を堪能しましたが、比較して、ラファエル前派は「若さ」だけが持つ&許される・“まっすぐな渾沌さ”のようなエネルギーを強力に感じつつ。このあたり映画化したら面白いかも。
おまけ:
クレーム デ ラ クレームのシュークリーム。
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正直なところ、大昔に食べた家庭教師のお姉様の手づくりシュークリームに勝るものにはいまだ出会えず(子どもの時の味覚体験には勝てない)、でも最近では西荻窪のキイチゴのが好きかな~。
関連:
三菱一号館美術館/ザ・ビューティフル-英国の唯美主義1860-1900