独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因



WTOを解体せよ

2012年01月27日 16時39分29秒 | 国連
自由は善か?
WTO(世界貿易機関) の基本理念は自由貿易だが、「自由」という言葉には反対できない響きがある。少なくとも私たちはそのように洗脳されてきた。だから、深く考えず条件反射的に自由貿易に賛成する人が多い。

しかし、自由貿易はそんなに良いものなのだろうか。
ここ20年ほど、グローバル化とか新自由主義とか構造改革とか規制緩和とか金融ビッグバンといった耳あたりのいい掛け声のもとで貿易・金融の自由化が推進されたが、その結果日本は、そして世界は、どうなったか。

グローバル企業は自国の従業員をリストラする自由、途上国の労働者を低賃金でこき使う自由、途上国で公害を垂れ流す自由を享受して大儲けした。

企業の海外流出が自由化されて国内の産業空洞化が進み、製造業が衰退し、アメリカや日本で勤労者の平均賃金が年々下がり続け、大企業とそれに連なるエリートだけが肥え太り、格差が拡大した。

日本ではデフレが収まらない。これは円高のせいで海外の製品を安く輸入できるからであって、いわば海外に巨大な供給源があることを意味している。それによって需要と供給のバランスがくずれてデフレ状態に陥っているのである。海外からの供給に制限を加えなければデフレからの脱却は困難だろう。このように自由貿易は一国の経済政策を無力化する。

これらは「自由」がもたらした巨大な害悪である。

比較優位論の欺瞞
WTOが立脚する自由貿易の理論的基礎が比較優位論であるとするなら、WTOの存在意義には重大な疑念が生じる。

比較優位とは(by wikipedia)、
比較優位を持つ(相手より機会費用の少ない)財の生産に特化し、他の財は輸入する(自由貿易で)ことで、それぞれより多くの財を消費できるという国際分業の利益を説明する理論である。

これを裏返せば、比較位にある産業は壊滅するということであり、そこに従事する何百万、何千万の人々は失業するということである。現実問題として、転職はスムーズにはいかず、賃金の低下を伴う場合が多い。
現在日本、アメリカ、ヨーロッパなどの先進国で起きている失業率の高止まりと賃金低下は自由貿易によってもたらされたと言っても過言ではない。世界規模での激しい競争の結果、先進国と途上国間の賃金平準化が起きているのであり、これがリーマン・ショックの遠因であったとみなすことができる。

比較優位にある産業を伸ばすことで価格を低下させることが経済活動の主目的なのか?
そうではなかろう。
低価格の代償が失業と貧困である現実を直視するなら、比較優位論は有害であると断じざるを得ない。
そのような有害な理論に立脚するWTOは解体し、その後に新たな世界貿易の枠組み(仮に新WTOと呼ぶ)を構築すべきである。
他の先進国と協調して、WTOを解体して新たな貿易秩序を構築すべく務めるのが正しい外交というものである。
WTOの脱退という極論は危険であり、日本が単独で脱退すれば日本だけが袋叩きにあうのは自明だ。

新WTOの基本理念は旧WTOの自由貿易の理念を引き継ぎつつ、多くの制約を課すことで、比較劣位の産業を保護するものとなるだろう。人々の幸福度最大化を重視するものであり、それによる経済効率の低下はやむを得ないとみなす。

少子化
自由貿易は比較劣位にある産業を淘汰し、そこに従事する人々の職を奪うことは上述の通りである。
比較優位にある産業といえども、世界規模の競争に生き残るためには人件費を圧縮するほかなく、正社員が減少して非正規社員が増加する流れが生じた。

非正規社員は賃金が低いだけでなく、いつ首を切られるかわからないという不安定な状態に置かれている。
不安定な身分のもとでは結婚をあきらめざるを得ないのであり、それが少子化に直結している。

若者の意識の変化が結婚を妨げているという意見があるが、それはごく一部の原因にすぎない。というより、失業や貧困が若者を絶望させ、意識の変化をもたらしているということも考えられる。
為政者にとって、経済的要因が少子化の根本原因であることを認めることは自らの失政を認めることと同等であるから、意識の変化や保育施設の問題にすりかえているのである。

このような考察から導かれる少子化対策とは、言うまでもなく、WTOの解体と自由貿易の行き過ぎの是正である。

農業
TPPにより農業は壊滅するだろう。
TPPは経済ブロック的な要素があるものの、根底にある思想はグローバリズムであり、域内グローバル化である。関税の撤廃など自由貿易の理念を極端にまで押し広げたものであり、グローバリズムがもたらす害毒をたっぷりと含んでいる。

3.11により日本の農産物は海外での競争力を失い、ただでもいらない、というゴミになり下がった。
広範囲の国土が放射能に汚染された現状を考えれば、農産品の輸出で外に打って出るなどという話は悪い冗談に過ぎない。3.11により農業を取り巻く環境が激変したことを認識しなければならない。

米の輸入制限が撤廃されれば、関税が現行のまま据え置かれるとしても、国内市場における国産米は競争力を失うだろう。
カリフォルニア米はすでに品質で国産米と同等であり、タイ米の品種は日本人好みではないという意見があるが、日本への輸出が可能となれば品種の切り替えが進むだろう。日本の商社などが協力するはずだ。
消費者は放射能汚染の恐れがない外米を選択すると予想される。
こうしてTPPにより日本の農業は確実に壊滅する。
日本の農業が壊滅するということは、日本という国家が滅びることと同義なのだ。

世界は一つではなく、多様である。
生物の多様性が尊重されるように、国家および民族の多様性が尊重されなければならない。
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sony reader で洋書を読む

2012年01月01日 18時10分40秒 | 電子書籍
Sony PRS-T1 Wi-Fi Reader(英語版) を購入した。
これまで使っていた PRS-505 が故障したので、やむを得ず最新機種に買い換えることにしたのだ。
なぜ英語版かというと、送料を含めても日本語版より約1万円も安く入手できたからだ。
購入先は B&H 。
http://www.bhphotovideo.com/c/product/814092-REG/Sony_PRS_T1_BC_PRS_T1_Wi_Fi_Reader.html

私が購入したのはつい先日、12月半ばであり、本体の価格は99ドルだった。日本語の電子書籍を読む予定のない人にとっては、送料約40ドルを加えても、円高のおかげで日本語版より断然お買得だった。
ところが、1月1日の今日見たら、なんと 129.99 ドルに値上がりしているではないか。
アメリカ・アマゾンでも同じ期間に99ドルから109ドルに値上がりしている。
アマゾンの方が安いが、日本からはなぜか購入できない。

旧型の PRS-505 と比較すると性能は格段に向上している。
ちなみに、PRS-505 は299ドルだった。

●E-ink のコントラストが改善されて、目への負担が軽減されている。
●辞書が組み込まれていて、楽に参照することができる。
●タッチパネルになったため、指でなでるだけでページめくりができる。
●文字サイズをほぼ無段階で変更することができる。
●少しだけだが、小形化された。
●電池の持ちが良くなった。

こんなところだろうか。
アマゾンの Kindle (これも昨年末の99ドルから109ドルに値上がりしている)と比較すると、PRS-T1 の方が取り扱い可能なファイル形式の幅が広いと思い込んでいたのだが、Kindle でも PDF が扱えるらしい。
http://www.amazon.com/Kindle-Wi-Fi-Ink-Display-international/dp/B0051QVF7A/ref=amb_link_358889382_2?pf_rd_m=ATVPDKIKX0DER&pf_rd_s=center-1&pf_rd_r=0NMBRKKSR3NAJVHRH05B&pf_rd_t=101&pf_rd_p=1332001682&pf_rd_i=507846
すると、PRS-T1 の優位性はほとんどないのかもしれない。

電子書籍購入に関しては、アマゾンの膨大なストックをダウンロードできる Kindle の方が圧倒的に優位だ。
Sony の Reader Store は取り扱い数が少ないし、厳密に比較したわけではないので気のせいかも知れないが、値段も高いようだ。
http://ebookstore.sony.com/
その上、Reader Store はアメリカとカナダ向けにしか販売しないらしい。
私のビザカードは、日本在住であるため、受け付けてもらえなかった。
日本のリーダーストアでは洋書を扱っていない。
http://ebookstore.sony.jp/
Sony の商売気のなさにはあきれるほかない。

sony reader ではファイル形式が違うのでアマゾンからの購入はできない。
ここで立ち往生するわけではなく、たいていはなんとかなる。
数多くのネット書店があり、PDF、RTF、EPUB などのファイル形式で購入できるし、ネット上には無料で入手できるコンテンツがごろごろしているからだ。
ネット書店として、たとえば、次のようなものがある。
http://www.ebooks.com/
http://www.diesel-ebooks.com/
http://www.smashwords.com/

PRS-T1 に最も適したファイル形式は EPUB (イーパブと読む)だ。
ソニーの以前のリーダー(PRS-505など)に使用されていたファイル LRF (Sony BBeB) はもう使えない。
LRF、 AZW (kindle)、 PDF、 LIT、 MOBI、 TXT、 RTF、 EPUB、 などのファイルを相互に変換するための種々のコンバーターが無料で入手できるが、その中でも Calibre がいちばん充実している。
http://www.calibre-ebook.com/download

<2012年1月7日>

Kindle eBooks を Sony Reader で読む方法

(1)Amazon から Windows PC 用のソフトをダウンロードする。
https://www.amazon.com/gp/feature.html/?ie=UTF8&docId=1000493771

(2)これをインストールすると、マイドキュメント・フォルダー内に My Kindle Content フォルダーが自動的に作成される。この中にダウンロードした電子書籍が格納される。ファイル形式は AZW 。

(3)有料の Kindle eBooks には DRM (Digital Rights Management) と呼ばれる著作権保護のための制限が付いているので、そのままでは他のファイル形式に変換することができない。
DRM 解除のためのソフトが入手可能で、特に Calibre の plugin がおすすめだ 。ただし、実行は違法である。
http://www.epubor.com/drm-removal-tools-for-amazon-kindle-azw-ebooks.html#CalibreMethod

(4)28000冊もの無料の Kindle eBooks が入手可能である(DRM なし)。
キーワード "free ebooks" で検索すれば全無料書籍がリストアップされる。
http://www.amazon.com/Kindle-eBooks/

(5)ダウンロードした電子書籍の AZW ファイルを calibre により EPUB に変換する。

(6)EPUB ファイルをSony Reader に取り込む。

そんなことをするくらいなら kindle を買えばいいじゃないか、という意見がある。
その通りだが、 Reader を買ってしまったからには使いこなすしかない。


<2012年4月16日>

書き忘れていたので、遅ればせながら補足する。
Calibre によりファイル変換をすると、ところどころに誤変換が起きることがある。誤変換の箇所はごく少数なので読むのに困難をきたす程ではないが、あまり気分のいいものではない。
Calibre の作者は欠陥を意識しているらしく、かなり頻繁なバージョン・アップを行なっている。

<2012年12月5日>

Tom Clancy の新作 Threat vector が12月4日に発売になった。
これを購入しようとしたが、うまくいかない。

Amazon US から購入すればいいのだが、ファイル変換が面倒。
Amazon JP だと kindle を所持していないと購入できない。
www.ebooks.com では販売していない。
www.diesel-ebooks.com から EPUB バージョンが入手できることがわかって、購入手続きが完了して支払いも済み、いざダウンロードしようとしたら、cannot download due to territory restrictions. (error 13).という表示が出て、アウト。キャンセルを申し出たら、すぐに返金してくれた。対応の速さは驚異的。

いやぁ~、それにしても参りました。
やむなくグーグルで購入できるところを検索。
発見したのが、なんと、楽天kobo。
http://www.kobobooks.com/

英語と日本語が入り混じった不思議な空間だが、 Threat vector を購入できることがわかった。kobo を所持していなくても大丈夫。PDF、EPUB でのダウンロードが可能。ただし、かなり割高。

このスッタモンダで気がついたことが一つある。
Amazon US では Threat vector の kindle 版とハードカバーがほぼ同じ価格なのだ。
ほんの少し前には、e-book は安さが魅力だったのだが、いまやその利点は、少なくともアメリカでは、消えた。
電子ブックが普及して、分厚くて重いハードカバーはいやだという人が増えたのだろう。
Amazon JP では、同じ本のハードカバーは相変わらず e-book よりかなり高価だ。


<2013年12月20日>

上に紹介したDRM 解除のためのCalibre の plugin が使えなくなっていることに気づいた。
そこで、別の手段をご紹介しよう。

ミュートレントを使って希望するソフトをダウンロードする方法であり、あまりおすすめできないし、違法かも知れない。そういうことが嫌いな潔癖な方には向かない方法だ。

まず、 μ torrentをダウンロードすることが必要。
無料バージョンで十分だ。
http://www.utorrent.com/intl/ja/downloads/win

ミュートレントについて初めて聞く方は、評判などの周辺情報をよく調べて、納得してからダウンロードしていただきたい。
こういうことをするには事前の十分な安全対策が必要なことは言うまでもない。
Microsoft Security Essentials は無料で、安心して使えるセキュリティ・ソフトだ。
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/security-essentials-download

次に、kickass のサイトに行く。
ここは禁断の楽園であり、秘密の花園だ。
他人には教えたくなかったのだが、私のサービス精神が教えたがっているのでやむを得ない。
kickass サイト自体にウイルスはないが、ダウンロードしたソフトがウイルスに感染しているなど、毒を含んでいることが稀にあるので、用心しなければならない。
特に、ZIPファイルまたは .exe ファイルは汚染されている確率が高いので、インストール前にセキュリティ・チェックするのが賢明だ。
kickass は違法サイトとして将来閉鎖されることもあり得る。

そういうわけだから、行く、行かないは自己責任だ。
http://kickass.to

drm removal というキーワードを入力してsearchすると、47項目がヒットする。
http://kickass.to/usearch/drm%20removal/

この中から好きな項目をダウンロードし、イコンをクリックすると上記ミュートレントが立ち上り、お目当てのソフトがダウンロードされる。ただし、seeder がゼロだとダウンロードはうまくいかない。この数字が大きいほど急速にダウンロードが進む。

私の場合、kindle だけでよかったので、これにした。

Kindle DRM Removal v5.0.2.264 with Key [TorDigger]
http://kickass.to/kindle-drm-removal-v5-0-2-264-with-key-tordigger-t7576932.html

使い勝手は良い。
ウイルスは無く安全だと思うが、保証するものではない。


<2014年5月9日>

ソニー、海外の電子書籍から完全撤退 楽天系が継承
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ080DB_Y4A500C1TJ3000/

あんな商売やっていたんじゃ潰れるのは当然。
しかし、すでに購入した Sony Reader の価値がなくなったわけじゃない。
EPUB 形式のコンテンツはいくらでも入手できるので、これまでと何も変わらずに使うことができる。


<2014年8月10日>

ソニー、電子書籍リーダー市場から撤退へ
Sony gives up on selling e-readers

http://www.bbc.com/news/technology-28663878
Sony has given up selling its line of Reader devices for e-books after failing to find a big enough market.

"We do not have plans to develop a successor Reader model at this time," the Japanese firm told the BBC.

The PRS-T3 was the last version made and will exist as long as supplies remain in Europe.

Earlier this year, Sony pulled out of selling e-books and directed its users in the US and Europe to the e-bookstore of rival Kobo.

North American customers using Sony Readers have been directed to buy books from Kobo since February this year, and European and Australian customers since May, a Sony spokeswoman said.

But users in Japan, Sony's home country, can continue to still get its line of Readers and access Sony's Reader Store.



  



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