住みたい習志野

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なぜこの時期に習志野版Go Toキャンペーン?市民から疑問の声(その1)

2021-02-24 21:07:40 | 新型コロナ

緊急事態宣言が出されているのに習志野市はGo Toキャンペーン?

緊急事態宣言が出されている中なのに習志野市役所が「dポイントキャッシュレスキャンペーン」という、「習志野版 Go Toキャンペーン」を展開していることに、市民から「大丈夫なの?」と疑問の声があがっています。

衝撃の50%還元!!使って安心♪習志野市でキャッシュレス生活キャンペーン 習志野市ホームページ (narashino.lg.jp)

このキャンペーンに疑問を持った市民の方が 1月29日宮本市長に質問状を出し、2月17日付けで市長から回答が送られてきたそうです。

(市民から宮本市長への質問状)

           2021年1月29日

習志野市長 宮本泰介 様

市の施策について疑問があり、問い合わせます。

1月21日東京新聞千葉版に

「d払い」の買い物最大で50%還元
習志野市 来月から(NTTドコモとキャッシュレス推進の連携協定を締結)

とあり、キャンペーン事務局に問い合わせたところ、

「スマホを持っている方が市内中小店舗最大450見込み(大型店、チェーン店舗を原則除く)で買い物をすると、1日あたり支払いで(最大4,000~5,000円で)最大2,000ポイントが付き、期間中(3月末まで)の上限は10,000ポイント。事業費は5千万円(国からのコロナ対策特別交付金)」ということでした。

今一番大変なのは、新型コロナウィルスの支援ではないでしょうか?

なぜ、今キャッシュレス推進が必要なのでしょうか?

千葉県も緊急事態宣言対象になっています。
飲食店、医療関係者、ひとり親の方等、大変なのです。
弱い人を助けることは政治の責務だと思います。

優先的に支援を考えるべきではないでしょうか?

具体的には、時短の飲食店にたいする店舗家賃補助・助成、医療関係の方への援助、PCR検査費の補助―高齢者・基礎疾患のある人、保育所・幼稚園・こども園や公立小中学校勤務者、障がい者介護・福祉サービス従事者の検査補助等が考えられます。

市の施策では、スマホのない方には使えません。不公平です。

市外の人も利用できる、ということでしょうか?緊急なんでしょうか?

なぜこのような施策を専決事項で行ったのか教えてください。

前回のような「私にも感情があります」のような返答はしないでください。
(編集部より)
この「私にも感情があります」については、以下の投稿をご覧ください。
「他市のようにコロナ対策に動いて欲しい」(市民の要望書)に「私も”感情”があります」(市長回答) - 住みたい習志野

追伸
1.広報にも新型コロナウイルスのことがあまり出ていません。
  感染リスクが高まる注意行動をくりかえし載せることが大事だと思います。(緊急事態宣言についても出ていません)

2.市役所の出入り口(2か所)にスタンド式体温計を置いてください。(安全安心のため)


これについて20日後の2月17日付で宮本市長から以下の回答が送られてきたそうです。

皆さんはどうお考えでしょうか?
⇒次の投稿「なぜこの時期に習志野版Go Toキャンペーン?市民から疑問の声(その2)」を引き続き、ご覧ください。

 

 

コメント (3)
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なぜこの時期に習志野版Go Toキャンペーン?市民から疑問の声(その2)

2021-02-24 19:24:07 | 新型コロナ
  • なぜこの時期に習志野版Go Toキャンペーン?市民から疑問の声(その2)

    「なぜこの時期に習志野版Go Toキャンペーン?市民から疑問の声(その1)」という前回の投稿のつづきです。市民の方の質問状への市長の回答について中身を見てみたいと思います。

①緊急事態宣言が出されているこの時期に、なぜ「不要不急」の外出を促進するキャンペーン?

市長の回答
「市内におけるキャッシュレス決済の推進・浸透を図ることにより、コロナ禍においても、不要不急の外出には該当しない必要なお買い物を、市民の皆様が安全に安心して行える環境を構築すべく、本キャンペーンを実施

疑問点
緊急事態宣言が出されているのに「ここでコロナの拡大を抑えなければ」という緊張感がまるでない。今回のキャンペーンで感染が広がっても「あとは野となれ、山となれ」という事なのでしょうか?
市長は、このキャンペーンで市民が「不要不急の外出には該当しない必要なお買い物」しかしないはずだ、と何の根拠もなく言っていますが、このキャンペーンをやれば、市民は当然、「市役所がドンドン買い物に行って」と言ってるんだから、と「不要不急」の買い物も含めて街に繰り出し、「密」な状況になることは明らかです。

②スマートフォンを持っていない人は使えないので、不公平

市長の回答
スマートフォンの保有率が、クレジットカードや電子マネーの保有率と遜色ない水準である

疑問点
下の総務省調査を見てもわかるように、スマートフォンの保有率は67.6%、つまり32.4%の人は携帯電話を持っていないか、いわゆるガラケー(ガラパゴス携帯)などを使っている人たち。この人たちはこのキャンペーンを使えない。とても不公平です。

③スマートフォンを持っていても、手続きがややこしい

スマートフォンを持っていたとしても、このキャンペーンを利用するためには
●スマートフォンに「dポイントアプリ」をダウンロードしなければならない
●自分の銀行口座等とヒモつけをする手続きをしなければならない
 (ドコモの携帯を持っている人は、携帯料金と一緒に口座から引落し)
●行きたいお店がキャンペーンに参加しているか確認しなければならない。もし参加していたら、そのお店に行って、下のようなQRコードをスマートフォンで読み取らなければならない。

QRコードとは|技術情報|自動認識|デンソーウェーブ

などいくつもの手続きが必要で、スマートフォンの扱いになれていない人、特にお年寄りにとっては、使えるようにするまでが大変な作業になります。

④そのため、市は 3月3日と3月4日に、このキャンペーンを使うための講習会。これもまた「密」の原因

こういうふうに結構難しいので、市役所は3月3日と3月4日に使い方講習を行う予定ですが、これもまた「密」の原因になります。講習をしなければ使えないようなキャンペーンを無理してやる必要があるのでしょうか?

https://www.city.narashino.lg.jp/jigyosha/sangyo/cashless-payment/syouhisya.html

⑤店の方もドコモにQRコードを申請して1ヶ月待ち。市は450店見込んだが120店しか応募がない。

店の方も、これを使おうとすればドコモにQRコードを申請して1か月待ち。使い勝手が悪いせいか、450店見込んだのに120店しか申請がない。使おうとしても使える店が少ない、ということです。

⑥このキャンペーンがコロナ対策になる唯一の点といえば「お金をさわらないですむ」ことだけ!でもそれは既にカード決済やスマホ決済でみんなやっているので、あえて今このキャンペーンをやる必要はない。

ではコロナ感染を拡大してしまうかも知れないこのキャンペーン(習志野版GoTo)でコロナ対策になることと言えば、唯一「お金をさわらないですむ」ということだけです。
でもそれだけなら、既にカード決済やスマホ決済でみんなやっている。緊急事態宣言下であえて感染拡大の危険をおかしてまでGo Toキャンペーンをやる必要があるのでしょうか?

⑦国から来たコロナ交付金があまったから使う?

国から来た「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を、「地元のちから復活応援事業(20万円を1,700社に)」に使う、としていましたが、中途半端で使いにくい援助制度だったため応募が少なく「あまってしまったから」こんなことに使うそうです。(3億4千万円のうち2億円以上あまったから、このキャッシュレスキャンペーンに5,000万円使い、そのうちNTTドコモには900万円払うそうです)

この国からの交付金、次のようなことに使うとされています

新型コロナウイルス感染症に対する対応(医療提供 体制の整備、感染拡大の防止策)として実施することが 想定され、地方創生に資すると考えられるもの

〇 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた地域経済、住民生活の支援として実施することが想定され、地方創生に資すると考えられるもの

しかし、今回のキャンペーンは
医療従事者の応援や感染拡大防止のためでもなく(逆にGo To キャンペーンのように感染を拡大させてしまう)
地域経済や住民生活への直接の支援でもない(カード会社をもうけさせるだけ?)ので、言わば「目的外使用」ではないか?元はと言えばみんなの「血税」、「あまったから使う」というような使い方をしていいんでしょうか?

⑧市長の独断専行
これだけの多額の金額を支出する場合、当然市議会にかけて承認されてから支出しなければならないのに、今回のキャンペーンは市長の独断専行、「市長専決」で決めています。「議会のチェックがきかない習志野市」、このままでいいんでしょうか?

⑨広報にも新型コロナウイルスのことがあまり出ていない

市長の回答
「毎号、新型コロナウイルス感染症に関する幅広い内容の掲載を行っている」

他市では「毎号、幅広い内容の掲載を行って」いますが、習志野市はGo Toキャンペーンには前のめりになる割りに、コロナ対策については広報にあまり出ていません。

コロナ禍なのにこの広報?市長の「キャッシュレスGo Toキャンペーン」を議会もチェックできない? - 住みたい習志野

他市の広報はコロナ対策で必死なのに、習志野市はやる気なし? - 住みたい習志野

 

⑩「市役所の出入り口2か所にスタンド式体温計を設置して」という市民や議員の要望についても拒否

市長の回答
「新型コロナウイルス感染は、発熱などの症状がない無症状の状態でも感染源になると指摘されていることから、スタンド式体温計の設置を含め、市役所の出入り口での検温は効果が低いものと判断し、実施は考えておりません。」

これまた言っていることが意味不明ですね。「無症状の状態でも感染源になる」ので安心できないとすれば「発熱などの症状」がある人はなおさらきちんと入場を制限する、など厳しい対策が必要なはずです。

今や、ファミリーレストランなど不特定多数の人が来る場所には体温計を普通に置いてあります。
また市役所でも、市議会の傍聴をする市民には検温をしています。
市民には伝染(うつ)ってもしかたないが、市長や議員に伝染(うつ)ったら大変だ、ということなのでしょうか?

 

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