独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

毎日3月25日「対中イメージ再構築急げ」への反論

2008年03月25日 11時29分21秒 | 中国
毎日新聞2008年3月25日「記者の目」
「対中イメージ再構築急げ」
不可分の共存関係を
by 大谷麻由美 上海支局
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20080325k0000m070153000c.html
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大谷麻由美様

あなたの論考はおよそ2億人の豊かな人々について説明しているだけです。13億人の中の2億人に過ぎません。
確かに豊かな人の絶対数は日本人より多いし、その経済力は極めて大きなものがあります。

しかし、中国を理解するにはその他の11億人について知ることもまた大切です。
さらに中国の政治、軍事、経済、自然環境などについての知識も必要です。
それらが総合されてはじめて正しい対中イメージを描くことができるわけであって、「あなたの対中イメージ」は極めて表面的なものであると言わざるを得ません。
最近の毒ギョーザ事件を見ても明らかなように「日本と中国の関係は、普通の人々の暮らしの中でも切り離せなくなっている」わけですが、この現実を肯定的に見ることはできません。

長くなるので結論を急ぎましょう。
中共の政治的な意図の奥底には「世界征服」が隠されていると私は見ています。この有限な地球上で13億の中国人が豊かな生活を享受するにはそれ以外の選択肢が存在しないからです。
軍事力の急激な増強の背景はこれにより理解できます。台湾侵攻は隠れ蓑に過ぎません。
衛星破壊実験、米国による太平洋支配への分割要求など、いずれも世界制覇を意識したものです。

「世界征服」への途上で、当然ながら日本の植民地化が視野に入ってくることでしょう。

以下は佐藤守氏のブログからの引用です。
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20080324

**********************(引用はじめ)
たまたま2月末に沖縄を旅行されたある大学教授から次のような内容の手紙が届いた。

「沖縄は“中共に併合される。左翼でないと生命は保障されないそうだ・・・”との風説が有力で、一般市民の(特に次世代の)動揺が烈しいことにびっくりしました。中共の有力者が毎週のように“時局解説”と称して琉球独立論をあおっている様子には、何とか”歯止め”をと思いました」
********************(引用終わり)

むろん、中共独裁体制は盤石ではなく、崩壊の可能性も指摘されていますが、それは全く異なる脅威、「日本への難民大量流入」をもたらす可能性があります。

以上のような対中イメージから導き出される結論は次のようなものです。

日本は中国との「不可分の共存関係」を解消しなければなりません。
政治的・経済的・社会的に中国とは適度な距離を保ちつつ、特別親しくもなく喧嘩もしない、というクールな関係に転換しなければなりません。
それこそが、日本の独立と平和を守るための必須条件なのです。


<琉球独立論>について、詳細は下記をご覧下さい。

中国人ブロガーの間で高まる「琉球」奪還論Ⅲ2─『隋書』解釈の謀略性─
http://blog.goo.ne.jp/tike_hiko2000/e/caf437911bc5f8f1716d0ab2d1f566db
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