本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、11月に入り、えりも以西を除き、日本海をはじめ全道的に終漁しつつある。
今後は日高、胆振、噴火湾、道南の漁獲がどの程度か注目される。魚体はいぜん小さく、前年同期に比べ水揚げ尾数3割増、単価2割減をいうペースが続いている。
道連合海区漁業調整委員会によると、11月10日現在の秋サケ漁獲は全道で2,015万7,291尾と前年同期の131.7%。漁獲金額は424億8,201万円と同77.5%。
地区別では、尾数で前年を大幅に上回ったのは、えりも以西の日高、えりも以東の東部・西部で前年の2倍前後。根室の北部・南部も前年の1.5倍以上となっている。えりも以東が金額でも2割増と唯一前年を上回っている。逆に日本海は尾数で3割減、金額で6割減となった。
道漁連の集計では、11月10日現在で約5万7千㌧と前年比16%増。上旬で3千㌧の上積みにとどまり、北見管内が終漁するなど6万㌧の大台に乗るのは難しいと見られる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます