独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

花粉症の抜本的対策:石原都知事はエライ!

2006年11月14日 07時45分29秒 | 日本
昨日のテレビニュースで東京都が思い切った花粉症対策の実施に踏み切ったことが報じられた。
花粉を飛散させやすい樹齢30年以上の杉を今後10年間で180万本伐採し、そのあとに花粉の量が10分の1という新種の杉を植える。これにより花粉の飛散量を20%減らすことができるが、伐採にかかる費用は250億円、杉の販売による収入は50億円。200億円の赤字だ。
自ら花粉症に悩む石原都知事が主導しての事業であり、都知事は「杉花粉は国中に被害をもたらしているが国は何もしてくれない。都が第一歩を踏み出したい」とあいさつ。

石原都知事の決断力と実行力に敬意を表したい。
今後は伐採費用の削減と杉の付加価値向上に工夫をこらし、赤字幅を少なくしなければならない。そうすることで国家事業として全国展開すべきだろう。

伐採のあとに再び杉を植えることには疑問を感じる。治水、景観、経済性などにおいて杉が特に優れているとは思えないからだ。
最近ラワン合板が大幅に値上がりしている。コンパネは1~2年前のおよそ2倍だ。原木が入手難になっているらしいが、例によって中国の資源爆食によるものだろうか。
将来の世界の木材需給を予測し、今植林するにはどの樹種が適切か考えるべきだが、はたして林野庁のバカ役人どもはそこまで考えているのだろうか。

それにしても林野庁はこれまで何をしていたのか。国会議員は何をしていたのか。
全国に何億本もある膨大な数の杉は、切り出して建材として利用しようとすると大幅な赤字になるため、切るに切れず粗大ゴミとして放置されているのだ。それに対して何の抜本策も講じなかった罪は重い。無能と言うべきか、怠慢と言うべきか。

杉花粉という毒物をまき散らす醜悪な粗大ゴミを一掃し、「美しい国」を建設しなければならない。


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