悪魔の棲む家 2005年
監督:アンドリュー・ダグラス
出演:ライアン・レイノルズ、メリッサ・ジョージ、ジェシー・ジェームズ ほか
公式ページ (ムービースキップできなくてうざいー)
*****
79年に映画化されたやつの、リメイク…かな。
ただ、旧版は、幽霊の姿を出さず、雰囲気で怖がらせる感じの強い映画だったにも関わらず
(…ラスト付近だけはちょっとアレなんですが)
今作は最初っから幽霊出まくり。
しかも、物語は、キングの名作「シャイニング」と被る部分がとても多く、
アレを知ってる人は、変なでじゃぶ感を感じてしまうこと間違いなし(笑)
======
ロングアイランド・アミティビル。
そこに立っている一軒の家は、正気を失った長男が、家族6人を惨殺して以来、空き家となっていた。
土地柄と、家の広さや設備を考えても、破格の値段で売りに出されたその家を1年後に買ったのは、
3人の連れ子を持つキャシーと、その恋人ジョージの4人家族だった。
ジョージは家族の良き夫・良き父親となるべく、努力をかかさない良い男だったが、
この家に移り、彼だけが感じる異常な寒さに悩まされるうち、些細なことに苛々を募らせるように
なっていく。
一方、他の家族もそれぞれに、この家に不気味なものを感じていた。
特に末娘のチェルシーは「クローゼットに住んでいる少女」ジョディという、
見えない友人と親しく話をするようになり、ボートハウスで水に落ちそうになったり、
高い屋根に上って歩いたりと、危険な行動を繰り返す、目が離せない状態となってしまう。
どんどん険悪になる家族の状態…特に、すっかりひとが変わってしまったジョージに心を痛め、
キャシーは神父に助けを求める。
だが神父は、この家に来たとたん、蝿の集団に襲われ、恐怖のあまり逃げ帰ってしまう。
原因は、本当に、1年前の一家惨殺事件なのか?
惨殺事件の犯人、長男のロニーがジョージと同じ行動をし、神父に相談しに来ていたことを知り、
キャシーは図書館で、あの家の歴史を調べ始める。
そこには、更に恐ろしい、ある秘密が隠されていた。
======
つくりが古いぶん、なんか安心して見られるかなー。
幽霊の出方も、そんな怖いって感じじゃないカモ。
ただ、私、一応親ですんで(笑)
ちっこい子供が親のピリピリ感に怯えたり、夜の寝室で恐怖を感じたり、そういうの好きじゃないー。
なんか可哀想になっちゃってね。
最初に怯えながら殺されてしまった「ジョディ」が、ちょーちんあんこうの触手よろしく、
呪いの手先として使われるのも、見ていてムっとする。
何故6人も殺されてるのに、この子だけ家に捕まっているのだ。
狂いゆくジョージは、まさしくシャイニングの、狂いゆく父親と同じ世界。
実際は、自分が単にイライラして八つ当たってるだけなんですが、そこを、
自分は正しいのに、あいつらは全然それを認めないしわかっちゃいない。
馬鹿なやつらだ。だから罰してもいいのだ、と正当化していく感じがコワイ。
(狂っていなくても、こういう摩り替えは日常にあるでしょ。たいていの人、経験あるんじゃない?)
人間を殺すのは人間だ、という言葉が映画の最初のほうに出てくるのですが、
本当に気の利いた名セリフだと思います。
ラストでは、決して愛する人を見捨てないキャシーの行動によって、ジョージは助かるわけですが…
ボートで湖に逃げる、なんて、無茶な選択するなぁ、と思っちゃったよ。
陸路より、短時間で「家」の影響範囲から逃げられると思ったんだろうけど…
ジョージがまだおかしいままだったら、3人子供連れて、水の上であんたたちどうすんの?と。
(ついでに言えば、キャシーが家の歴史を調べたときに、湖の底から死体が山ほど出てきた、
という話があったので、最後に<b>ガバーッ! と来るかと思ったよ/笑)
検索したとき、面白いレビューがあったので、ここでひとつご紹介っ。
すごい面白い。笑える~
「幸福犬の幸せ日記。 悪魔の棲む家」(人気があるのか、ちょっと繋がりづらいみたい)
監督:アンドリュー・ダグラス
出演:ライアン・レイノルズ、メリッサ・ジョージ、ジェシー・ジェームズ ほか
公式ページ (ムービースキップできなくてうざいー)
*****
79年に映画化されたやつの、リメイク…かな。
ただ、旧版は、幽霊の姿を出さず、雰囲気で怖がらせる感じの強い映画だったにも関わらず
(…ラスト付近だけはちょっとアレなんですが)
今作は最初っから幽霊出まくり。
しかも、物語は、キングの名作「シャイニング」と被る部分がとても多く、
アレを知ってる人は、変なでじゃぶ感を感じてしまうこと間違いなし(笑)
======
ロングアイランド・アミティビル。
そこに立っている一軒の家は、正気を失った長男が、家族6人を惨殺して以来、空き家となっていた。
土地柄と、家の広さや設備を考えても、破格の値段で売りに出されたその家を1年後に買ったのは、
3人の連れ子を持つキャシーと、その恋人ジョージの4人家族だった。
ジョージは家族の良き夫・良き父親となるべく、努力をかかさない良い男だったが、
この家に移り、彼だけが感じる異常な寒さに悩まされるうち、些細なことに苛々を募らせるように
なっていく。
一方、他の家族もそれぞれに、この家に不気味なものを感じていた。
特に末娘のチェルシーは「クローゼットに住んでいる少女」ジョディという、
見えない友人と親しく話をするようになり、ボートハウスで水に落ちそうになったり、
高い屋根に上って歩いたりと、危険な行動を繰り返す、目が離せない状態となってしまう。
どんどん険悪になる家族の状態…特に、すっかりひとが変わってしまったジョージに心を痛め、
キャシーは神父に助けを求める。
だが神父は、この家に来たとたん、蝿の集団に襲われ、恐怖のあまり逃げ帰ってしまう。
原因は、本当に、1年前の一家惨殺事件なのか?
惨殺事件の犯人、長男のロニーがジョージと同じ行動をし、神父に相談しに来ていたことを知り、
キャシーは図書館で、あの家の歴史を調べ始める。
そこには、更に恐ろしい、ある秘密が隠されていた。
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つくりが古いぶん、なんか安心して見られるかなー。
幽霊の出方も、そんな怖いって感じじゃないカモ。
ただ、私、一応親ですんで(笑)
ちっこい子供が親のピリピリ感に怯えたり、夜の寝室で恐怖を感じたり、そういうの好きじゃないー。
なんか可哀想になっちゃってね。
最初に怯えながら殺されてしまった「ジョディ」が、ちょーちんあんこうの触手よろしく、
呪いの手先として使われるのも、見ていてムっとする。
何故6人も殺されてるのに、この子だけ家に捕まっているのだ。
狂いゆくジョージは、まさしくシャイニングの、狂いゆく父親と同じ世界。
実際は、自分が単にイライラして八つ当たってるだけなんですが、そこを、
自分は正しいのに、あいつらは全然それを認めないしわかっちゃいない。
馬鹿なやつらだ。だから罰してもいいのだ、と正当化していく感じがコワイ。
(狂っていなくても、こういう摩り替えは日常にあるでしょ。たいていの人、経験あるんじゃない?)
人間を殺すのは人間だ、という言葉が映画の最初のほうに出てくるのですが、
本当に気の利いた名セリフだと思います。
ラストでは、決して愛する人を見捨てないキャシーの行動によって、ジョージは助かるわけですが…
ボートで湖に逃げる、なんて、無茶な選択するなぁ、と思っちゃったよ。
陸路より、短時間で「家」の影響範囲から逃げられると思ったんだろうけど…
ジョージがまだおかしいままだったら、3人子供連れて、水の上であんたたちどうすんの?と。
(ついでに言えば、キャシーが家の歴史を調べたときに、湖の底から死体が山ほど出てきた、
という話があったので、最後に<b>ガバーッ! と来るかと思ったよ/笑)
検索したとき、面白いレビューがあったので、ここでひとつご紹介っ。
すごい面白い。笑える~
「幸福犬の幸せ日記。 悪魔の棲む家」(人気があるのか、ちょっと繋がりづらいみたい)