絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

通信指導 Hさんの電車の絵

2011-09-26 | 通信指導
Hさんが、今度は電車の絵を描いてくれました。

写真を撮って、それを見て描いたそうです。

写真と絵をご覧ください。

 

この状態で、見せてくれました。まだ、描き足りないので、もっと描き込んでくださいとアドバイスをしたところ、
次はこのようになりました。



進みましたね。

電車の側面、地面、ホームの中など描き込んでくれました。

ここからが、勝負ですね。もう少し描き込むことを勧めます。

ホームの人は、描き込む前の状態の方が良く見えますね。手前は駅員さんだろうと思いましたが、
違う描き方をしています。帽子を被った駅員さんの方が良いと思いませんか?
あと何人か、小さく遠くに乗客が降りて来たように見せたらいいのかなと思います。

電車の下の砂利の部分をもっとがんばって描いてほしいです。
地面が茶色すぎます。地面の色としては、黄土色がきついです。
このような色は、子どもの絵の色です。もっと、本当の色を求めてください。
黄土色に緑を混ぜたり、青を混ぜたり、グレーを混ぜると、本当の色に近づくと思います。

手前のコンクリートのように見える部分は、踏切でしょうか?
線路の線を入れてほしいです。そうでないと、面が立ってしまいます。

電車の上のファンタグラフや電線、鉄柱などをもっと増やしてみたらいいと思います。
空の色を被せて、遠くにあるように見せると空間が広がって遠近が出ていい感じになると思います。

ホームの中の暗い部分と明るい部分の対比を良く見てください。
ただし、人物を目立たせるための工夫で少し明暗を変えてもいいです。

電車の手前の下から立っている物などを少し大きめにして、目立たせてもいいかもしれません。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手と色鉛筆

2011-09-26 | 絵画指導
受験生の指導で、色鉛筆を加えたデッサンを描いてもらいました。



最近は、ただ手のデッサンを描かせるのではなく、部分的に色鉛筆を使うという問題が受験で出されるようになりました。
そのため、そういう勉強もする必要が出て来ました。
色鉛筆は使わなくても良いという条件付きですが、最近の流行りであること、力のある人がみんな色鉛筆を使っていること、
色がある方が、要素が増えて、面白い物ができることなどを考えると、使わざるを得ないのかなと思います。
全く、段々と受験が面倒になりますね。

私が受験した頃は、武蔵野美術大学の絵画でさえ、木炭による石膏デッサンだけでした。
それが、油絵が加わったり、デザインでは、いろいろな問題が出されるようになりました。

こんなことは、大学に入ってから勉強すれば良いことで、入る前からこんな力を要求するとは何事だ!と思いますが、
そんなことを言っても、どうやって振り落とすかという試験をするわけですから、あの手この手と考え出すようです。

益々、現役が不利になりますね。

ーーーーーーーーー
おしらせ

この受験生の指導は、左側のカテゴリーの中から「受験生の指導」をクリックして見てください。
これまでのUさんのデッサンがずらっと出て来ます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アングルのオイディプス、続き

2011-09-26 | 美術
オイディプスは、心理学でいうエディプスコンプレックスのことだと、聞きました。
心理学を勉強している人は、この絵はみんなご存知なのでしょうか?

母が好きなので、父を毛嫌いする心理のようです。
男の子が、母を自分のものにしておきたくて、父を憎むのでしょうか?
当然子どもの心理ですよね。
マザコンという言葉もあるから、大人でもあるのかな?
冬彦さん現象かな?

この絵の左下にある足は誰の足でしょうか?
骸骨は、父親かな?と勝手に想像しています。
右上のらいおんに見えるものは、本当にライオンか?
スフィンクスだから、ライオンなのか?
なぜ、オイディプスは、裸なのか?
オレンジ色の布は、何か意味があるのか?
右下の人は誰か?
これらのことがわかりません。
また、調べてみます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする