降版時間だ!原稿を早goo!

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「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★猪瀬本は250円だった=12月のブックオフ買取価格

2014年12月24日 | 新聞/小説

【写真は本文と直接関係ありません】
年末掃除と、読み終えた本の処分を兼ねて、ブックオフに持ち込んだ。
あの前都知事の、作家再始動的新刊(お涙頂戴本)、ブックオフはいくらで買い取ったのだろーか。
お断り=ブックオフは地域と店舗特性で、買い取り価格に多少の変動があると聞きました。
また、同チェーンは美本重視ということなので、ページ折りナシ・書き込みナシ・汚れナシ・カバー破損ナシの「4ナシ」のつもりでした(笑)。

【ハードカバー・単行本部門】
▽『さようならと言ってなかった/わが愛わが罪』猪瀬直樹前都知事、マガジンハウス刊、本体1,300円
→ブックオフ買い取り価格 250円
イヤなもの見たさに買ったはいいけど、五輪誘致の自慢と、ほんの少しの辞任言い訳。まさか、お涙頂戴もので作家活動再開とは……。
ふんぞり返って、部下を怒鳴りちらしていたわが世の春が急転、
汗をダラダラ流しながら、醜態をさらしての辞任劇。
「さようならと言ってなかった」は僕たち都民へのメッセージなのか(笑)。
あいさつなんか要らないよ。

▽『フィルムノワール/黒色影片』矢作俊彦さん、新潮社刊、本体2,300円
→買い取り価格 500円
日活映画100年記念、10年ぶり二村永爾シリーズ最新作。
宍戸錠さん実名登場なんだけど、ちょっと長すぎかな、と。
表紙は江口寿史さんイラストだったから、正直ジャケ買いだった私。

▽『杖ことば』五木寛之さん、学研パブリッシング刊、本体1,300円
→買い取り価格 250円

▽『鳩の撃退法・上下』佐藤正午さん、小学館刊、本体各1,850円
→買い取り価格 各500円
面白かったけど、まぁそのぉ~なんと言うかぁ………角田光代さんの推薦コピーに惹かれて購入。

▽『ルール』堂場瞬一さん、実業之日本社刊、本体1,700円
→買い取り価格 400円
来年2015年に100冊を迎える堂場さん。こんな短期間に大台突破は〝ニュース〟ではないか、読売新聞は取材すべきではないか!……ということはさておき。
堂場さんの一般紙記者もの『虚報』(文春文庫)などはリアルなんだけど、
登場人物全員が愚痴ばっかりなんで、最近やや食傷気味でございます。
単行本は、ほか9冊。

【文庫本部門】
新刊書店で発売中でも、昨年刊行のものでも、汚れがなく〝きれい〟なら、
買い取り価格は一律50円!
( ↑ 比較的新しい文庫のケース。ブックオフは本の裏表紙バーコードで読んでいるようなので、コードが付いていない本の買い取り価格は分かりません)

【雑誌部門】
「サライ」12月号、「メンズEX」12月号ほか3冊
→買い取り価格 一律20円
11月の買い取り値は50円だったから、かなり下がっている。
まぁ、かさばる雑誌を引き取っていただいただけでも御の字かな、と。


以上、それなりの買い取り金額だった。
帰途、メビウス・スーパーライト4箱と、新刊の講談社現代新書、新潮文庫、
夕刊フジ、日刊ゲンダイなどが買え、残りでなんとか年を越せそうな感じでございました(笑)。