辻仁成さんの「右岸」を読みました。
義妹さんが亡くなった前後にこの本を読んでいたというのは、
何かのめぐり合わせなのか?と思えるような本だった。
九が子供の頃から、50年くらいの長い人生を描いた物語。
“人との別れ(死)”というものが、根底にずっと感じられたこの本は・・・
死というものを考えさせてくれるいいお話なのだろうと思うけれど、
個人的には、九に不思議な力が備わっていたり、
九は、とても素直でまっすぐな性格なんだけど、自分の感情のままに
動くから、周りの人の気持ちなどを考える余裕もなく、行動してしまう
ところがあり・・・私はそういう人は好きになれないもので・・・そういう
意味で、なんとなく、感情移入できずに、冷めた目で読んでしまった。
一対になっている「左岸」も読むつもりなので、とにかく、「右岸」は
読んでおかなくちゃ・・という思いがあったから読みきれたのであって、
その気持ちがなければ、途中で読むのを止めていたと思う。
だいぶ前に書かれた、同じ形態の対になった小説「冷静と情熱の間」は
結構好きだったんだけどなぁ・・・・。
ちょっと残念。
義妹さんが亡くなった前後にこの本を読んでいたというのは、
何かのめぐり合わせなのか?と思えるような本だった。
九が子供の頃から、50年くらいの長い人生を描いた物語。
“人との別れ(死)”というものが、根底にずっと感じられたこの本は・・・
死というものを考えさせてくれるいいお話なのだろうと思うけれど、
個人的には、九に不思議な力が備わっていたり、
九は、とても素直でまっすぐな性格なんだけど、自分の感情のままに
動くから、周りの人の気持ちなどを考える余裕もなく、行動してしまう
ところがあり・・・私はそういう人は好きになれないもので・・・そういう
意味で、なんとなく、感情移入できずに、冷めた目で読んでしまった。
一対になっている「左岸」も読むつもりなので、とにかく、「右岸」は
読んでおかなくちゃ・・という思いがあったから読みきれたのであって、
その気持ちがなければ、途中で読むのを止めていたと思う。
だいぶ前に書かれた、同じ形態の対になった小説「冷静と情熱の間」は
結構好きだったんだけどなぁ・・・・。
ちょっと残念。