独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

高齢者は集団自決すべきか?

2023年02月17日 14時08分47秒 | 日本
成田悠輔という男のとんでもない過激な発言をNewYork Timesが報じ、ちょっとした世界的騒ぎになっている。

成田悠輔「高齢者は集団自決した方がいい」
NYタイムズが発言報じて世界的大炎上「この上ないほど過激」
2023/2/14 Yahoo ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d379d33d4672343ffe0adad5f67c54b9a93db27


成田悠輔


私は、高齢者の一人として、「高齢者は集団自決した方がいい」とは決して思わない。だが、麻生や二階などの後期高齢者が我が国の政治を牛耳り、停滞させ、多くの国民を苦しめている現状を変えるには、後期高齢者は政界から即刻引退すべきだと考える。
集団自決とは「集団引退」の比喩だと見なせば、成田悠輔の発言にも許容できる部分はある。ただし、成田悠輔自身は、比喩ではなくリアルだ、と発言しているので、この男が異常性格者であることはほぼ間違いなかろう。

成田悠輔だけでなく、日本国民の多くが、政府の支出はすべて税金によって賄われている、と無条件に信じている。だから、税金の無駄遣いを削れ、という節約思考を支持する。
そこにさまざまな問題の根本原因が潜んでいると私は考えている。

 成田悠輔の「高齢者集団自決」論も節約思考からでているのだろう。高齢者は何も生み出さず、若者の妨害ばかりする。無駄な存在である。だから集団自決で消えるべきだ、というわけだ。

 節約思考に毒された政治家の中から、「2番じゃダメなんですか」という発言の下にスパーコンピューターの開発を阻止しようとする人物が現れる(彼女は後期高齢者ではなかったが)。

 大学を格付けして予算配分を差別しようとする文科省の官僚は「選択と集中」という共産主義者の思想に毒されているのだが、その思想の根底にはやはり節約思考がある。限られた予算を有効に使うべき、という思想だ。駅弁大学に貴重な予算を使うのは無駄だというわけだ。だが科学技術研究は複雑怪奇。効率などという尺度では律しきれないのだが、予算配分の権限を握る文系バカの官僚共には理解できない世界なのだ。

 自衛隊予算をGDP比2%に引き上げるには増税が必要という発想も、もとをただせば税金についての間違った認識から出ている。金が足りなければ赤字国債を発行すればいいだけの話なのに。むろんインフレという制約要因は考慮しなければならないが。
中国が軍事侵略による日本滅亡を企んでいるにもかかわらず、自衛隊増強のためには増税が必要という、亡国の論理がまかり通ているところに我が国の真の危機がある。ケチ田が無能な総理だという証拠でもある。

国家財政における節約思考が間違いだということは三橋貴明氏などが口を酸っぱくして説いている。財源は税金だけでなく、一定の制約の下での赤字国債の発行であっても問題ないのである。税金は財源の一部にすぎないのである。日本政府が1200兆円の「借金」を抱えているにもかかわらず、財政破綻していない。円の信認が失われたという形跡はない。コストプッシュ型の物価上昇が起きてはいるが、ハイパーインフレには程遠い。
それにもかかわらず、多くの日本国民はその事実を認識しようとせず、財政の「無駄を削れ」とバカの一つ覚えを叫び、自縄自縛に陥ってもがいている。
国民の大多数がバカなのか。
それとも、影響力のある耄碌高齢者がのさばっているせいなのか。
私は両方だと思う。




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