小池真理子さんの「瑠璃の海」を読んだ。
バスの事故で夫を失った30代半ばの萌、同じ事故で10歳になる娘を失った
作家:遊作。
悲劇の中で出会った2人が、惹かれ合い、愛を育むのかと思いきや、
虚無感から抜け出せなくなって、2人で、死に向かって歩み始めるという
お話。
小池さんの書く物語は、“虚無感”漂うものが多いのだけれど、これも
それに漏れず、虚無感にあふれていた。
大切な人を亡くすということは、どういうことなのか、よくわからない。
でも、惹かれ合い、愛し合った結果、破滅や死を目指すなんてこと、
私には、考えられないというか、あり得ないことのように思える。
だって、愛するということ自体が、生きるエネルギーを生むものだと
思っているから。というか、そうありたいと思っているから。
まぁ・・・隙間を埋め合うように愛し合い、それでも、
心の隙間が埋まらない感じなら、多少は、わからなくもないけれど。
2人は幸せそうに、納得して死に向かって行ったけれど、
私には、ちょっと悲しい結末だった。
バスの事故で夫を失った30代半ばの萌、同じ事故で10歳になる娘を失った
作家:遊作。
悲劇の中で出会った2人が、惹かれ合い、愛を育むのかと思いきや、
虚無感から抜け出せなくなって、2人で、死に向かって歩み始めるという
お話。
小池さんの書く物語は、“虚無感”漂うものが多いのだけれど、これも
それに漏れず、虚無感にあふれていた。
大切な人を亡くすということは、どういうことなのか、よくわからない。
でも、惹かれ合い、愛し合った結果、破滅や死を目指すなんてこと、
私には、考えられないというか、あり得ないことのように思える。
だって、愛するということ自体が、生きるエネルギーを生むものだと
思っているから。というか、そうありたいと思っているから。
まぁ・・・隙間を埋め合うように愛し合い、それでも、
心の隙間が埋まらない感じなら、多少は、わからなくもないけれど。
2人は幸せそうに、納得して死に向かって行ったけれど、
私には、ちょっと悲しい結末だった。