絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

今日のデッサン会

2011-09-08 | 私の絵
今日のデッサン会で描きました。



途中経過もごらんください。

  

こんな感じで進めました。
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人物画の指導

2011-09-08 | 絵画指導
人物画を描いているFさんが、ここまで進めてきました。

下の二枚を比べてください。大切な部分を指摘して、きっかけを与えました。

 

まず、床の問題です。右側の荷物が置かれている部分が床だとするとデッサンがくるっていることになります。そこで、何かの上に置いてある設定にしました。

また、左側の床も、後ろの物との距離感として、奥に下がりすぎています。
テーブルのような物の足が見えますが、それをもっと下まで延ばさないと、床との関係がおかしいです。ここは、暗くしてあまり目立たないようにしたほうが良いでしょう。

次に気になるのは、後ろの布の形です。特に右上がなだらかな曲線ですが、何かに被さった感じとしては、丸いものに被さったように見えます。まるで、ジェットコースターのような線ですねと言いました。実際はそういうものではないので、きちんと四角いものに被さった状態にしてくださいと話しました。また、布の柄がまだ描けてないので、それももう少し丁寧に描いてみてくださいと話しました。

次に、一つテクニックとして、髪の毛のリボンが髪の毛の影に入る部分をしっかりみせるとカッコいいですよと話しました。

スカートの左端が直角になっているのが、ちょっと気になります。
しっかりとお尻の形が描けたうえで、その左を描くという感じにすると解決するかなと思いました。

腕の途中から陰になるという考えを示して、腕と服とスカートに同じ色の陰の色をつけることを教えました。一度その辺一帯を同じ空気の中に入れるという考えです。一つの同じ空気の中にいれてから、またそれぞれの色を考えていくというものです。
実は、それは、スカートにもやりたいのですが、もう少しスカートのひだをしっかり描いてから考えようかなということで、まだやらないでいます。

もう一つ、手が少し太いので、やや感じが良くないと思って、直しました。
本当の色にはしていません。少し赤みのある肌の色にするのは、自分でやってくださいと言いました。


とりあえず、以上のようなことを指摘して、いくらかポイントを示しました。
完成の状態にしないで、少しやりすぎるくらいに示しています。完成は自分でやらせます。

ーーーーーーーーーー
右上の絵は、良くなりました。頭の右上の壁もちょうど良くなりました。
顔もお化粧し過ぎのような感じになっていましたが、落ち着きました。

最後は、顔が勝負です。これは、きちんと決まるまで、やり続けることです。
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