雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

国盗り物語

2009-07-02 22:43:42 | 将棋・スポーツ
東国原氏、比例1位で処遇=衆院選対応で自民が検討(時事通信) - goo ニュース

東国原宮崎県知事が自民党総裁候補のポストを要求したと知ったとき、でかく出たな、と思った。

なぜそう思ったのだろうか。

ある分野で成功したからといっても所詮実績は過去の遺物に過ぎないからだ。

単に「改革」などという言葉ではなく、総理大臣になるのではなくやる覚悟があることを示さなければならない。

ではどうすればそれが示されるか。

以前も書いたが、今日本は維新以来の大きな節目を迎えている。

その大きな流れのなかで自分が一体何をすべきと考えているかを国民に問う必要がある。

その点小泉さんが目安になる。

小泉さんのわかりやすさは、郵便局民営化と自民党の故習一掃という狙い目を明白にした。

郵便局という国の機関のなかで崩せそうな牙城を選んで、自民党の地方代表組を追い出すこととを一緒にしたために、本当の改革が起こりうる可能性に国民がとびついた。

小泉さんと、そのほかの総理大臣との違いは、なんといっても国民の支持をとれたかどうかにあるが、その支持のとり方は、本当に改革に向う感じがするかどうか、だ。

といって小泉さんは本当の改革をするつもりはなく、本当の改革は後進に委ねたが、以前も触れたとおり、うまくいかなかった。

大久保(信長も?)が残した上から下へという役人根性を粉砕するには国民の流れが一本になることしかないわけだから、東国原知事が本当にやる気なら、自分が陥落させるつもり牙城を提示すべきだ。

今のままでは、どこをどう攻めるのかが全く見えてこないし、国民も押すに押せない。そしてこれは正しい選択だと解釈されれば、国民の支持がつく。

そしてその攻めどころがぶれていれば国民が離れ結局また役人に頼らざるを得なくなる。

ところで小泉さんを部分的に勉強したのが社民党首のあの女の人。

何かあるたびにひとことでいえるフレーズにまとめて、「~~内閣!」みたいなことをいっていたが、最近いわなくなった(僕がTVみなくなっただけだろうか?)が、単なるひとことフレーズではダメだったか、と反省してるに違いない。

しかし個人的には社民党のようなところのブレーンをやってみたい気もする。