コロナ禍なのに「広報習志野」にコロナの記事が見当たらない
２月１日号の「広報習志野」表紙です
「オービックシーガルズ日本一」のニュースが表紙を飾っています。
１２月１５日の「住みたい習志野」にも載りました。
7年ぶりVオービック 大橋HC「7年間苦しんできた力が結実」(12月15日スポニチ） - 住みたい習志野
オービックシーガルズの皆さんの７年間にわたる必死の努力が今回の「日本一」につながったと思います。
心から皆さんの労をねぎらいたいと思います。みんなで応援しましょう。
ただ、この広報を見て「１カ月半も前に日本一になったのに、今まで広報に載らなかったのはなぜ？」とか、「コロナ禍を乗り越えようと他の市では必死なのに、習志野市はこれ？」という疑問の声も聴かれます。
他市の広報（２月１日号）はコロナ対策中心
（船橋市）
（八千代市）
習志野市の広報のコロナ記事は、たったこれだけ
習志野市の広報では８ページの下半分にこんな記事が載っているだけです。
一方、キャッシュレス推進キャンペーン（習志野版Go Toキャンペーン）はこんなにハデに載っている
（市のホームページの広報PDF）
（各家庭に配られた広報は多色刷りでないので、少しジミな色合い）
「まちに出てキャッシュレスを使おう」が「感染対策」？
しかもこのキャンペーンを「新型コロナウイルス感染症対策!!」と宣伝しています。
「なるべく家にいよう」と呼びかけられている時に「ドンドンまちに出てキャッシュレスを使おう」というのが、何で「感染症対策」なのか理解に苦しみます。
（ブログ読者から寄せられたコメントです)
対象店舗一覧というのが発表されましたが70店ほど。これで何で、コロナ対策になるのだろう。わかる方、教えて!
しかもそのための消費者向けセミナーを３月３日に実施する、としています。
https://www.city.narashino.lg.jp/jigyosha/sangyo/cashless-payment/syouhisya.html
習志野市は成人式も３月１４日に実施する、としていますが、「３月末までイベント・事業を中止」している船橋市のような危機感、宮本市長にはまったくないようです。
国から来たコロナ臨時交付金が「余ったから」カード会社（NTTドコモ）に多額の金を払ってこのキャンペーン？
このキャンペーン、いくつもの問題点があるようです。
大事な交付金が「余った」から使う？
このキャッシュレスキャンペーン、国から来た「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を、中小企業を支援するために使うはずだったが、中途半端で使いにくい援助制度だったため応募が少なく「余ってしまったから」こんなことに使うそうです。（３億４千万円のうち2億円以上あまったから、このキャッシュレスキャンペーンにポン！と5,000万円使うそうです）
「目的外使用」ではないか？
国からの交付金、次のようなことに使うとされています
〇新型コロナウイルス感染症に対する対応（医療提供 体制の整備、感染拡大の防止策）として実施することが 想定され、地方創生に資すると考えられるもの
〇 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた地域経済、住民生活の支援として実施することが想定され、地 方創生に資すると考えられるもの
しかし、今回のキャンペーンは
医療従事者の応援や感染拡大防止のためでもなく（逆にGo To キャンペーンのように感染を拡大させてしまう）
地域経済や住民生活への直接の支援でもない（カード会社に莫大な金が行くだけ？）ので、言わば「目的外使用」ではないか？
スマホなど使い慣れないお年寄りは使えない？
それにスマホなど使い慣れないお年寄りは使えない
こんな事件もありました
本人確認が不十分、被害拡大招く ドコモ口座不正引き出し 相手の安全対策過信 - 毎日新聞
これだけ多くの交付金（税金から出ている！）を使うのに、議員も「寝耳に水」。市長の独断専行に議会のチェックが働かない習志野市政
これだけの多額の金額を支出する場合、当然市議会にかけて承認されてから支出しなければならないのに、習志野市では市議会のチェックが働かず、市長の独断専行、「市長専決」で何でも勝手に決めてしまう、というのが長年当たり前になっています。(下の「住みたい習志野」投稿もご参照ください)
コロナに対する姿勢、市民に対する姿勢、改めて欲しいですね。
