鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

地球の形見

2017-12-11 11:25:34 | フリーゲーム(SF)
「地球の形見」
SFアクション・地球が滅亡した謎を解け
制作者:りろりんと様(夢中になる何か

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やっとクリアできましたぁ!

最初にDLしたときは、難しく感じて断念してしまったのですが…
その後、この作品の登場キャラを主人公にした、同世界観を持つゲームが公開されたこともあり、再度DL・チャレンジ!
無事エンディングを迎えることができました。
難易度?もちろん「易しい」に決まっていますよ!!

何が敗因だったかって…私のプレイスタイル?
このゲーム、一番最初の星に強めのボス敵が配置されており、その時点のレベルと武器では(少なくともアクション下手な私には)倒すのが難しかったのです。
まーべつにその時に倒さなくても、他の星でレベルを上げて強い武器を持って再戦すればいいだけのことだったのですが…私は、基本的に、一つのステージをしっかりクリアしてから次に進みたいタイプ。
このボスを倒してから先に行きたい!と拘って、疲れちゃったんだなぁ…;

ちなみに、このボス「亀騎士」。推奨レベルは30ですが、私が倒せたのはレベル50近く←w
そのくらいになるとさすがにステも武器も強くなっており、遠隔攻撃武器で一回も近づくことなくクリアできました。


ざっくりとシナリオを説明すると…
舞台は、地球が滅びてから10万年後の太陽系。
生き延びた人類は太陽系の他の星へと散らばり、それぞれが独自の文化を持って生活しています。
地球の滅亡の理由は謎に包まれたまま誰も知ることはなく、ある意味「タブー」とされる問題でした。
そんな地球の「形見」であるアイテムを、太陽系の他の惑星で集めてゆくことが、ゲームの目的になります。
主人公の「ミライ」は無口で何も喋らず、一体何者なのか、なぜ地球の形見を集めているのかは、彼を操作するプレイヤーにもわかりません。

「形見」を集めていった先に何があるのか。
それは、プレイした皆様が自分の目で確かめてくださいね~^^

太陽系の惑星をテーマに探索していくSFって、すごく何か懐かしい感じでイイですね~
宇宙開発競争が華やかだったころには、「新発見」の連続で、それまで遠くに見ているだけだった月の様子や、名前だけでしか知らなかった惑星のカラフルな写真に、皆が目をキラキラさせて興奮していたものですが。
最近じゃ「太陽系の惑星」は、SF小説のテーマにも取り上げられなくなっちゃいました。
なにかこう、当たり前な感覚になっちゃったんですかね。

そんなわけでこのゲームの各所に見られる、空に浮かぶ、まあるい惑星のグラフィックに、何かすごくノスタルジーを感じてしまいました。旧き良きSF!

このゲームの見どころは、各惑星の個性豊かな景色とマップ。
雪の降る惑星、水底の惑星、火山と溶岩の惑星などなど。
そこで繰り広げられるスケールの大きい物語はSF好きにはたまるまい。
全く喋らない主人公の代わりに、場を和ませてくれるのは忠実なパートナーロボット。
途中で(無理矢理)仲間になる、ゴーマンで我が道を行く海王星の研究者・キャーロンとの絡みはちょっと面白かったです。

キャーロンはめっちゃ理系って感じの性格で…まあ、ある種の天才なんでしょう…ねぇ。
たぶん身近にいると迷惑極まりないでしょうが、最終的に何かを成し遂げる人ってのはこういうものかもしれません。
ちなみに、同じ作者さんの「クチダケ」は、このキャーロンの学生時代の話です。
両方プレイすると、いろいろ現場を体験し、修羅場をくぐってここまで来たんだな、と、ちょっと感慨深い。

さて、このゲームはもともとアクションゲー。
素敵シナリオだけでなく、豊富な武器と能力値のカスタマイズ、そして各星にいる強敵の撃破などなど、アクション戦闘好きな人にも充分楽しめる要素が満載のゲームになっております。

武器の種類がね…すごく多いんですよね。
それぞれの武器に個別の特徴が設定されていて、攻撃の間合い、溜め時間、攻撃アクションなど細かく違っており、すごく凝ってる感。
ステ振りの仕方によっても、微妙に攻撃力が違ってきたリしてしまうので、性能比較がなかなか難しいゲームでもあります。
数値が弱いからといって使えないとも限らない…攻撃力はメチャ大きくても、溜めと隙が大きすぎて使うのにコツがいる、とか、そういう武器もありますんで。
私的には、多少数値は弱くても、素早く連続攻撃できるやつのほうが使いやすかったな。

ちなみに、私は後半、ほとんど赤い光線剣とアスクレピオスの杖装備でいきました。
赤い光線剣は、面白味はないけど確実な武器。タメで遠距離攻撃もできるのが強み。
そして戦闘苦手な人にはアスクレピオスの杖は神装備です。
この杖さえあれば、ラスボスまでゴリ押しでクリア可能だと思うよん。

詰まりポイントは…うーん?
マップをくまなく探索すれば、形見探しはそう難しくない…
ああ。一か所だけ。拷問部屋みたいなところに並んだ、鉄の処女の中に隠されていたものがあって、それは攻略を見ないとわかりませんでした。

ちなみに攻略wikiができてますので、参考にどうぞ!


たぶん、アクション苦手な人が、このゲームで一番詰まるのは、キー操作の難しさだと思います。
もうチュートの時点で、えっ、こんなのできるかな;と、かなり自信をなくしましたから…;

どんな感じの操作かというと。
SとDとで、二種の武器を使い分け、Aで回復アイテム、Qは衝撃波の発生(敵の攻撃を振りほどくときに便利)
シフトを押しながら方向キーで、ステップと言われる身躱し系の場所移動。
ダッシュは、コントロールキーで空中浮遊移動。けれど、これ、攻撃行動をすると浮遊が解けてしまうので、素早く立ち回るには、攻撃したらコントロールキーを押しなおして移動しなければならない。

…と、まあ、6種のキー操作を、左手で担当するわけ。
普通、ブラインドタッチの場合、左手人差し指はFあたりにあるわけですが。
一番使う攻撃キーは中指と薬指。使用頻度の高いシフト&コントロールは小指…
Dに人差し指を置いてポジ取りしても、うちのマシンはコントロールキーが一番左下にあるつくりなので、いちいちホームポジションを離れないと押下できず…
次に攻撃する時無意識にF連打しちゃったりして、なかなか指の位置が決まらない。
ただでさえ左手担当の動作が多すぎるのに、指の位置が決まらないといちいち目で視認してキーを叩くため、行動が一歩遅れる感が…!

たぶん、指覚えのいい人ならなんでもないのかもしれませんが…ただでさえトロい私にはちょっと…;
「易しい」モードがなければ、クリアは不可能だったかもしれないっす。
ゲームコントローラーって考え抜かれた形なんだな、と、改めて思っちゃったよ。

とはいえ、クリアしてみれば「易しいモードなら、根性があればなんとかなる」設定ではありました。
なので、アクション苦手なかたも、臆することなく挑戦してみてくださいな。


ちなみに私のリザルトはこちら! セーブしすぎ&死に過ぎw
私の場合「うっかり崖落ち」が多いんですよね…;
冥王星で何も考えずに崖際に行ったら落ちて死に、キャーロンにバカにされたのはいい思い出。