鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

ナナシノゲエム

2008-07-16 09:14:00 | 商業ゲーム(コンシューマ)

「ナナシノゲエム」

DS スクウェアエニックス
公式サイト

*****

どうやら、この夏のDSソフトはホラーがハヤリ?
ほぼ同時期に3本出て、しかもそれがぜーんぶ、
廃病院が出てくるという!
それぞれカラーは違うものの…
もう少し舞台設定にバリエ付けて欲しいっすよ。

さてさて、前回の廃屋病棟に引き続き、
ナナシノゲエムをプレイしてみました!

開発モトは、FFやドラクエで、ずっと
ギョーカイを引っ張ってきたスクウェア・エニックス。
初のホラージャンル進出ということで!
前評判も随分高かったみたいで、俄然、期待が高まりますね!

…そのうち、長編感動(?)大作ホラーが、
PS3で開発されるってことも、あるのかなー。
うぷぷ♪楽しみですねぇ~。

****

さてさて、プレイしてみたカンジをば。

先日紹介しました「THE 廃屋病院」と比較しまして。
恐怖度はナナシが断然上。
廃屋は謎解き中心で、まだ「自分が事態をコントロールできる」
感じがありましたが、こちらは、ただただ状況に流されるんですよ!
決められた順路を、ひたすら歩く「だけ」の
バーチャルお化け屋敷って感じ。

説明書にも書いていますが、
物音が聞こえる方向がヒントになったりするので、
ヘッドホンorイヤホンは必須条件。
この音響効果が、また、恐怖感を煽るのよーーー♪ 

しかし! 難を言えば、操作が特殊なので、
慣れるまではすげーイライラする…

やっぱり、DSの画面の狭さは開発泣かせだったらしく、
このゲームでは機械を縦持ちして使うんですね。
で、二つの画面を左右同時に使って、視界を広く確保してるの。
(操作はもちろん、右側でしかできないけどね)

それは斬新だし、面白いと思うんだけど…
この持ち方だと、画面の反射が気になるのよね。
昼間の明るい部屋では、まず見ずらくてできません。
カーテン締め切って、薄暗い部屋ならなんとか…って感じ。
夜に暗闇の中でやるのが最適かもしれませんが、
そんな猛者がそう多いとは思えない…(涙)

そして、基本操作の「移動」がまた面倒くさい。
タッチペンで画面中央をタッチしつづけると直進。
画面の上下左右タッチで方向転換or見回し行為。
ドアを開けるときは、ドアのまん前まで直進し、
ドアに触れると次の部屋へ…と、こんな感じなんですが。

私、直前まで、廃屋病棟やってたぢゃないですか。
だから、調べたいモノの近くまで進みすぎて、
壁に顔をくっつけすぎて視界がまっしろとか、
ドアに近づきすぎて視界が真ッ茶ッ茶とか…

すごく、やりずらかったのねん。

まぁ、それでも、タッチペンだけで全ての操作が
できるのであればまだ良かったんですが…
このゲーム、オバケからダッシュで逃げる時などに、
十字キーとタッチペンのあわせ技が必要なんですよ!!

タテ持ちすると、十字ボタンは右画面の下側に来ます。
日本人は右利きの人が多いので、
大抵の人は右手でタッチペンを持つと思います。
必然的に、本体は左手で支えることになるでしょう。
多分、文庫本を開いて持つみたいに、蝶番部分を持つ感じ。

で…その姿勢で、右手のペンで画面をタッチしながら
本体を支える左手の親指を伸ばして十字方向キーを入れろと…


…手の大きい、男のひとなら、ちゃんとDSを片手で支えつつ、
親指が十字キーまで届くのかもしれない。
でも、私みたいにコドモ大の掌のヒトにとっては、
なかなか大変だったのよぅ(涙)

しかも、走らなければならない局面は、
大概何かが追いかけてくる時です。
逃げ切れなければ殺されてゲームオーバー!

廃墟って、障害物多いよね…細い通路とかさ。
ちょっと角度が違うと、ひっかかって進まなかったりするの!
走って逃げてるときに、ちょっと何かにひっかかって、
なかなか進めなかったりするとめっさ焦る!!

焦って走るとドアやカベに近づきすぎて視界ゼロだし、
走る速度は遅いし、操作はしづらいし…指は攣りそうだし!


…夢の中で、何かに追いかけられて逃げようと思うのに、
カラダが思うように動かなくて、焦って怖くて悲鳴モノ!
…って経験、ありませんか?
1周目のときの私の恐怖は、これに近かったー。
早く早く早く逃げなくちゃ。それなのに、身体が動かない!
その焦りと恐怖!!

…さすがに2周目は、捜査にも慣れましたし、
どこで何が起きるのかわかってる分ラクだったけどね…


プレイ時間は、攻略情報を見つつ進んで半日程度。
初回プレイはビビリが入る分、それより少し長くなるかも?
これも他のDSソフト同様、ボリュームのない短期間仕様ではありますが、
廃屋病棟のときに感じた物足りなさは、感じませんでしたね。
ゲームの中で、7日間という期間を区切ってるせいかな?
その日ごとにステージが違っていて、新鮮だからかな?
(廃病院・閉店後のショップモール・廃屋・トンネル・廃ホテルと、
 肝試しツアーのようなこのステージ・ラインナップを見よ!)


そういえば、このゲーム…マップは広いんだけど、実際は、
そんなにたくさん、イベント起きるわけじゃないのよね。
たいていのマップは、廃墟の雰囲気に慄きつつ、ただ通り過ぎるだけ。
でも、どこから来る? いつ来る? みたいな恐怖感が強くて、
さっさと歩いてけないのよん。
それが余計に、マップの広さを感じさせるというか…

オバケ屋敷とかってそうじゃない? 
実際はそんなに広くも長くもない順路が、恐怖の演出効果で、
すごく長く感じるんだよね。

ナナシは、実際のオバケヤシキとタイアップしたイベントも、
用意されているようで…そのノウハウも取り入れたのかな。
やっぱ、うまいなー、大手さんは。


って、操作性だけでこんなに行数使ってしまったヨ。

実は、珍しくプレイ日記もつけてたんだけど。
それはまた次の更新で~