独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

私が安倍総理を見捨てる理由

2013年10月20日 07時47分47秒 | 日本
安倍総理の出だしは素晴らしく、明るい未来が開けてきたという、わくわくするような高揚感をもたらしてくれましたが、期待感はどんどんしぼんで、今やゼロであります。
私は安倍総理を「見捨てる」ことに傾いていますが、靖国だけでそう判断しているわけではありません。

まず、消費税
青山繁晴氏は、「安倍総理はNSCや特定秘密保護法やりたいから消費増税止められなかった。三党合意で法律までできてるので、延期するだけでも臨時国会全部それの審議になって、NSCな ど全部吹っ飛ぶから、政治的にできなかった。」と説明しているそうですが、
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1459.html
これはおかしい。青山氏の説明が以前と違っているのもへんですが、それはおいて おいて、この説明が正しいとすれば、安倍総理は経済問題であるはずの消費税問題に政治という不純な要素を持ち込んで判断を誤ったということになります。
政治的な事情はよ くわかりませんが、むしろNSCなどは来年の国会でやればいいじゃないかと、シロウトの私は考えます。消費税増税で経済が失速してアベノミクスが失敗すれば、安倍政権が終わるだけでなく、日本が終わると国民の多くが心配しているのです。その方がはるかに巨大な政治的リスクであるはずです。

次がTPP
ま さに新自由主義的な自由貿易の思想を持ち込んで日本社会を根底から作り替えようとする暴挙であります。単に農業が壊滅するといった話にとどまりません。国 家の将来像をどう描くかという問題であり、それをあらかじめ国民に説明すべきでした。
その手順をはぶいての秘密交渉によって、国民がまったくあずかり知ら ない間にとんでもない話を決めようとしている、と多くの国民が心配しています。

靖国参拝は、単に戦争で亡くなった方々に尊崇の念を捧げるという個人的な行為にとどまらず、中韓の内政干渉を拒否するという明確な国家意思を表明することに本当の意味があるのです。
まさに国家の名誉がかかっているのであって、だからこそ多くの国民が参拝を望んでいるのです。

これら全てにおいて、安倍総理は多くの国民の期待を裏切りました。

ただし、安倍総理に代わりうる人物が見当たらない現状においては、消極的な安倍支持、消極的な自民党支持を続けざるを得ないと考えますが。
コメント (4)
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福島の癒えない傷 (外国人による写真集)

2013年10月07日 17時35分01秒 | 日本
福島第一近隣の立入制限区域(浪江町など)の荒れ果てた情景を Reuters のカメラマン Damir Sagolj が撮影した40枚の写真をご覧ください。
いずれも今年の9月中旬に撮影されたものです。

冒頭で、写真の解像度 1024px または 1280px のどちらかを選ぶことができます。
http://www.theatlantic.com/infocus/2013/10/the-broken-lives-of-fukushima/100603/

なお、同様の写真集を掲載した国内のブログがありますので、合わせてご覧ください。
http://hamusoku.com/archives/7811061.html

最後の写真は4歳の少女が甲状腺の検診を受けている場面を撮影したものです。診察しているのはNPO法人Iwaki Radiation Citizen Center の医師。
同NPO法人は福島地区で子供たちの甲状腺について無料検診を行っている非営利団体です。
WHO(世界保健機関)は福島の子供たちに甲状腺ガンの危険が高いことを警告していますが、母親たちは地域の行政機関が十分な対応をしてくれないと不安をつのらせているということです。

さて、甲状腺ガンについての行政の対応ですが、たぶん、こういう論理でしょう。
「放射能の危険は存在しないことに決めたので、したがって、特別の検査は必要ない」

ええ、そうです。決めたんですよ、危険がないと。

同じような論理は、例えば、原発事故に対応できるロボットの開発でも見ることができるようです。

我が国はロボット大国を自認しますが、福島では国産ロボットが役に立たず、米国製の多目的ロボット「パックボット」が投入され、2号機の構内に入り、約50分かけて放射線量のほか温度、湿度、酸素濃度などを測定しました。
http://www.techno-con.co.jp/info/back9_1107a.html

原発事故に対応する国産ロボットの開発は過去に行われたのですが、いつの間にか予算が付かなくなり自然消滅していたそうです。

予算の権限を持つ財務省の役人の論理は、たぶん、こういうものだったのでしょう。
「原発は安全だと決めたんだから、原発事故は起きない。したがって、原発事故対応のロボットの開発は必要ない」

そうです。決めたんですよ、原発は安全だと。

役人という生き物は、こういう倒錯した論理をすんなりと受け入れられる生き物なんですね。もっとはっきり言えば、一種の精神異常者の群れなんです、役人という生き物は。
精神異常者だから役人に採用されたのか、役人になってから精神異常をわずらったのか、そのへんは判然としませんが。

まぁしかし、役人の気持ちがわからないでもないですけどね。
「原発は危険」という前提に立つと、今現在のようなてんやわんやの大騒ぎになったでしょう。安全対策が不十分だとか、住民避難をどうするんだとか、事故後の補償はどうするんだとか、原発建設反対とか、原発は出て行けとか、厄介事がドーと襲いかかってきます、。
その点、「原発は安全」ということにしておけば、こういう厄介事はほとんど起きないので、居心地がいいというか、仕事が楽なんですね。少なくとも大事故が起きない限りは。
つまり、原発安全神話に科学的根拠があったわけではなく、そういう神話をでっち上げておけば楽ができる、ということに過ぎなかったのです。この点では大学の研究者も同じ穴のムジナです。
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消費増税は麻生太郎の陰謀か?

2013年10月05日 16時40分16秒 | 日本
「首相が早い段階で増税を決意した第一の理由」について、青山繁晴氏が、10月1日の未明(総理会見の十数時間前)、官邸の高官にインタビューして中韓のインテリジェンスの話を引き出したことを強調した。

ぼやきくっくりさんから一部を引用すると、
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1450.html

「・・・で、その時にこれは安倍さん、会見でも何も言ってないけれども、中国・韓国が、主として、そういう外国が動いて、その消費増税の見送りを待ってると。つまり、日本は約束を貫かない、あるいは財政再建に関心がない、で、黒田日銀総裁のやってるその政策は僕も支持しますけど、その、際どい面もあるわけですね、つまり日銀がどんどんどんどんお金を刷って、借金の肩代わりをしてると。中韓は実はアメリカですでにそういう世論作りを始めてますけど。で、そうなると、その、実態がどうであれ関係なくですね、日本はそんなことやってるんだから先行き危ないっていうので、例えば、国債におかしなことが起きたり、・・・」

要するに、増税を見送った場合に日本国債への国際的信任を落とそうとする中韓の工作を、日本側のインテリジェンス機関が察知したので、それを封じようとして、増税を決意した、という話だ。

青山繁晴氏の話はおおむね信頼出来ると思っているが、もし事実だとすれば、あまりにも粗雑な増税理由である。

中韓は増税見送りの道にワナを仕掛けて待ち構えていたというより、増税決断の道に追い込むために、増税見送りの道を妨害していた、と推測するべきではないのか。

首相は中韓が仕掛けた妨害工作にやすやすとはまった、という話しであり、インテリジェンス戦の結果だとすれば、日本側は完敗したことになる。
中国国営の新華社通信は日本の消費増税発表を受けると、ただちに「国際社会の関心に答えた」と称賛する記事を流し、中韓の高笑いを伝えた。

この日本のインテリジェンス戦敗北に手を貸した人物がいるように思う。
それは麻生太郎だ。
彼は公式の場で、消費増税について「国際公約に近い」と言い、増税見送りなら日本国債の国際的信任が失われる、と発言している。つまり、中韓の妨害工作を、知ってか知らずか、補強したわけだ。
麻生太郎には彼なりの狙い、つまり、安倍総理の早期退陣と次期総理の椅子、があると推測されるので、利害が一致する中韓の動きに同調したのではないのか。

ただ、一方で、日本のメディアなどが「南京大虐殺」や「慰安婦の強制徴用」の作り話を先に流して、後から中韓が乗ってきたのと同様に、先に動いたのは日本のメディアではないかという説がある。さらに言えば、日本のメディアを洗脳したのは麻生太郎かもしれない、という推測も成り立つ。

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