2月21日の東京新聞にこんな記事が載っていました。
路上からは絶滅寸前ですが…
靴磨き 心意気消えず
「靴墨は塗るんじゃなくてしみこませるものだよ。指で触って墨が付くようじゃだめ」。粗さの違う布を使い分けながら手早く靴を磨いていくのは、五十年以上のキャリアを誇るパブロ賢次さん(70)=本名非公表=だ。
…JR東京駅の丸の内北口を出てすぐの歩道で「創業七十年」と書いた看板を掲げる。靴磨きは両親がこの場所で1951年に始めた家業だ。
当時の料金は50円で、ラーメン一杯やタクシーの初乗りとほぼ同じ。
…状況が一変したのは、昨年から続くコロナ禍。「売り上げは半分以下。バブル崩壊でもリーマンショックでも、ここまで客が減ることはなかった。
東京と新橋 あと1人
…東京駅近くの路上には以前、パブロさんの他にも十人ほどの同業者がいたという。気付けば一人、また一人と減っていった。
…都道で許可を取っているのはパブロさんだけ。更新する人がなくなれば路上から靴磨きは消える。
(以上、東京新聞記事より)
何十年も前、国鉄(現JR)船橋駅前にもこうした靴磨きの方たちが店を出していました。
終戦直後、上野のガード下は戦争で親を失った子どもたちの靴磨きであふれていました。
(戦争から復員した兵隊たちの靴磨きも)
姿を消そうとしている昭和の光景。何だかさみしい気がします。
年配の方たちはこの唄を聞くと泣けてくるんじゃないでしょうか?
(ガード下の靴みがき 宮城まり子さん)
(東亜樹さんがカバーした「ガード下の靴みがき」)
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