独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

北方領土問題を解決して日露平和条約を

2014年12月02日 21時41分34秒 | ロシア
安倍首相 ロシアと平和条約を締結する考えを表明
2014年12月1日
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_12_01/ronichikankei-heiwa/
安倍首相は、北海道根室市の長谷川俊輔市長らと面会し、北方領土問題について、「何としてもやり遂げたい」と述べ、北方領土問題を解決して、ロシアと平和条約を締結するとの考えを示した。


今は平和条約締結のチャンスかもしれない。日露双方ともお互いを必要としているからだ。
日本側から見れば、ロシアとの友好関係構築は中国の軍事的脅威を減殺する効果が期待できる。
ロシアはクリミア併合、マレーシア旅客機撃墜事件、ウクライナ紛争などに伴いNATO諸国と鋭く対立し、経済制裁を受け、経済的危機に直面している。最近の原油価格の急落の原因については諸説があるが、その中で、石油が主要な輸出品であるロシアを困らせるために、米国とサウジアラビアが共謀したという説の信ぴょう性が最も高いように思う。
世界が冷戦時代に逆戻りしたかに見える緊張状態に陥っているにも関わらず、日本は、いつものように、「怖いものを見たくない症候群」により自ら目を塞いでいる。
ロシアが日本との関係を強化することで危機克服の一助としたいと考えるとしても不思議ではない。

日露平和条約を締結するには、北方領土問題に関して何らかの合意に達する必要がある。
北方領土問題に出口はあるのか?

私が考える着地点は次のようなものだ。
とりあえず歯舞、色丹の2島返還を実現する。
その上で、国後、択捉の2島は日本の領有権を相互に認め、実際の返還時期については20年後に話し合う。


米ソ冷戦時代にはオホーツク海はソ連原潜の聖域であり、核戦争におけるソ連の生命線だった。千島列島が城壁となって米国潜水艦の侵入を阻止していたのだ。
ウクライナをめぐって再び米露冷戦時代に突入したかに見える今、第三次世界大戦の可能性さえささやかれている。
World War 3: Would Russia Win?
November 21, 2014
http://www.valuewalk.com/2014/11/world-war-3-russia-win/

World War 3: Russia Simulated Attack On Denmark, Could Be Preparing European Invasion
November 1, 2014
http://nworeport.me/2014/11/01/world-war-3-russia-simulated-attack-on-denmark-could-be-preparing-european-invasion/

Russia Armed and Ready For New Cold War With US; Ex-USSR Pres. Gorbachev Believes 'Signs' Emerging
December 2, 2014
http://au.ibtimes.com/articles/574603/20141202/russia-gorbachev-ussr-cold-war.htm#.VH5I7Hs_aWM

Norwegian F-16’s Near Collision With Russian MiG-31 Caught on Tape
DECEMBER 2, 2014
http://blog.foreignpolicy.com/posts/2014/12/02/norwegian_f_16_s_near_collision_with_russian_mig_31_caught_on_tape


そういう状況下で、城壁に穴を開けることになる国後、択捉の返還はロシアの立場からすれば絶対にあり得ない。
したがって、20年後の世界情勢を見て、返還時期を決めるということでやむを得ないのではないか。

歯舞、色丹2島は、ロシアから見て城壁の外側に位置するため、返還してもオホーツク海の防衛に悪影響を与えない。

日本としては、時にはロシアの弱みを冷徹に分析しつつ、粘り強い交渉により北方領土問題を解決し、平和条約締結を実現すべきだ。

ただ一点気になるのは、アメリカの動向である。アメリカのメディアは米露対決をあおり、今にも第三次世界大戦が始まりそうな騒ぎになっている。アメリカが、中国を味方にしてロシアと対決しようとしているのであれば、日本としては大変困ったことになる。

宮崎正弘氏によると、アメリカのメディアは、プーチン(ロシア)、安倍(日本)、モディ(インド)、エルドアン(トルコ)を世界の4悪人と呼んでいるという。4人共ナショナリストであり、グローバリズムに反対しているからだそうだ。安倍総理がグローバリズムに反対だという認識はどこからでてくるのだろう。それはともかく、習近平が悪人と見られていないことに注目すべきだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU
(宮崎発言は33分から)

<2014年12月16日>

ここ2,3日の間にロシアをめぐる状況が風雲急を告げてきた。ルーブルが急落し、金利を17%に引き上げたが急落を止められなかった。株価の暴落も止まらず、本日21時現在(日本時間)、ロシア株 RTSI が朝方から17%も下げている。ただごとではない。

【ヤバイ】ロシアのルーブルが史上最安値に暴落!ロシア政府は介入を実行へ!日経平均株価も1万7000円台以下に下落! new!!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4840.html

IT DIDN'T WORK: RUSSIAN RUBLE COLLAPSES AFTER LATE-NIGHT RATE HIKE
Dec. 16, 2014
http://www.businessinsider.com/rouble-strengthens-after-russian-central-bank-hikes-rates-2014-12

Russia to Retaliate Against the US Over Sanctions, Troops and Warheads Ready
December 15, 2014
http://au.ibtimes.com/articles/575957/20141215/russia-sanctions-tensions-ukraine-tension-congress-barrack.htm#.VJAcTns2WWM

Russia's fast track to ruin
16 December 2014
http://www.bbc.com/news/business-30491170

Ready-To-Fire Nuclear Missiles, Putin Cold War Rhetoric Must Be Addressed to Prevent World War 3 – Reports
December 14, 2014
http://au.ibtimes.com/articles/575871/20141214/nuclear-missiles-putin-world-war-3-nato.org#.VJAd8Hs2WWM





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