絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

美術の会話

2011-09-15 | 美術
先日、リハビリに行っ他時の、作業療法士の方との会話です。

私は、美術の教師だったのですがと前置きをして、「西洋の画家の名前を言いなさいと言われたら何人くらい言えますか?」と聞いてみました。

すると、「そうですねえ、ゴッホでしょ?モネでしょ?」と名前が出てきました。
そして、その後が出ません。
そこで、私から、出してみました。すると、レオナルドとミケランジェロは知ってると言いました。しかし、ラファエロというと、聞いたことはあるけれどどんな絵を描いたのかは知らないといいました。

へええ、そうなのか?そこにもう差があるんだなと。そして、ボッチチェリーは?と言うと、全く知らないということでした。聞いたこともないと言うのです。
それで、じゃあ、ビーナスの誕生と言う絵はしりませんか?と尋ねると、「それは知っています。貝の上に載っているビーナスでしょ?」と、それがボッチチェリーですよと言うと、へええ、そうなんですか?と言いました。

また、「絵なら落ち葉拾いを知っていますよ」とも言いました。
だから、それは、落ち穂拾いですねと教えました。
よく間違うんですよと。

落ちている麦の穂を拾っているので、貧しい農民の姿を描いているんですと説明してあげました。

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レオナルド、ミケランジェロはラファエロよりも有名度が一ランク上なんですね。
三人は、同じくらい知られていると思っていたので、そこに差があることを初めて知りました。その人がたまたまそうなのか、他の人にも聞いてみたい気がします。

また、落ち穂拾いを落ち葉拾いと思っている人はかなり多いですね。

因みに、ゴッホが37歳でピストル自殺をしたことも、その人は知りませんでした。
そのことも知らない人は多いのでしょうか?



コメント
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