鼠喰いのひとりごと

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はぐれボシのミニマ

2017-06-27 17:55:16 | フリーゲーム(ファンタジー)
「はぐれボシのミニマ」
探索RPG・お兄ちゃんと幼女
製作者:鈴華様(Pinklover

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15歳の男の子と8歳の女の子…うむ、実にいい年齢設定ですね!


この作者様の作るものなら、シナリオ面ではまずハズレはないんですが…
今回はゲームシステムも、画面構成?グラフィック?も凝ってて面白かったです。
しかも、初盤でほぼバグ無し。
操作性も…マップアイテムを調べるときに、半キャラ滑る感じがありますが…それ以外は気にならない。
(これ、滑らない設定にすると、あっちこっちひっかかって動かなくなりますしね…)
グラだけではなく、いろんな意味で、とても綺麗に作られたゲームだと思いました。

もともと乙女ADVで名を知られた作者様ですが、今回はRPG。
以前、ちらっと短めのハロウィン系RPGを手掛けられた時、おや?とは思っていたのですよね。
その後またADVを何作かアップされていたので、やっぱりADVのみで行くのかと思っていたら…
まさか、こんな形で超進化してくれるとは。

たとえばADVならADV、RPGならRPGで、一般的な仕様のシステムってあるじゃないですか?
それをそのまま使ってシナリオで変化をつけていくほうが、ずっと簡単で…まあ、早く制作できる?んじゃないかと思うんですよ。実際、それで何作も創っていく方のほうが多いですし。
でも、今作の制作者さんのように、そこから一歩進んで、新しいシステムを取り入れていくタイプの方々は、やはり本当の意味での「ゲーム製作者」なのだなぁと思います。
や、もちろん、汎用性のあるプラグインやマップチップ、サブシステムを作っている方々の協力あってのことではあるのでしょうが。


さてさて、話を幼女に ゲームに戻して!
まずは、ざっくりとあらすじを~

大きなクマ型モンスターの討伐を引き受けた少年・ロエンは、モンスターの痕跡を追ううちに、行き倒れになっている小さな少女を見つけます。
最初は関わりにならないつもりだったはずが、少女・パルシェの独特の喋りと人懐こさに絆され、気付けば森を越えた先の神殿まで同行することに。

ビーストハンターとして、年齢は若くとも世の厳しさを知る醒めた少年・ロエンと、幼い少女の身で見えぬものを見る力を持ち「魂を吸収する」物騒な精霊を連れた精霊術師・パルシェ。
二人はこの短い旅の中で、一体何を見、何を知るのでしょうか…


キャラが相変わらず魅力的^^
パルシェちゃんは、独特の喋り口ではありますが、自分に正直で真っ直ぐな女の子。
ロエンも寡黙な見た目の割に、中身はとても優しくて面倒見がいいのがツボ。
あー子供面倒くさい!と思ってても、気になって世話をせずにはいられないっていうね!
そんなロエンをパルシェちゃんが素直に慕う様子も微笑ましい。
断られるとは微塵も思っていない堂々とした甘えっぷり!
うむ、お兄ちゃんと幼女はかくあるべし。

正直、ゲームとしてはそんなにボリュームがあるわけじゃないんですが、プレイして充実感のあるゲームでした。
たぶん、キャラ切り替えによる視点変更と謎解きのおかげでしょうかね?

ロエンは観察眼が鋭く、ちょっとした崖を上り下りでき、罠を解除でき、間接攻撃ができる…
そしてパルシェは精霊と話せるし、魔法の仕掛けを見つけて動かせます。
この二人の視点を切り替えながらマップを調べて、進んでいく仕様なのですが、マップごとにキャラ切り替えて~調べて~、変化が起きたらまたキャラ切り替えて調べて~とやっていると、案外やること多いのですよね。
あちこちに仕込まれた二人の会話も可愛くて、それを探すのも楽しみの一つ。
この「会話」をどのくらい聞いたかが、実績の一つになってたりしますので、必死に探索しているうちに時が経ってしまいます。

また、キャラを切り替えた時の、視界の変化がキレイでいいんですよね!
切り替えると、ロエンの時に見えていたモンスターの足跡が、パルシェには見えてなかったりするのも面白い。
同じ景色の中にいても、二人はそれぞれ注視するもの・気が付くものが違っていてたり。
それについて作中で「パルシェは上のほうばかり見て地面を見てない」という会話が出てきたときは笑いました。
確かに足あとも黒い球も地面にある…! そして木の実にはちゃんと気づいてた…!
こういう細やかなフォローが、ぽちぽち入ってくるのもさすがです。


戦闘は割とヌルめ~
雑魚モンスターは無理に戦闘する必要はなく、初盤の敵ならロエンの間接攻撃で一発だったり。
ボス敵も、HPが多いわりに、そうオニな攻撃をしてくるわけでもないので
(クエイクの必殺技は、回避のヒントをロエンが教えてくれます)
多少時間はかかっても、倒すこと自体は難しくありません。

ただ…難易度高いのが、クリアに直接関係ない、2種の「お着換えモンスター」。
特定の場所にいる、光る外見の敵シンボルです。これが強い!
わたしはいまだに倒せません。
回復凄かったり硬かったりで、ターン制限超えて逃げられてしまう。

これは普通に戦うんじゃダメっぽいですね…なんとなく戦闘にワザがある…気がする。
実は私、今まで戦闘でカットインを見たことがない(!)ので…
何か条件を積み上げれば、大ダメージをガツンと与える方法があるのではないかな~、なんて?
『風の力で強化』あたりの技がアヤシイ??
まあ、そのあたりは、実況や攻略を待つとしましょうか~…
(作者様のサイトで攻略出ました☆コツは連携なのね…!)

☆形に画面を切り抜いたようなイベントグラフィック、メニュー選択時のキラキラした効果音、敵キャラグラフィックの選択に至るまで、とても可愛く心温まるゲームでした。

この二人の成長した姿を見たいものだ……
素直で心優しいけれど「天然」な精霊術師と、それに振り回されながらも常にフォローする、不愛想なビーストハンター…もちろん美少女とイケメンに育つに違いない!

今まで、こちらの作者様のヒロインは、割と「相手にばかり気を遣う物分かりのいい良い子」が多かった気がするので(ユニ然り、志依ちゃん然り、小夜乃さん然り、ニーナちゃん…は物分かりはともかく、人のために自分のことは後回しにしちゃう子だった)一人くらい、素直に甘えて甘えて甘え倒す子がいてもいいと思うの♪


無敵な幼女がお好きな方はぜひどうぞ~^^
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2 コメント

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Unknown (鈴華)
2017-06-30 21:16:51
こんばんは、鈴華と申します。
作者自身がこういった場に足跡を残すのはどうかと思ったのですが、他に方法が思いつかず…。

このたびは大変ご丁寧なレビュー記事を書いてくださり、ありがとうございました。
細部まで見てくださっただけでなく、貴重なお時間を割いて言葉にしてくださり、大変感謝しております。

前回も「琥珀のハルモニア」の記事を書いてくださったことには気づいておりましたが、無断でリンクをさせて頂いてしまい…、申し訳ありません。
http://pinklover.info/g_a-harmonia/capture.html

お差支えが無ければ、上記リンクの継続とともに、「はぐれボシのミニマ」の紹介ページからリンクをさせて頂いてもよろしいでしょうか。

ご確認をお願いいたします。
他作者様の大好きな作品が沢山レビューされていて、嬉しさも2倍です(笑)
今後のご活動も応援しております。
Unknown (鼠喰い)
2017-07-01 00:53:22
鈴華様、わざわざのお運び有難うございます。
他に連絡手段を用意しておらず、このたびお手数かけてしまい、申し訳ありません…!

リンクの件はもちろんOKです。
こちらも無断で勝手にレビュさせていただいてますのに、文句のあろうはずもございません~
かえってお気遣いいただいてしまって恐縮です。

メイヘンからずっと、鈴華様のゲームを楽しませていただいてます。
明るく可愛い作風ながら、その陰には複雑な感情が見え隠れしいている、深みのあるキャラ作りがいつも素敵です。
鈴華さんの作るヒロインの多くは、とてつもない不遇な育ちであることが多く、それでもなお明るく優しい。
薄暗いところに育つからこそ、ひとは明るくいよう、楽しくいよう、幸せであろうと精いっぱい努力するものなのかなぁ…と感じます。

ミニマはゲーム性も強く意識されていて、キャラチェンジによるアクションの違いも、愉しませていただきました~
そして個人的にツボだったお兄ちゃんと幼女!
ご馳走様でした。堪能させていただきました^^

またすぐに次…というわけにはいかないとは思いますが、次作も楽しみにしています。
コメントありがとうございました。

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