降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★お祭りならニッカン!

2014年12月16日 | 新聞


「自公勝利3分の2維持」12月15日付日本経済新聞15版
「自公3分の2維持」同日付東京新聞11版S
「憲法改正まっしぐら安倍」
「与党圧勝2/3の317議席確保」日刊スポーツ(以下ニッカン)同日付最終面(*1)9版。ちなみに、フロント1面は「羽生結」しか見えなかったので、
〝羽生くん結婚か?〟と思ってしまった(笑)「羽生結弦は帰ってきた!!」

開票速報紙面は、天下国家の一般紙より、読者目線に徹したニッカンの方が分かりやすいと思う=写真
衆院選総力5ページ展開で、
「小選挙区295議席」を日本地図に模したグラフィックで表し、同じく「衆院選当確速報」も。
さりげなくも、見やすいビジュアル。

「海江駄目よ駄目駄目~落選民主代表辞任へ」
「喜美氏落選、涙で謝罪/9月家宅捜索されていた」
「捜査本格化、失職可能性も/小渕憂子氏圧勝もイバラの道」
「18年ぶり小選挙区獲った、共産躍進」
「泣きの完敗宣言が効いた⁈残った橋下維新」
大谷昭宏氏、福岡政行氏の解説コラムで、さりげなくも、今後の政局解説。

きめ細かく大胆なレイアウトで、お祭りになると強いなぁ、ニッカン。
スポーツ紙で初めて社会面をつくった(*2)感度の良さは相変わらずでございます。
(→あのぉ~、僕はニッカン関係者ではありませんので、笑)

(*1)最終面
いわゆる、裏1面。ウライチとも。

(*2)スポーツ紙で初めて社会面
1977年スタート。当初は「デイ・ウオッチ」というページ名で連日1~2ページ掲載。
記事は共同を加工し、10行ぐらいにまとめた短信コラム型だった。