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道東サンマ棒受け網漁がスタートへ 水産庁が中盤以降、前年上回る来遊を予報

2018-08-03 06:03:17 | ニュース

 道東サンマ漁が本格化するのを前に、水産庁はサンマ長期漁海況予報を発表し、漁期全体の来遊量が前年を上回り、1歳魚の割合が高いとした。この予報は8月〜12月までの北西太平洋(道東〜常磐海域)が対象となり、関係試験研究機関による資源調査結果を東北水研が取りまとめた。

 予報のポイントは①1区(東経162度以西の海域)の分布量は前年並みで少なく、漁期序盤(9月中旬まで)の来遊量は前年並みで低調に推移する。2区(東経162度〜西経177度の海域)の分布量は前年を上回り、漁期中盤(9月下旬)以降は前年を上回る。漁期全体の来遊量は前年を上回る②漁期を通じて1歳魚の割合が前年より高い③大型船が出漁する8月下旬の主漁場は択捉島以北に形成される④9月下旬に色丹島付近まで漁場は南下する⑤三陸海域への南下は前年より遅く、漁場形成は10月中旬となる。

 すでに7月中に操業した10㌧未満流し網漁船によるサンマ漁は、史上最低だった前年を下回っており、8月の棒受け網に期待がかかる。100㌧以上の大型漁船は20日に解禁され、シーズンは最盛期を迎える。


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