イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ついに感染、バルセロナ土産のコロナウィルス!バルセロナの光景いろいろ写真多数

2022年07月27日 08時00分00秒 | ヨーロッパ

先週5日間滞在したスペインのバルセロナ Barcelona の街並みその他の雑多な写真を並べてみました。

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おもな話題は夫のコービッド感染とヨーロッパの感染拡大防止対策です。

最後に、のせた写真の簡単な説明文をまとめました。

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帰国したその翌日(土曜日)、夫に風邪の症状と倦怠感がでました。

一昨日(月曜日)、念のためにパンデミックの終わりごろ無料で配布しまくっていたコービッド Covid19 (コロナウィルスによる感染症)の検査キットの残りで検査しました。

陽性でした!

私は陰性でした。ワクチン接種が完了している人が感染する割合は30%前後だそうです。

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検査キットが無料で手に入らなくなった今、症状が治まれば陰性になるのを確認せずに外出、出勤する人も多そうです。

検査キットが無料で大量に配布されていた頃は自宅でのこまめな検査が必須でした。それでも後のほうになれば家族や同僚などに感染者が出ても本人が陰性でありさえすれば、自主隔離する義務はなくなっていました。大勢の国民が一家そろって自宅にこもれば社会の動きがとまっちゃっていますものね。

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コービッド、ありがたくないバルセロナ土産です。

夫は帰国前日に「喉が痛い」と言いました。冷房をつけっぱなしで寝たせいだと思っていたのですが、コービッドにすでにかかっていたのでしょう。

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バルセロナは世界中からの観光客でほんとうにいーっぱいでした。

スペインも多くの欧米諸国と同様、入国の際に自国の国民保健機関が発行した「ワクチン接種証明書」の提示を求めています。

私たちもスマートフォンに入れて持参したのですが、空港で誰にも見せろと言われませんでした!!

英国に帰国時にも審査なし!

 

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ミクロン株は変異を続けて感染力を増しているらしいのですが、危機感はあまりありません。

ワクチン接種がいきわたった今、感染が拡大しても重症化したり死亡したりする人はとても少ないので、「パンデミック」は終わったことになっているのですから。(感染拡大はとまっていないのにもかかわらず)

 

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現在は空前のホリデー(旅行)・ブームです!

2年間の自粛の反動でパンデミック前より国内外を旅行する人の数が増えています。人の移動をとめる動きはなさそうです...まあ、気にしなくていいんでしょう。どうせ国内で一定数の人が新変異株に感染しちゃえば、人の移動をとめても感染拡大はとまらないでしょうから。

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観光地(例;バルセロナ、英国内でも同じでしょうね)のようすがパンデミック前とは激変していることに気が付きました。

どこの観光地にもものすごくたくさんいた中国人観光客が皆無でした!

もちろん、日本人もいません!私のように欧州在住の中国人、日本人もいたのかもしれませんが、見かけませんでした。なぜか若い韓国人は数か所で見かけましたが。英語が堪能だったので英国か欧州のどこかの国の留学生かもしれません。

韓国人の男女カップルは日よけに折り畳みの雨傘をさして歩いていました。わざわざ暑い南欧に来て日傘をさして歩いているのはひどく往生際が悪く感じました。

 

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私が英国に来た30年前は、東洋人観光客のほぼ全員が日本人だったのですが、ここ10年ほどの間に人数では完全に中国人に負けています!

日本人観光客は同じ小さなお土産を大量に買って、しかもひとつひとつ小袋に入れてもらうのが特徴でした。観光地で何度も見かけています。そんなことをする他国の観光客は皆無です。

 

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日本は今、コロナウィルスの持ち込み阻止のための入国制限が物凄く厳しいらしいですね。

出国前72時間以内のPCR検査で陰性判定がでないと出国がかなわないとか...?意味がなく、旅行者の行動を無駄に制限するだけの決まりに思えるのですがっ!!

いくら出国直前に陰性確認されても航空機の中で感染しちゃう可能性は大きいですよね?乗り継ぎがあれば(例えばマンチェスター出国だと日本行きにヨーロッパでの乗り継ぎは必須)よその国の空港で世界各国の乗り継ぎ旅客と長い時間接点を持つことになるのですが!

「水際対策」って...もうどうせ国内で感染はじゅうぶん広まっている今、必要ないはずです。(しかもワクチン接種がすすむ前にオリンピックやったくせに!?!)

 

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夫は一昨日(月曜日)、熱がでたことと持病への影響の心配があるため、国家保健省の運営する相談センターに電話をかけ、地域のGP(何でも診てくれる総合登録医師)と連携してサポートしてもらう体系を用意してもらいました...何かあった時のために。

夜に腹痛も始まったので心配で ストックポート日報 の更新がかないませんでした。(言い訳)

 

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一晩明けた昨日(火曜日)はかなり復調して、起きて朝食を食べました。その後ベッドで一日過ごし夜にはまた起きてテレビで女子サッカーのヨーロッパ杯を観戦しました。

微熱と咳がまだあります。夫が「もう手に入らない検査キットを症状もないのに使うのはもったいない」というので一度しか検査をしていませんが、私も娘も症状がありません。

ワクチン接種の効果は絶大です!

誰もコービッドにかかったことがない私たち一家は周りではなかなか稀有な存在でしたが、夫がついに感染体験を果たしました!

 

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バルセロナでは地元住人のほとんどが地下鉄でマスクをしていました。

英国の私の周り(マンチェスター近辺)ではバスや電車に乗る時にマスクをする人はもうほとんどいません。

写真について

1;バルセロナで一番古い教会、カタロニア・ゴシック様式の美しい教会、サンタ・マリア・ダル・マル  Basilica de Santa Maria del Mar の正面両脇にそびえる鐘楼2本のうちの1本が狭い通りの向こうに見えています。

3;ガイドブックで見つけた、アール・ヌーボー様式の建築物がまとまって残る通称「黄金地区 Quadrat D'Or」めぐりの途中でみかけた建物の上の金属の雲、だそうです。19世紀の建築物と現代アートのコラボレーションのうちのひとつです。

4;バルセロナではスケートボードが移動の手段として人気です。国際的なスケーターのコミュニティがあることも子供の頃からの熟練スケーターの私の息子がバルセロナに移住するのを決めた理由の一つです。最近は免許も登録も不要なため英国でも安全性が問題視されている電動のスクーターも増えています。バルセロナでも事故のトラブルが絶えないそうです。息子たちスケーターから「怠け者め」と軽い顰蹙を買っています。

5;きまった場所に乗り捨て自由の、公営の貸し出し自転車が人気です。息子もたったの30ユーロ!!で年契約しています。観光客向けの賃貸自転車もありました。目的地まで狭い道を素早く行ける自転車が観光向きかは疑問です。私はキョロキョロ周りを見てまわりたいものですから。英国では現首相ボリス・不誠実・ジョンソンがロンドン知事時代に普及させた、市内乗り降り自由の環境にやさしい自転車貸出し制度が全国に広まりました。「ボリスのバイク Boris's bike」として、無能首相の知事時代のお手柄を記憶する愛称で親しまれています。バルセロナでなんと呼ばれているのかは知りません。

6;Passig de Gracia という、パリのシャンゼリーゼのようなデザイナー・ブティークがならぶ大通りで、歩道にニセ・グッチ、エルメス、ベルサーチ等のバッグを堂々とならべるバッタ屋です。香水博物館 Museu del Perfum (有名なガウディ建築、Casa Batlloと隣接)の外。3年前に来た時はバッタもの露天商が海岸通りに数百軒ズラーッと並んでいましたが、警察の取り締まりが強化されたとかで、現在海岸からは姿を消しました。...この場所でやる方がよっぽどいい度胸です。

7;中世風(19世紀末の建築)の細部が美しい香水博物館の入り口パティオです。(入場はしませんでした)

8;9;考える牡牛像と、太ったネコ像。たくさんあった彫像の中で特に気に入った2点です。ネコの立派なタマタマをまんなかに息子とセルフィーを撮りました。

10;住人のほとんどが賃貸アパートメント住まいのバルセロナでイヌを飼っている人がとても多いのが驚きです。息子も保護センターから引き取るつもりでさがしています。仕事の間、お友達とシェアしている狭いアパートメントに残していくのはかわいそうではないか、と聞いたら職場と自宅の行き来は頻繁にできるのでしょっちゅう連れ出せるし、遊びにも連れていくのでだいじょうぶ、ということでした。たくさんの地元住人が平日の昼間にイヌを連れて歩いているのを見かけました。なるほど、長い休み時間に自宅に帰ってイヌを連れ出していたみたいです。

11;12;観光地の表通りに洗濯物...英国では考えられない光景です。この通りすべてがこんな感じでした。

13;中近東からの移民が多いエリアの八百屋さんの店先です。食料品を扱う個人商店は移民家族の経営が多いみたいですね。選択物干し通りも中近東、南アジア系の移民が住んでいるエリアでした。

14;サンタ・マリア・ダル・マルの展示エリアにあった、中世の薫り高い美しい聖母子像ですが由来がどこにも書かれていません。勝手にさわってもいい場所にありましたし。なんだろう?「ご本尊」らしい聖母子像はちゃんと祭壇に奉られていました。

15;サンタ・マリア・ダル・マルの床石にたくさん刻み付けられていたマンガのような、子供のラクガキのようなどくろマークのひとつです。床下には教会寄進者の遺体が埋葬されています!踏んで通るとバチが当たるような気がします。どくろマークは「死を忘れるな」を意味するマジメなシンボルなのですが、場違いにフマジメに見えます。

2;16;17;同じアーティスト(tiny)による、たぶん依頼があって制作されたわけではない、素人のタッギング (自分の名前を残していくラクガキ行為)ですよね。かわいいので見かけるたびに写真を撮りました。

18;19;もうバルセロナ中、ラクガキでいっぱい!タギングと言われる殴り書きの多くは見苦しいモノばかり。立体的などくろはけっこう工夫があるなと思って写真を撮りました。ずっと同じところにとまっているわけではない電車の車体のラクガキはちょっとすごいです。息子が、1人1色(ペイントスプレー1本)担当の「人海戦術」で停車時間の5分以内に描き終わる一部始終を目撃したことがあるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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犬と暮らせば (浅井洋)
2022-07-27 23:17:23
江里様
 あいかわらず お元気ですね
旦那様も 回復されて 良かったですね

 書かれている 注釈が 多すぎて
読み切れないので また 明日 読んで反応します
有り難うございます
 明日からの楽しみにします
返信する
浅井さんへ (江里)
2022-07-28 07:41:11
注釈なのに長すぎましたね!!写真の説明を本分記事にしようか迷ったのですがコロナ感染を本題にしました。どっちにしても写真がないともちませんから!
返信する
Unknown (kako waka)
2022-08-02 14:26:41
びっくりです!
遂に、かかりましたか…
でも、良くなったみたいでよかったです!
返信する

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