シルバー・アスリート日記

冬は全日本マスターズ・スキーレーサー、夏はウルトラマラソンランナーのシルバーアスリート日誌

秋田100キロ2回目の最高齢賞、だが11時間、79キロで収容車に乗せられた

2017-10-02 14:29:43 | マラソン

にほんブログ村 その他スポーツブログ 超ウルトラ・ウルトラマラソンへ
にほんブログ村 ウルトラマラソン にほんブログ村 スキースノボーブログへ スキー・スノボ にほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへ スキー にほんブログ村 その他スポーツブログ ジョギング・マラソンへ ジョギング・マラソン

秋田内陸100㎞マラソンは終わった。
1年間準備をして、参加した。


H28/12クリスマスに、
一時は歩くのも苦痛を感じるほど腰が痛くなった。
突然「脊柱管狭窄症」と診断され、年齢からみて、死ぬまで治らない、と言う。


「秋田100㎞マラソンに賭ける」出版作業も重なる。
必死の治療。
H29/2末に、治癒して、
3/4稲毛30㎞ロード1位、3/28佐倉フル80才台2位、に参加できた。

この速い治癒に「浮かれて」、
4/29の千葉県陸上競技 記録会開催の下見に行く途中、
4/12自転車柵にペダルをひっかけて、背中から転倒。
肋骨3本完全骨折。肺に骨が刺さった。

これも、治癒して、
6/4柴又60㎞レース、80歳台で1位。

と、まあバカなことをした、と悔やんだ。
5か月も、ウルトラ練習ができなかった。
自己責任だ。

8月、「本」も出版できた。

それと、角館に行けたので、
前夜祭で去年に引き続き2枚目の「最高齢チャレンジ賞」をいただいた。(下の写真)

 


9/24朝4:30にいつもの通りスタートできた。
いつもの通り空を見上げ、よくここまでこれたと感慨深かった。
気温16℃、湿度94%という。


50㎞比立内関門は10時55分通過。
ここまでは、予定より遅れてはいたが、まだばん回可能範囲だった。

だが練習不足からか、笑内バイパスの登りで、筋肉痛がひどく、気力がなえてしまった。
55.9㎞の笑内エイドで、筋肉痛対策の、ロキソニンとガストール服用。
痛みがきえないので、58㎞の七面山水エイドで、
ロキソニンとスクラートをもう1回服用。
64.5㎞の阿仁関門で、痛み薄らいだ。

リタイアー者収容バスに30人の行列。

これを、「冷ややか」に横目で見て、65㎞の北緯40度写真ゲートを越えた。
リタイアー者2人と話しながら吉田の田んぼにはいった。

痛みが薄らいだ。
「悪いけど、先に行く」と、この2人と別れた。

徐々にスピードが出て、先に行く選手を、追い抜き始めた。
だが、76.83㎞の、森吉除雪センターエイドで、気力が消えかかった。
リタイアー宣言。
すでに15:15。
81㎞森吉関門の締め切りは15:30、残り15分。

座り込んだら、気力が無くなりもう動けなくなった。
車で追いついてきた応援サポータが、

「まだ15分もあるではないか、そのざまでどうすんだ・・・」、

と、一喝されてしまった。
地獄の底に、光が差し込んだ、心では涙がでた。

よろよろ、と走り出した。身体中の筋肉が締め付けられるように痛い。
本日もっとも、辛いランだ。

だが、大会提供の無料の「ババへらアイス」が、
明り又の田んぼの途中に、あるらしい、と思う。

よし、アイスをもらって、サポーターにプレゼントしよう。

2㎞ぐらい、自分では、すぱーとしているが、
よろよろと、すすむ。

遠くに、BOX型のバンが見える、人もいる、アイスだ・・・。

スーッと近づく、乗用車、え、何?
「15:30、コース締め切りです。競技終了です」。
お願いだ、アイスまで走らせて・・・・。

プレゼントの、アイスは消えた。
BOXバンは道路工事関係車両だった。
アイスは、だい16エイド森吉に設定されていたのだ。

11時間、79㎞で、今年の、秋田100㎞は終わった。
せめて、年齢81才の81㎞までは行きたかった。
無念の終了。


 








 

 

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする