14億人の中国人が世界中に溢れ出している。ジョッキからビールの泡が溢れ出すようなイメージだ。
サイレントインベージョン(静かな侵略または人口侵略)と呼ばれる潮流が顕著になっているのだ。中国人はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージランド、欧州各国などはもちろんのこと、アフリカや南太平洋のソロモン諸島やグリーンランドにまで進出している。
日本への人口侵略も着々と進行中だ。
中国は建国100年目の2049年までに世界を支配するという国家目標を持っていることはすでに良く知られている。
“China 2049” マイケル・ピルズベリー (著), 森本 敏 (解説)
安倍晋三は中国の侵略意図を知ってか知らずか、中国人移民の受け入れに熱心だ。国家滅亡の恐れがあるにも関わらず安倍晋三は侵略の手引をしているのだ。こいつを史上最悪の売国奴とみなしてもさしつかえなかろう。
さて、そういう大きな世界的潮流の中で、悲惨な事件が起きた。
ロンドン近郊の工業団地で23日未明、-25度の冷凍コンテナーの中で中国人39人が凍死しているのが発見されたのだ。そのうち31人が男、8人が女だ。
コンテナーはベルギーから出発したことがわかっている。
Essex lorry deaths: 39 migrants found dead were Chinese - 31 men and eight women
24 October 2019
Telegraph
イギリス南部のドーバー港では2000年、トラックの荷台から密航しようとした中国人58人の遺体が見つかる事件が起きていた。
中国人は小さな隙間から、あらゆる手段を使って侵入してくる。
多くの不法侵入のうちのごく一部がこのような失敗に終わったということだろう。
<2019年10月26日>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)10月26日(土曜日)弐
通巻第6251号
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「英国の取り締まりが不備、英国が責任を取れ」と中国は逆転の駁論を展開
その典型の嘘放送に見られる逃げ口上の特質が晒されている
****************************************
2019年10月23日、英国のロンドン近郊エセッックスで、コンテナ輸送中の冷凍トラックから、なんと39人の遺体が見つかるという痛ましい事件がおきた。
警察発表では遺体の38人が成人、1人が10代。25日に「遺体はすべて中国人」とされた。
中国はただちに遺憾の意を表明するでもなく、国内の貧困層の絶望的な行動を反省するわけでもなく、むしろ「英国の取り締まりに不手際があり、責任は英国にある」と反論した。
おっと、驚きを超えて、中国人の「論理」なるものが、こうも嘘の便法を駆使し、突拍子もない方向へ行くのかと感心したのである。
ジョンソン首相は「想像を絶する事件」(UNIMAGINABLE)と驚き呆れながらも警察に全容の解明を急がせる。
当該貨物トラックはコンテナ型の冷凍車で、ベルギーのブルージュ港から英東部パーフリート港に輸送される途中だった。陸揚げ時点から異臭が漂っていたためパトカーの追跡が始まった。当該トラックは2017年にアイルランド企業がブルガリアで登録していた。だがブルガリアに入国歴がなかった。
つまりEU域内の「移動の自由」を逆手にとってマフィアが密入国で荒稼ぎする闇のシンジケートをつくり、大々的な人の密輸が行われていることは、すでにギリシアのピレウス港の管理運営権を中国が30億ドルで買収して以来、頻発している。
英国がEUから出れば、このような杜撰な通関は防げることになる。
2000年6月に、英国の南東部ドーバーで、中国人移民58人がトラック内で遺体となっていた痛ましい事件があった。犠牲者全員は中国福建省の或る村からやってきた不法移民だった。筆者は当時、このニュースを聞いて福建省の福州へ飛んだ。運転手とボディガード兼通訳を雇って、当該の長楽をいう村を訪ねた。村には老人と子どもしかいなかった。海に近い廃屋に「密航をやめよう」という大きな看板があった。
しかし、中国経済は飛躍しており、豊かになった筈の中国が、英国に不法な方法で這入り込もうとするのかという大きな謎が残る。
その後、共犯者の男が北アイルランドのステッド空港で逮捕されたほか、アイルランドであと二名を容疑者として拘束し、ドライバーを含めて合計四名が逮捕された。その迅速さは、おそらく北アイルランド警察が日頃からマフィアの動きを監視してきた故だろう。
また行方不明となっていたベトナム女性の家族から、冷凍車の犠牲のなかに娘がいるのではないかと訴えでたためロンドンのベトナム大使館が正式に調査を依頼している。
▲事実は奇々怪々なことばかり
さて英国警察などの捜査で判明した事実は奇々怪々なことばかりだ。
第一にコンテナはベルギーのゼブルージュ港で積み替えられており、そのときの検査でコンテナは完全に密封されていたことが確認されている。ベルギーは武器密輸の本場、ギャング団とテロリストの怪しいコネクションがある。現時点はベルギーまでのルートは不明である。
第二にトラックが冷凍車だったことから、おそらく十二時間以上、39名の中国人は零下二十五度の箱の中で閉じこめられていたことになる。被害者らは中国のヤクザがらみで、おそらく借金のカタに英国への出稼ぎを持ちかけられたのではないか。
専門家は「豊かになった中国人がなぜ」と疑問を発するが、豊かになったのは一部の特権階級だけで、数億の民は極貧のまま、所得のあまりの格差が外国へ出て一稼ぎしようという動機になるという。
第三にトラックの登録がブルガリア、オーナーが北アイルランド。こうした国際的な多国籍の繋がりがある。つまり「汎EU」の闇のネットワークがあり、人間の密輸もやっているという事実だ。ということは逆に国際的は犯罪調査の円滑化がもっと急がれるべきだろう。
第四に英国の受け入れ側も、チャイナマフィアが存在しているはずで、ロンドンばかりか、いまや英国のあらゆる場所にチャイナタウンが形成されている。
いや、英国ばかりではない。パリには三ヶ所に大きなチャイナタウン、アムステルダムは「飾り窓の女」、つまり赤線地帯を囲んでチャイナタウンが形成された。イタリアは古都プラドが五万人の中国人にのっとられている。そこへ行くと池袋北口のチャイナタウンなんぞ、小さい、小さい。
この猟奇的な事件の報道、日本では第一報だけ小さく扱われたが、その後、まったく報じられていない。米国のメディアも同様である。
<2019年11月6日>
英国39人遺体、全員がベトナム人と判明 暗躍する密航業者 仏から英渡航は「150万円」
2019.11.5
産経
【バンコク=森浩】英国で大型トラックのコンテナ内から39人の遺体が見つかった事件で英警察当局は5日までに、全員がベトナム人と発表した。ベトナムの貧困地帯から家族を支えるために出稼ぎに向かっていたとみられる。貧困地域から職を求めて欧州を目指す若者と、世界ネットワークで渡航を請け負う密航業者の存在が浮かぶ。
ベトナム人が数人混ざっているという情報はかなり早い段階からあったが、全員がベトナム人とは驚きだ。
勘ぐりすぎかもしれないが、国家イメージの悪化を恐れる中国当局からの圧力を受けて、イギリス警察が偽情報を発表したとも考えられる。
<2019年11月24日>
英コンテナの39人遺体、ベトナムへの搬送費用は政府が立て替え
2019/11/23
VIET JO
英国で10月23日にベルギーより到着した冷凍コンテナ内から39人のベトナム人の遺体が見つかった事件で、ベトナムのブイ・タイン・ソン外務次官はこのほど、政府が国庫から資金を拠出して遺体の搬送費用を立て替え払いすることを明らかにした。今回の措置は、出来るだけ早く遺体を国に戻したいという遺族の要望に応えるためのもの。
<2019年12月1日>
Family of 19-year-old Vietnamese victim in British truck deaths receive her body
2019/12/1
yahoo
サイレントインベージョン(静かな侵略または人口侵略)と呼ばれる潮流が顕著になっているのだ。中国人はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージランド、欧州各国などはもちろんのこと、アフリカや南太平洋のソロモン諸島やグリーンランドにまで進出している。
日本への人口侵略も着々と進行中だ。
中国は建国100年目の2049年までに世界を支配するという国家目標を持っていることはすでに良く知られている。
“China 2049” マイケル・ピルズベリー (著), 森本 敏 (解説)
安倍晋三は中国の侵略意図を知ってか知らずか、中国人移民の受け入れに熱心だ。国家滅亡の恐れがあるにも関わらず安倍晋三は侵略の手引をしているのだ。こいつを史上最悪の売国奴とみなしてもさしつかえなかろう。
さて、そういう大きな世界的潮流の中で、悲惨な事件が起きた。
ロンドン近郊の工業団地で23日未明、-25度の冷凍コンテナーの中で中国人39人が凍死しているのが発見されたのだ。そのうち31人が男、8人が女だ。
コンテナーはベルギーから出発したことがわかっている。
Essex lorry deaths: 39 migrants found dead were Chinese - 31 men and eight women
24 October 2019
Telegraph
イギリス南部のドーバー港では2000年、トラックの荷台から密航しようとした中国人58人の遺体が見つかる事件が起きていた。
中国人は小さな隙間から、あらゆる手段を使って侵入してくる。
多くの不法侵入のうちのごく一部がこのような失敗に終わったということだろう。
<2019年10月26日>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)10月26日(土曜日)弐
通巻第6251号
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「英国の取り締まりが不備、英国が責任を取れ」と中国は逆転の駁論を展開
その典型の嘘放送に見られる逃げ口上の特質が晒されている
****************************************
2019年10月23日、英国のロンドン近郊エセッックスで、コンテナ輸送中の冷凍トラックから、なんと39人の遺体が見つかるという痛ましい事件がおきた。
警察発表では遺体の38人が成人、1人が10代。25日に「遺体はすべて中国人」とされた。
中国はただちに遺憾の意を表明するでもなく、国内の貧困層の絶望的な行動を反省するわけでもなく、むしろ「英国の取り締まりに不手際があり、責任は英国にある」と反論した。
おっと、驚きを超えて、中国人の「論理」なるものが、こうも嘘の便法を駆使し、突拍子もない方向へ行くのかと感心したのである。
ジョンソン首相は「想像を絶する事件」(UNIMAGINABLE)と驚き呆れながらも警察に全容の解明を急がせる。
当該貨物トラックはコンテナ型の冷凍車で、ベルギーのブルージュ港から英東部パーフリート港に輸送される途中だった。陸揚げ時点から異臭が漂っていたためパトカーの追跡が始まった。当該トラックは2017年にアイルランド企業がブルガリアで登録していた。だがブルガリアに入国歴がなかった。
つまりEU域内の「移動の自由」を逆手にとってマフィアが密入国で荒稼ぎする闇のシンジケートをつくり、大々的な人の密輸が行われていることは、すでにギリシアのピレウス港の管理運営権を中国が30億ドルで買収して以来、頻発している。
英国がEUから出れば、このような杜撰な通関は防げることになる。
2000年6月に、英国の南東部ドーバーで、中国人移民58人がトラック内で遺体となっていた痛ましい事件があった。犠牲者全員は中国福建省の或る村からやってきた不法移民だった。筆者は当時、このニュースを聞いて福建省の福州へ飛んだ。運転手とボディガード兼通訳を雇って、当該の長楽をいう村を訪ねた。村には老人と子どもしかいなかった。海に近い廃屋に「密航をやめよう」という大きな看板があった。
しかし、中国経済は飛躍しており、豊かになった筈の中国が、英国に不法な方法で這入り込もうとするのかという大きな謎が残る。
その後、共犯者の男が北アイルランドのステッド空港で逮捕されたほか、アイルランドであと二名を容疑者として拘束し、ドライバーを含めて合計四名が逮捕された。その迅速さは、おそらく北アイルランド警察が日頃からマフィアの動きを監視してきた故だろう。
また行方不明となっていたベトナム女性の家族から、冷凍車の犠牲のなかに娘がいるのではないかと訴えでたためロンドンのベトナム大使館が正式に調査を依頼している。
▲事実は奇々怪々なことばかり
さて英国警察などの捜査で判明した事実は奇々怪々なことばかりだ。
第一にコンテナはベルギーのゼブルージュ港で積み替えられており、そのときの検査でコンテナは完全に密封されていたことが確認されている。ベルギーは武器密輸の本場、ギャング団とテロリストの怪しいコネクションがある。現時点はベルギーまでのルートは不明である。
第二にトラックが冷凍車だったことから、おそらく十二時間以上、39名の中国人は零下二十五度の箱の中で閉じこめられていたことになる。被害者らは中国のヤクザがらみで、おそらく借金のカタに英国への出稼ぎを持ちかけられたのではないか。
専門家は「豊かになった中国人がなぜ」と疑問を発するが、豊かになったのは一部の特権階級だけで、数億の民は極貧のまま、所得のあまりの格差が外国へ出て一稼ぎしようという動機になるという。
第三にトラックの登録がブルガリア、オーナーが北アイルランド。こうした国際的な多国籍の繋がりがある。つまり「汎EU」の闇のネットワークがあり、人間の密輸もやっているという事実だ。ということは逆に国際的は犯罪調査の円滑化がもっと急がれるべきだろう。
第四に英国の受け入れ側も、チャイナマフィアが存在しているはずで、ロンドンばかりか、いまや英国のあらゆる場所にチャイナタウンが形成されている。
いや、英国ばかりではない。パリには三ヶ所に大きなチャイナタウン、アムステルダムは「飾り窓の女」、つまり赤線地帯を囲んでチャイナタウンが形成された。イタリアは古都プラドが五万人の中国人にのっとられている。そこへ行くと池袋北口のチャイナタウンなんぞ、小さい、小さい。
この猟奇的な事件の報道、日本では第一報だけ小さく扱われたが、その後、まったく報じられていない。米国のメディアも同様である。
<2019年11月6日>
英国39人遺体、全員がベトナム人と判明 暗躍する密航業者 仏から英渡航は「150万円」
2019.11.5
産経
【バンコク=森浩】英国で大型トラックのコンテナ内から39人の遺体が見つかった事件で英警察当局は5日までに、全員がベトナム人と発表した。ベトナムの貧困地帯から家族を支えるために出稼ぎに向かっていたとみられる。貧困地域から職を求めて欧州を目指す若者と、世界ネットワークで渡航を請け負う密航業者の存在が浮かぶ。
ベトナム人が数人混ざっているという情報はかなり早い段階からあったが、全員がベトナム人とは驚きだ。
勘ぐりすぎかもしれないが、国家イメージの悪化を恐れる中国当局からの圧力を受けて、イギリス警察が偽情報を発表したとも考えられる。
<2019年11月24日>
英コンテナの39人遺体、ベトナムへの搬送費用は政府が立て替え
2019/11/23
VIET JO
英国で10月23日にベルギーより到着した冷凍コンテナ内から39人のベトナム人の遺体が見つかった事件で、ベトナムのブイ・タイン・ソン外務次官はこのほど、政府が国庫から資金を拠出して遺体の搬送費用を立て替え払いすることを明らかにした。今回の措置は、出来るだけ早く遺体を国に戻したいという遺族の要望に応えるためのもの。
<2019年12月1日>
Family of 19-year-old Vietnamese victim in British truck deaths receive her body
2019/12/1
yahoo