(CNNニュースより)
ガザ交戦開始後の死者、過去15年の総数の約3倍 国連女性機関
国連女性機関(UN Women)は21日までに、パレスチナ自治区ガザ地区で今なお続く軍事衝突による死者数は、同地区での過去15年間における犠牲者総数の約3倍に相当する水準になったと報告した。
データは19日公表されたもので、イスラエル軍とガザ地区のイスラム組織「ハマス」の交戦が昨年10月7日に始まった以降の死者は2万4620人以上とした。この数字は、ハマスが実効支配するガザの保健省の発表内容を反映している。
同機関は今回の報告書で、特に交戦で女性が受けた被害に焦点を当て、10月7日以降の犠牲者の約7割は女性か子どもと指摘。ガザでは1時間ごとに母親の2人が殺されている計算にもなると主張した。
ガザ市の2カ所にあった女性専用の避難施設も今や閉鎖され、女性住民は十分な水の確保や月経時の衛生対策も事欠いているとした。また、通信網の遮断や停電も多発し、性暴力の防止活動にも深刻な支障を及ぼしているとした。
ガザで居住先を追われた住民は総人口の約85%にあたる約190万人に達しているとされ、国連女性機関はこのうちの約100万人が女性や子どもと推定している。
米国民はイスラエルのガザ戦争を終わらせるよう呼びかけている
(peoples dispatchの記事)
The people of the US call for an end to Israel's war on Gaza : Peoples Dispatch
ピープルズ・ディスパッチは、400,000人がパレスチナのために行進したワシントンDCの街頭で行われました。人々は、即時停戦とイスラエルのガザに対する大量虐殺戦争の終結を要求するために、米国全土から集まった。
退役将軍の主要閣僚がネタニヤフ首相批判、ガザ作戦の「真実を語っていない」と
イスラエル戦時内閣の主要閣僚が19日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相について、パレスチナ自治区ガザ地区での軍事作戦の目標について真実を述べていなかったと批判した。
ネタニヤフ首相は18日、ガザ地区での紛争の終結後にパレスチナ国家が樹立されることには反対だと、アメリカに伝えたと明らかにした。また、ガザでの攻撃を「完全勝利まで」続けると述べた。
これに対し、退役将軍の閣僚ガディ・エイゼンコット氏はイスラム組織ハマスの「完全な打破」を掲げる人々は、「真実を語っていない」と発言。
また、ネタニヤフ首相には10月7日のハマスによる襲撃からイスラエルを守れなかったことについて「明確な責任」があり、現在政権には「全く信用がない」と述べ、解散総選挙を求めた。
エイゼンコット氏はかつて、イスラエル国防軍の参謀長を務めた。また、息子が今回の地上作戦で死亡している。
ネタニヤフ首相とヨアヴ・ガラント国防相はほとんどお互いに口をきいていないと報じられるなど、イスラエルの政権内でも緊張が広がるなか、イスラエルと西側の同盟国の溝も深まっている。
この紛争で多くの死者が出るなか、イスラエルの同盟国は、永続的な和平を実現する唯一の方法として、長らく脇に置かれてきた「2国家解決」案の復活を求めている。
だがその発言からは、ネタニヤフ氏がまったく逆のことを望んでいることを示している様子がうかがえるようだ。ネタニヤフ氏は自分の路線が、いずれドナルド・トランプ氏が米大統領に返り咲いたあかつきに、その政権の方針に近いものとなることを、まぎれもなく望んでいる。
そもそもネタニヤフ氏はこの米大統領選の年に、かねて親しくしているトランプ氏がイスラエル支持の有権者にアピールできるよう、あえてこのタイミングで「2国家解決」を否定する発言を、応援材料として提供した可能性もある。
イスラエル国内では、首相への支持は下がり続けており、ネタニヤフ氏は政権を支える極右勢力への依存を強めている。
最近の世論調査によると、紛争後もネタニヤフ氏に首相を任せたいと思っているイスラエル人は、わずか15%にとどまった。
多くのイスラエル人がハマスに対する軍事作戦を支持し続けているが、実現不可能かもしれないハマス壊滅という不目標より、残る人質の帰還を優先させるよう望んでいる。
しかし、ネタニヤフ首相は、反パレスチナ的な強硬姿勢に政治的存続を賭けているようだ。
在任中にイスラエル史上最悪の攻撃が起きた今、ネタニヤフ氏はもはや自分を「ミスター安全保障」として売り込むことはできない。
ネタニヤフ氏は今、「ミスター反パレスチナ独立」だ。首相への愛想が尽きつつあるとはいえ、隣にパレスチナ国家が存在することにトラウマを抱いているこの国の世論と、自分の立場が一致すると信じているのだ。
(BBCニュースより:動画あり)
イスラエル入植者がライフルでパレスチナ人を脅す ヨルダン川西岸、学校は破壊され
パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区では、イスラエル人の入植者が大勢でライフルを手に、近隣のパレスチナ人を威圧する事態が起きている。
中には、脅されたパレスチナ人が出て行った村で、学校などの建物がブルドーザーで破壊された現場もある。
BBCのジェレミー・ボウエン国際編集長が西岸地区の各地で取材したところ、パレスチナ人は一様に、ガザでの戦争が起きて以来、イスラエル人入植者は前より強力な武器を持ち、前より好戦的に自分たちを脅すようになったと話す。
ガザでの戦争を機に、西岸地区からパレスチナ人を追い出そうとする動きが強まっていると、同地区のパレスチナ人は恐れている。
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