水産北海道ブログ

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道秋サケ沿岸漁獲速報(11月10日現在) 2,016万尾・32%増、425億円・23%減

2018-11-16 16:02:20 | ニュース

 本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、11月に入り、えりも以西を除き、日本海をはじめ全道的に終漁しつつある。

今後は日高、胆振、噴火湾、道南の漁獲がどの程度か注目される。魚体はいぜん小さく、前年同期に比べ水揚げ尾数3割増、単価2割減をいうペースが続いている。

 道連合海区漁業調整委員会によると、11月10日現在の秋サケ漁獲は全道で2,015万7,291尾と前年同期の131.7%。漁獲金額は424億8,201万円と同77.5%。

 地区別では、尾数で前年を大幅に上回ったのは、えりも以西の日高、えりも以東の東部・西部で前年の2倍前後。根室の北部・南部も前年の1.5倍以上となっている。えりも以東が金額でも2割増と唯一前年を上回っている。逆に日本海は尾数で3割減、金額で6割減となった。

 道漁連の集計では、11月10日現在で約5万7千㌧と前年比16%増。上旬で3千㌧の上積みにとどまり、北見管内が終漁するなど6万㌧の大台に乗るのは難しいと見られる。


2018年11月16日(金)発行/北海道漁協系統通信6366号

2018-11-16 16:00:27 | 系統通信

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全国のサンマ水揚げ(10月末)
9万7千トンで前年比2.1倍、195億円で2割増

網走管内サケ・マス漁獲(11月10日現在)
サケ916万尾・34%増、金額205億円・23%減

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岩手県サケ漁獲速報(11月10日現在) 98.4万尾・9.2%増、15億4千万円・36%減

2018-11-14 11:27:17 | ニュース

 岩手県沿岸で漁獲される秋サケは、11月に入って失速し、前年並みの低水準な来遊にとどまっている。

 岩手県農林水産部水産振興課によると、11月10日現在の秋サケ漁獲(累計)は、98万4千尾(前年同期比109.2%)、2,617㌧(同100.7%)、15億3,900万円(同64.5%)、平均単価724円(同69.0%)、平均目回り2.66㎏(同92.1%)。


網走管内サケ・マス漁獲(11月10日現在)サケ916万尾・34%増、金額205億円・23%減

2018-11-14 11:26:47 | ニュース

 網走管内(雄武〜ウトロ漁協)の秋サケ漁獲は、11月に入り最終盤を迎えている。上旬の漁獲は24万尾、747㌧にとどまっており、勢いを無くしている。

 網走海区漁業調整委員会によると、11月10日現在の秋サケ漁獲は、916万957尾(前年同期比134.2%)、2万8,625㌧(同117.1%)、204億9,754万円(同77.1%)。平均目回りは3.12㎏(同87.2%)、平均㎏単価716円(同65.9%)。


全国のサンマ水揚げ(10月末)9万7千トンで前年比2.1倍、195億円で2割増

2018-11-14 11:22:59 | ニュース

 全国さんま棒受け網漁業協同組合(全さんま)によると、今シーズン10月末のサンマ水揚げ状況は9万6,788トンで前年比112%増と2.1倍。10㎏当たりの単価は2,012円と同42%減。単価安を数量でカバーし、金額では194億7,623万円と同22%増となった。

 北海道は、水揚げ数量5万4,283トンで72%増、水揚げ金額113億2,451万円で前年同、10㎏当たり単価2,086円で42%減となった。花咲は3万9,189トン(60%増)、83億6,969万円(5%減)とわずかに金額で下回ったが、逆に釧路、厚岸の水揚げ量は5千㌧〜9千㌧台と前年比倍増に伸ばし、金額でも10〜20%程度前年を上回った。

 漁場が遠く、魚群に濃淡があり、サンマ漁船の寄港地は分散し、本州の水揚げは4万2,504トンと前年同期の3倍に達し、金額も約82億円と1.8倍に伸びた。