鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

イミゴト

2017-06-09 00:00:17 | フリーゲーム(ホラー)
「イミゴト」
探索ホラー・逃げ有り・シリーズ集大成
制作者:いるあんこ様(iruanko's room

====================

「ネガイゴト」から始まった、同世界観のシリーズものの集大成ともいえるゲームです。
「ネガイゴト」「ヒメゴト」のそれぞれのキャラの話が絡んできますので、できれば過去作をプレイしてからのほうが、より話が楽しめるんじゃないかな~と思います。

今作の主人公は「ヒメゴト」「ジギ」でお馴染みの、ツバキとディア。
一作ごとに年齢を重ねて成長してきましたが、今作はさらに大人になり、ツバキはより美しく、ディアは長身のイケメンになりました。
もともとは「義母」と「息子」として暮らしてきた二人。
けれど、時間が経つにつれ、何やらその関係性も微妙なことになっているようで…?

決して消せない過去の疵。罪の意識と狂気に苛まれるツバキ。
夜ごとに見る恐ろしい悪夢は、果たして誰の殺意と呪いによるものか。



「神様」や「親殺し」という独特なテーマもさることながら、美しいグラフィックがなんとも怪しく魅力的~
時々出てくる一枚絵も芸術的で、思わずじーっと見つめてしまう。
あまりサブカル臭がしないので、ヲタ気質のない一般の子にも人気が出そうなグラですわー。

そして、その美しい絵で語られるのは狂気の世界。
ツバキの正気を失っていく過程が、とても丁寧に作られていて良かったです。
いやぁ、「疑念」って本当に恐ろしいわ。すべてが信じられなくなってしまう。

そもそもは、自分で自分を信じられない思いが、裏返って外へ向く感じ…自分を責め続けている心が「人がみんな自分を責めている」にすり替わる感じ? すごくいい描写だったと思います。

作中、ツバキを着々と追い詰めていくディアの、あのどうしようもない不安定さは、やっぱり父親の血なんでしょうねぇ…
ただ、彼は設定見たらまだ16歳(!)なので、仕方ないともいえる?
無表情にいろいろやりながら、心の中では途方に暮れていたのかと思うとなんとも可愛いキャラでした。

そして今作のキーパーソン。カリンちゃん。
彼女なくして、トゥルーエンドはありえない。
最重要人物であるとともに、凄く性格の良い可愛い子でした。
トゥルーでは、ある意味お邪魔虫にも見える立ち位置なんですが、正直、ディアとツバキだけにしておくと、常に二人きりで閉じこもり、煮詰まってドロドロに濃くなりすぎてしまうような気もするので…
二人にとっては一番必要で、大事な存在なのかもね。

終盤出てくる嫁に逃げられたあの人…相変わらず掴めませんね…
トゥルーではツバキの真面目さに救われました(たぶん、優しさではあるまい…)
過ぎた力さえ無ければ、割と普通レベルのだめんずではないかと思うので、いろんな意味でやりなおせるといいですねぇ…

そしてそして、トゥルーのラストに出てくる金髪娘。
この子も美人になりました。
いるあんこさんの作る女の子はみんな強くて優しくて可愛い。



全体に、心理描写がすごく繊細で深くて説得力があると思いました。
プレイしながら「ああ、だからこういうことになったのね」とか、「こういうことがあったから、ここでこういう行動に出てしまうのね」とか、きちんとパズルのピースがハマるみたいに組みあがっていて齟齬が無い。面白いゲームでしたよ~

内容は、どちらかというと女性向け。
とはいえ欝描写や化け物のグラフィック、やや難易度高い逃げなど、シナリオ以外の部分にも力を入れて作られてますので、興味のある方はぜひどうぞ!

あ、その際は…もしよければ、前作「ネガイゴト」「ヒメゴト」からプレイするのをお忘れなく~


PIERROT+

2017-06-08 00:31:10 | フリーゲーム(ホラー)
「PIERROT+」
探索RPG・異形のサーカス・二周目が本番
制作者:WISH様(DREAM WISH

============

初版は2006年公開。それに追加要素を加えた「+版」が2010年公開です。
今まで未プレイだったので、DLサイトでレビュ上げされていたのを切欠に今回遊んでみました。
や、ハイボリュームで面白かったわー!
昔のゲームって作れる人が限られていただけに、凄いの多い気がするな…
他とは似ようも比べようもない、独自の世界観を持ってる人が多かったっていうか。

ともかく作品紹介ね。


祖父が大事にしていた、意志を持つ人形「アンティーク」。
普通の人には聞こえない筈の彼女の声が、セイジには聞こえると知った祖父は、アンティークをセイジに託してこの世を去った。
やがて大人になったセイジは、アンティークとともにサーカスの人形遣いとして働くことに。
しかし入団して数日後、なぜか団長に逆らったものが制裁を受ける「ピエロゲーム」の標的にされてしまう。
団長にはまだ一度も会ったことさえなく、狙われる心当たりが全くないセイジ。
おそらく何かの間違いだろうと団長に直談判しようと試みるが…?
ピエロゲームの標的を殺そうと付け狙う団員達をかいくぐり、セイジは生き延びることができるのか。


ゲームが始まった、と思ったら、何が何だかわからないうちに命を狙われる超展開。
なのに不思議と突っ込む気になれないのはサーカス効果でしょうかね~
意志ある人形、不老不死の団長、老いないピエロ、子供を殺す巨人、足を切られた人魚、ブリキの体を持つ女、首を狙われる踊子、団長の手駒である死神、殺人ゲーム。
レイ・ブラッドベリの時代からずっと、サーカスは昏く妖しく、現実と非現実の狭間に位置づけられ人々を魅了し続けている、ホラーファンタジー好きにはたまらないモチーフです。
現実味のない異様な世界は「サーカス」という非現実な環境によって補完され、不思議な説得力でプレイヤーをグイグイ引き込んでいきますので、お覚悟をば~

エンディングは、初回はバッドとトゥルーエンドの二種。
攻略はググると出てきます。
作者様のところにヒントもあった…はず。

この二つのエンド、どちらか片方だけでは謎が残る仕様ですので、ぜひとも両方見てください。
そして、二つのエンドの最後に表示されるパスワードをそれぞれメモしたら、二周目へどうぞ!

二周目…と言いながらも、かーなーりー展開が違うのに驚くと思います。
一周目の時の攻略がアテにならない部分も多いんですよねん。 
なにしろ一周目のとあるステージを、二周目ではまるまるすっとばしてる箇所があるので…そこで手に入るはずの鍵が足りなくなるー!と、最初ひたすら焦りました。
(ちゃんと別なところで手に入ります)

二周目はアンコール。そしてグランドフィナーレ。
ある意味こちらが本番ともいえる作りで、まさしく一作で三度美味しいゲームでした!

5人の幹部たちは、全員に魅力があるだけに、どのエンディングも切ない気分になりますが…
でも、無理矢理ハッピーエンドにするわけにはいかない物語ってあると思うし。

巻き込まれたビッグとセイレーン、リアラもさることながら、生まれた時から試練続きのコウとアオイには、幸せになって貰いたい気もしたけどね~;
悲劇の幕引きの後、エンドロールに出てくるキャストグラフィック…幸せそうな彼らの姿に胸熱でした。


二周目ラスボス戦では、この5人の中から二人、仲間に加えて戦えます。
ただこの5人…コマンド入れられなくて、オート戦闘なのが問題で。
リアラは回復が使えるはずなのに、なかなか思うときに使ってくれないし、セイレーンは体力がちょっと。
ビッグは状態異常が効きすぎて…そしてコウ、お前は怠けすぎだ!!
唯一マトモに戦ってくれるのはアオイだけでした。

アオイ以外はみんな難ありなので、攻撃力重視で二人選んで操作キャラは回復と補助に回るのがいいかも。
私は最終的にアオイとコウで倒しました。
コウ怠けてばっかだったけど!


久しぶりに時間を忘れてプレイしました。
まだ未プレイの方がいましたらぜひどうぞ!
面白かったですよ~




…開発室でのコメントにあった「セイレーンにメチャクチャ怒られるコウとアオイ」がツボすぎる…
想像できるところがまたおかしいww


死印

2017-06-07 06:21:34 | 商業ゲーム(コンシューマ)
死印
ホラーADV・PSVITA・CERO-D

========================
VITAのコンシューマでーす。
パッケージ一目見て、何かコレ良さそう!と予約したんですが、案の定面白かった!
商業ゲーとしては、シナリオボリューム&システム的にはもう少し!な部分もあったけれど…まあ、携帯ゲーム機用のソフトは容量的にも短くなってしまうものだし。
とにかくホラーのイノチ!であるグラフィックが良かったですからね~
お値段的に考えてもほぼ満足でございますぅ。

ざっとあらすじを説明しますと。

自分に関する記憶を全て失って、とある洋館の前に立っていた主人公。
館に入ると、待っていたのは館の主…九条サヤの異様な死体と喋る西洋人形だった。
西洋人形はメリイと名乗り、主人公が記憶を失ったのは、手首にある呪いの痣…「シルシ」のせいだという。
怪異によってつけられた、その「シルシ」は、徐々に人間の記憶を蝕み最後には命を奪うもの。
それを消すためには「シルシ」をつけた怪異の謎を解き、斃さなければならないと。

次々と館を訪れる「シルシ」を刻まれた人々…「印人(シルシビト)」たちとともに、主人公は数々の怪異と出会い、立ち向かっていく。

…って感じでしょうか。
基本は同行者を1人選んでから各ステージを歩いて探索。時々選択問題。
間違えて死んでも、直前からやりなおせますので、ゲームとしては特に難しい部分はないっす。
戦闘シーンも手持ちアイテムから正しいものを選ぶのみなので、アクション下手さんも安心?して遊べます。

背景グラフィックが良かったですね~、それにキャラクターたちのリアルめの造形も合ってる。
ただ、メリイをはじめとした一部の少女キャラは、アニメっぽい感じでやや違和感…
あと、怪異も、怖いというよりコミカルなものがチラホラ。
花彦くんは最初に出会う怪異だから怖くなくても仕方ないとして、「くちゃら花嫁」のグラはあまりにも……;
くちゃらはカバー絵の雰囲気良かったし、シナリオも面白かったぶん期待値が大きかったんだなぁ。
出てきたときは「えー、これなの?」って思ってしまった。

シミ男の「怖い」っていうより「忌まわしい」造形は好きでした。
観音兵も、ほー、コレどうなってるんだ?と、しみじみじっくり眺めてしまう良い怪異。
ずう先生は……存在自体がギャグだよね??

印人たちは、みんなそれぞれ個性的ではあったんですが、もう少し会話が欲しかったなーと思います。
イベント以外の雑談要素があまりなく、ほぼダンマリで進むので…誰を連れ歩いても同じ印象。

印人は一つの怪異につき2~3人現れるんですが、一回に連れ歩けるのは一人だけっていう設定もツラかった。
一部のイベントは、特定の同行者でしかクリアできなかったりするので、いちいち入れ替えで館に帰るのが面倒なのだ~。
それに、車で行くのが前提な距離感覚のマップで、一晩に行って帰ってを何回もやるのはちょっと現実的でない。
一つの怪異を無理矢理一晩で収めずに、何日かかけてじっくりプレイしたかった。

また、イベントで同行が必要になる人以外は下手すると空気扱いになってしまうので、それぞれに見せ場があったら嬉しかったかも。
私は初回プレイ時、小学生男子と病弱な医者を最後まで使いませんでしたっす。
…元刑事もほとんど使わなかったなあ…意味ありげな登場をしてきたし、主人公とも仲良さそうだったから、もっと話に根本的に絡んでくるかと思ってたのに、リタイア早くてびっくりよ…


悩みそうな部分はいくつかあるものの…基本は選択制だし、死んでもやりなおしが簡単なシステムだし。
すでに攻略WIKIもできてますんでね~、詰まりはしないと思います。
基本は探索と予習復習。手に入れた資料にはしっかりと目を通しておこう!

ちなみに、私は二章で「特定のキャラでないと通れない道」を一つ見落としてしまい、なかなか怪異を倒せませんでした。
あとわかりにくかったのは、ずう先生の、テスト合格後の手順かな…
先に壁を壊せるところを見つけちゃったがために、答案用紙を使う場所で混乱。
蛇がいっぱいいると言えばここだろう!と思ったら違いました。もう一か所ありました。
ここはフラグが立たないと起きないイベントなので、合格してから理科室をもう一度じっくり調べませう。


PS Vita『死印』第2弾PV




ナイトメアと吸血鬼の古城

2017-06-02 09:37:06 | フリーゲーム(ファンタジー)
ナイトメアと吸血鬼の古城
ダークファンタジーRPG・「スンッ!」
制作者:エイジ・エジェネスタ様(Twitter

=======================

探偵シャーロットに吸血鬼退治を依頼された傭兵・メアリー・リアが、棲家の古城に挑む話です。

今までは明るめの色彩とコロコロしたキャラクターで、パズルとかクイズとか…どちらかというとゲーム色の強いものを作っていた作者様ですね…
今回はちょっとカラーを替えて、暗めの世界観&等身の高い操作キャラ、そしてドラマ性のあるシナリオを作ってくれました。
うん、いいね、こういうの好み。

短編ではあるものの、雰囲気良くて面白かったです。
ムービーの挿入も操作感を損なうほどではないし、キャラの声も合ってたし。
オボロは見た目かっこいいのに、中身があまりにも素直で単純すぎてかわいかった~


RPGとしては少し特殊なシステムなのが「レベルアップ&スキル」
経験値にあたる数値「ポイント」を割り振って、レベルアップしたり、スキルを覚えたりするんですが、これ、古城にある機械を使えば、いつでも自由に割り振り直すことが可能です。
古城の中に配置された敵は無限沸きせず、一度倒したらもう出てこないので…経験値にあたる「ポイント」も、上限が限られているんですよね。
この「ポイント」を、戦う敵の特徴を考えながら、毎回割り振りなおしてカスタマイズし(例えば魔法に弱い敵なら魔法スキルを中心にするとか)進んでいく感じになります。

ただ、それほどシビアな難易度でもないので、気軽にいろいろ試してみるといいかも?
回復アイテムは探索で少しだけ手に入りますが、多分使わない…私は一個も使いませんでした。

後半の敵はバフデバフを多用してくるため、解除ばかりにターンを喰われてなかなか攻撃できず『イラッ☆』とするかもしれませんが、MPをいくらでも回復できるスキルや、毎ターン少量回復スキルなど、便利でチートなスキルを使えば、時間はかかっても大体なんとかなる…はず?

ちなみに、私がラスボスを倒した時は、レベルは6まで上げて、それ以外のポイントをスキルに振りました。
クリアーとリゼイター、HPSP回復スキル、オートスキル二種はあると便利。あとはお好みで。




これ、シャーロットを動かして探索謎解きゲーとかもやってみたいですね~…


シキヨク-夢魅テルは夢見てる-(第4話 シザーガール通り魔事件)

2017-06-01 17:36:34 | フリーゲーム(ゲームマガジン)
シキヨク-夢魅テルは夢見てる-(第4話 シザーガール通り魔事件)
電ファミニコゲームマガジン・連載ADV
制作者:アイムシアン様(ImCyan

=======================

ホラーゲームに対する感想としてはアレですが、今回も爆笑させていただきましたシキヨク!
初回とは、かなり方向性も趣も違ってきましたが、作者様は一体どこを目指しているのでしょうか…
しかし、はっきり言えるのは、これはこの方しか到達できない境地だということです。
個性的な新キャラも増え、ますます↑↑アガる↑↑ばかりの勢いを、どうぞお楽しみください。

前回、ルナとキラ先輩にほぼ見捨てられた感のあるテル。
もうホスト業からは足を洗おうとしますが、ルナと先輩が仲良く結託しており辞められません。
また、店ではホスト失踪事件の犯人・由里までが事務員として働いており、テルに、責任とってね♡などと囁く始末。
そうして仕方なく働き続ける日々の中、テルは男の陰部を切り取る通り魔、「シザーガール」の噂を聞きます。
その手口から「霊」の犯行であると察したテルは、ルナとともに事件の解決に乗り出しますが、なぜかキラ先輩が執拗に、自分も「夢」に入ると言ってききません。
一般人には危険すぎる場所、と断ったものの、暴走気味の先輩がそれで引き下がるはずもなく…?


シキヨク見ていていつも思うんですが、キャラの顔がみんなリアルですよねぇ…
龍我さんの片頬だけで笑う感じとか、表情付けも凄い。
あれ?こんな感じのひと、どっかで見たな?とか、実際いそうだな?って気にさせられる顔…
誰かに似ているような、誰にも似てないような…でも親しみのある顔。

この感じは何かアレだ。東方のシリ〇ン等身大の顔を見た時の印象に似てる。
あれも割と「この顔、どこかで…?」ってボンヤリ思う作りなんだな~…
(なんでそんなもん見てるんだって…単なる趣味です。実際には持ってないので安心してください)


さて、話を戻しまして~シキヨク4話!

4話目…と言いつつも、今まで1話完結式シリーズだったシナリオが、今回からは「毎月更新=月刊連載ゲーム・シキヨク」となるということで…キャラたちそれぞれに伏線も張られ、新たな序章と言うにふさわしい回でした。
「色欲」をテーマとするなら、夜の街は最適な舞台。
強烈な面々と一緒に、テルくんがどんな霊と対決していくのか、楽しみですね!

しかし、月イチ連載をゲームでやるって、プレイヤーとしてはとても嬉しいんですけど…作者さん的にはけっこう大変な気がするんですが…大丈夫でしょうかね。
何話分か、大筋を作り溜めてあるのかな? 
なんにせよ無理のない範囲で頑張ってほしいものです。

さてさて、今回は前回に引き続き、ホストクラブD.R.E.A.M.Sを拠点として話が進んでいきます。
あんまり夜遊びしないんで、このへんの用語その他の風俗知識は皆無なんですが、イマドキはこういう感じなんですか…?
なんだかすっかり場慣れして、キラ先輩にジュースなぞ奢って貰っているルナちゃんは、ある意味将来有望そう。

そして新キャラのチェリーさん…こ、濃い…
しかしなぜに源氏名がチェリー。やっぱりついてないんですかね。
ちなみに、つぐのひシリーズ恒例のサイドビューで歩いていくシーンでは、灯りを消すと彼女?の可愛い反応が見られます。

あ、ついてないと言えば、シザーガール。
生前含めて何人も襲ってるっぽいですが、例のパーツって、そんな何本も必要なもの?
…気に入らなかったとか? …サイズ的に??
なーんて、たぶん、生前未練のあった行動を繰り返してるってだけなんでしょうけど。

本名も素性もわからないシザーガールは、出てくるなり殺る気まんまんの良い敵キャラでした。
使うのがハサミ、っていうのがまた怖い。
もともと、厚みのあるものを切る道具じゃないし…切るってか「挟んで断つ」ものでしょう。
あれで切られたら、相当痛そうですねぇ…切り口も押しつぶされてそうだし。

結局、彼女とチェリーさんの関係は、いったいどんなものだったのでしょうか…
孤独を恐れて大金をつぎ込んでも求めていたものは得られず。
彼女が作ろうとしたのは…理想の…彼氏??
…まあ、チェリーさんはある意味、「男」ではないしなぁ…

そして直後の、チェリーちゃんを助けるシーン…
本 気 で 噴 き ま し た。
あの真面目な雰囲気の全てを一瞬で覆す、テルくんの荒業よww
いや、突っ込んで止めるとか庇うより、ずっと実用的かつ有効だとは思うんだけどwww
制作者さん、本当に笑いのセンスありすぎ……;
テルくん本人はいつも大真面目なのに、なぜこうも面白くなってしまうのでしょうか。


なんだかんだと、今回も無事、夢の世界から脱出できましたが…

この話運び。もしかしてレミちゃん、最後のほうで再登場したり…するんでしょうか?
キヤ子の夢はまだ消えていないし、レミちゃんはその中で死んでるから、たぶん現世では行方不明扱い…なんじゃないかと思うんだけど。
まあ、生き返ることはさすがに無いにしても、夜の街で揉まれて成長したテルくんが彼女の霊を救いにいく…って展開はありかもしれない?
っていうかあってほしいな。レミちゃん可愛かったし。再登場希望希望超希望!


そういえば、キラ先輩もワケアリっぽい伏線がありましたね。
彼?の過去も、もしかしたら今後の話で明らかになっていくのかな~




やっぱ今回の締めはこれしかないよな…