車載半導体で覇権狙うサムスン電子、ルネサス買収できるか
2021.04.05
日経XTECH
サムスン電子が半導体分野で大型買収を検討しているという報道が出たのは、21年1月末でした。買収候補として名前が挙がっていたのが、NXPやルネサス、米Texas Instruments（テキサス・インスツルメンツ、以下TI）です。それぞれがこれまで大型買収を実施してきた企業だけに、報道を目にしたときには驚きました。ですが、小池さんと清水さんのお話を聞くと、その理由が分かってきます。
一言で表現すれば、車載半導体事業の強化のため。NXPとルネサス、TIはいずれも、強い車載半導体事業を持っています。サムスン電子は数年前から自動車分野での事業拡大に力を入れてきました。ただし、車載半導体は、コンシューマー機器に比べて信頼性や実績を重視する業界。それだけに、既に存在する競合を駆逐して主導権を握るには、時間やコストがかかります。買収策を講じるのは自然な流れと言えるでしょう。
サムスン電子は車載機器分野で17年に車載部品大手で音響機器に強い米Harman International Industries（ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ）を買収しています。同じように車載半導体で大手企業の買収に踏み切る可能性は高そうです。
半導体不足が世界的な課題としてクローズアップされている。
自動車産業は半導体不足のため車の生産に支障をきたしている。
主な原因は、55％の半導体世界シェアを握る台湾のTSMCの生産が追いつかないためらしい。
中国に優先的に供給しているという説もある。
その上、旭化成やルネサスなど、半導体関連工場の不審な火災により、車載用半導体の逼迫が一段と厳しくなった。火災の原因については、某中華一味によるサイバー攻撃により引き起こされた過電流によるものではないかとのうわさがあるが、真偽のほどは明らかではない。
半導体チップの供給不足により、日米の自動車産業が減産に追い込まれている。
そいう状況の中で、半導体2位のサムスンはあまり話題に上がっていなかったが、ここにきて、我が国の車載半導体大手であるルネサスの買収に動いているらしいという上記ニュースが飛び込んできた。
とんでもない話である。
車載半導体を韓国メーカーに握られたら、日本の自動車産業が韓国に牛耳られることになる。
日本の終わりである。
断固としてサムスンの動きを阻止しなければならない。
経産省は無能だから、エルピーダを倒産させ、シャープ、東芝などの苦境を救おうとせず落城させてしまった。
もしルネサスを失うなら、我が国はもうおしまいだ。
なお、半導体問題については深田萌絵さんのyoutubeがたいへん参考になる。危機感を共有しようではないか。
深田萌絵TV
U.S. auto industry calls for government help as it warns of impact of chip shortage
April 6, 2021
Yahoo Finance
Some funding should "be used to build new capacity that will support the auto industry and mitigate the risks to the automotive supply chain evidenced by the current chip shortage," the group's chief executive, John Bozzella, wrote.
The group said the U.S. government could specify "a particular percentage – that is reasonably based on the projected needs of the auto industry – be allocated for facilities that will support the production of auto grade chips in some manner."
The group represents nearly all major automakers with factories in the United States including General Motors Co, Ford Motor Co, Volkswagen AG, Toyota Motor Corp and Hyundai Motor Co.
これは、米国で自動車を生産する企業グループ (トヨタを含む) が、半導体チップの米国内生産を支援するよう米国政府に要望した、というニュース。
不思議なのは、日本の自動車メーカーが半導体の日本国内生産を支援するよう政府に働きかけた、というニュースを目にしないことだ。
頑張っているのは深田萌絵さんだけのように見える。
2021.04.05
日経XTECH
サムスン電子が半導体分野で大型買収を検討しているという報道が出たのは、21年1月末でした。買収候補として名前が挙がっていたのが、NXPやルネサス、米Texas Instruments（テキサス・インスツルメンツ、以下TI）です。それぞれがこれまで大型買収を実施してきた企業だけに、報道を目にしたときには驚きました。ですが、小池さんと清水さんのお話を聞くと、その理由が分かってきます。
一言で表現すれば、車載半導体事業の強化のため。NXPとルネサス、TIはいずれも、強い車載半導体事業を持っています。サムスン電子は数年前から自動車分野での事業拡大に力を入れてきました。ただし、車載半導体は、コンシューマー機器に比べて信頼性や実績を重視する業界。それだけに、既に存在する競合を駆逐して主導権を握るには、時間やコストがかかります。買収策を講じるのは自然な流れと言えるでしょう。
サムスン電子は車載機器分野で17年に車載部品大手で音響機器に強い米Harman International Industries（ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ）を買収しています。同じように車載半導体で大手企業の買収に踏み切る可能性は高そうです。
半導体不足が世界的な課題としてクローズアップされている。
自動車産業は半導体不足のため車の生産に支障をきたしている。
主な原因は、55％の半導体世界シェアを握る台湾のTSMCの生産が追いつかないためらしい。
中国に優先的に供給しているという説もある。
その上、旭化成やルネサスなど、半導体関連工場の不審な火災により、車載用半導体の逼迫が一段と厳しくなった。火災の原因については、某中華一味によるサイバー攻撃により引き起こされた過電流によるものではないかとのうわさがあるが、真偽のほどは明らかではない。
半導体チップの供給不足により、日米の自動車産業が減産に追い込まれている。
そいう状況の中で、半導体2位のサムスンはあまり話題に上がっていなかったが、ここにきて、我が国の車載半導体大手であるルネサスの買収に動いているらしいという上記ニュースが飛び込んできた。
とんでもない話である。
車載半導体を韓国メーカーに握られたら、日本の自動車産業が韓国に牛耳られることになる。
日本の終わりである。
断固としてサムスンの動きを阻止しなければならない。
経産省は無能だから、エルピーダを倒産させ、シャープ、東芝などの苦境を救おうとせず落城させてしまった。
もしルネサスを失うなら、我が国はもうおしまいだ。
なお、半導体問題については深田萌絵さんのyoutubeがたいへん参考になる。危機感を共有しようではないか。
深田萌絵TV
U.S. auto industry calls for government help as it warns of impact of chip shortage
April 6, 2021
Yahoo Finance
Some funding should "be used to build new capacity that will support the auto industry and mitigate the risks to the automotive supply chain evidenced by the current chip shortage," the group's chief executive, John Bozzella, wrote.
The group said the U.S. government could specify "a particular percentage – that is reasonably based on the projected needs of the auto industry – be allocated for facilities that will support the production of auto grade chips in some manner."
The group represents nearly all major automakers with factories in the United States including General Motors Co, Ford Motor Co, Volkswagen AG, Toyota Motor Corp and Hyundai Motor Co.
これは、米国で自動車を生産する企業グループ (トヨタを含む) が、半導体チップの米国内生産を支援するよう米国政府に要望した、というニュース。
不思議なのは、日本の自動車メーカーが半導体の日本国内生産を支援するよう政府に働きかけた、というニュースを目にしないことだ。
頑張っているのは深田萌絵さんだけのように見える。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます