今年も登場!
実は数週間前から始まっていたイースター仕様のジンジャーブレッド・ディスプレイ、写真を撮る機会がこれまでなかったのです。
イースターまで毎日日替わりで、それも周期的に同じ種類が頻繁に登場することと思われますので、前を通り次第写真を撮ることにします。
グリーンノールはイギリス北部を中心に展開するベーカリー(パン、ケーキ屋)のチェーン店です。ストックポートのタウンセンターには平行に並ぶ2本の商店街に各一軒ずつ、計2軒もあります。
中央の一口大のキャロットケーキにはマジパン製のかわいらしいニンジンが載っています。両側がウサギだとよかったのですが、ちょっと期待をはずしてショートブレッド・サンドウィッチのスマイリー・フェイス。抜いた目、口から間に挟んだラズベリージャムの毒々しい赤がのぞいています。
その両側がウサギとヒツジ、イースターのテーマに沿っているのですが、なぜか違和感....
イースターのキャラクターなら子ヒツジと子ウサギじゃないと雰囲気が出ません。
奥の段には細く絞りだして巣を形作ったバタークリームの中央に糖衣のかかった小さいチョコレートエッグが三つのったイースターエッグ・ネストのフェアリー・ケーキと、黄色いソフトタイプのアイシングでを覆った一口大のスポンジケーキのヒヨコ付き、よし、イースターらしいぞ!
.....で、両側のメレンゲのもこもこののった緑のカップケーキは何のつもりなんだろう?....動物の顔のようですが。
ウサギではありません。
イギリスではウサギは必ず、ベージュかグレーであらわされます。
シラコである白いうさぎ、なんて子供向きの表現には決してあり得ません。
左側においてある、思いっきりベタベタ甘そうな大き目のドーム状物体はなんだろう...?と目を凝らして見ていたら、隣に答えが見つかりました。
イースター・エッグ・ドーナッツ!
きいたことのない名前!あごがとろけそうなぐらい甘そうです。
春らしいパステルカラーの柔らく溶いたアイシングで覆われたドーナツ!
真ん中の穴に、なぜか上部をちょん切った卵型のチョコレートが突っ込んであるようです。
イースターに限らず一年中発売されているカドベリー社製のチョコレート・エッグ、クリームエッグ Cadbury's Cream Egg (白味と黄身を模したトロンとしたあまーいクリームが詰まっています)についてはいずれまた改めて書くつもりです。
すごい発想の新型ケーキです。
となりの「逃げるジンジャーマン」の発想も(イースターとは関係ないですね)意表をついています。
この写真だと下の部分が切れちゃっているのですが、製品名が Catch Me If You Can (捕まえられるものなら捕まえてごらん)というらしいところもすごいです。
下に空いた二つの穴から中指と人差し指を出して異様なバランスのジンジャーブレッドの脚に見立てて遊べる仕掛けです。
キッチュベーカリーの帝王、グリーンノールス、あなどれません。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。