イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

季節の風物詩、ヒツジのベビーブーム!仔ヒツジ見物ならやはりここ!

2024年05月08日 04時43分03秒 | 英国の動物

日本はゴールデンウイークだったようですね。(なつかしいなぁ)

英国も月曜日がバンクホリデー bankholiday という、年に3回ある法定休日、3連休でした。

話が古くて恐縮です。先週の平日にストックポート日報 ではおなじみのはずの、カースルトン Castleton に行きました。

カースルトンはクルマでストックポートの自宅から30分足らず、ピーク・ディストリクト Peak District の、雄大な丘陵地に囲まれた美しい小さな町なのですが...その実、観光業界用語、「ハニーポット・ビレッジ honeypot village 」の典型例として知られる地域有数の観光地なのです。

今回の話題は、カースルトンでも「ハニーポット」の概念の解説でもなく、仔ヒツジ!

 

カースルトンについて書いた以前の記事のリンクです☟「ハニーポット・ビレッジ」について簡単な解説があります。

ピーク・ディストリクトの密のツボ、実に1年と8カ月ぶりの外出! ドライブとショッピングも楽しめ大満足

英国では...ちょっと最盛期はのがしたかな、2月から4月の終わりごろまではヒツジの出産ブーム、ラミング lambing の季節なのです。

4月から5月にかけて、郊外の放牧地に行けばべへべへ~とにぎやかな鳴き声がひびき、母ヒツジの周りをピョンピョン跳ねまわりるかわいらしい仔ヒツジの姿が見られます!

もうちょっと雄大なスケールでいっぱいまとめて見たい!...となれば、ピーク・ディストリクト。目的地はおなじみのカースルトン。パブで昼食を食べて行こうということになりました。

写真は、カースルトンの町に入るまでの道の両側いっぱいに壮大なスケールで広がる牧草地と母子ヒツジたちです。

写りがよくないので、クルマの窓越しの写真はめったに撮りません。

ただ、今回は通りかかった風景のあまりの壮大な美しさにまけていくつか撮ってみました。道路わきに少しスペースがある、クルマがとめられる場所は限られています。

 

 

 

カースルトンに入る前によく停めるスポットです。

(英国は、日本と同じで左側通行です。左側には何キロも停められるスペースがないのがわかっています)

仔ヒツジたちは母ヒツジの目に届く場所で元気いっぱい遊びます。双子が多かったように思います。私たちが柵の外に立っていることに気づくと母ヒツジたちは警告のべへべへ音を発します。それを聞いた仔ヒツジたちはいくぶん高めのかわいらしいべへべへで応え、すぐに母親のもとに走っていきます。

母子どちらも、体側にペンキの殴り書きで同じ数字が書かれているのでどのヒツジがどの仔ヒツジの親か、すぐにわかるようになっています。

自分の子供ではないよその仔ヒツジがそばに寄って来たら頭で小突いて激しく追い払っていました。...自分の子たちと遊んでいたお友達仔ヒツジなのに。

 

この後、クルマを進めてカースルトンに向かいましたが...街じゅう、クルマと人でいーっぱい!平日だったのに。

丘陵地のほぼてっぺんあたりから、谷底まで下るカースルトンに入る急な坂道の両側に丘陵がせまる景観の美しさは特筆ものです。

 

 

道にあふれた観光客の数にウンザリしました。目当てのパブも道の両側にいくつもあるカフェも人でいっぱいでした。

そのまま町をはしり抜け、3キロほど離れた、ホープ Hope という町まで足を延ばしました。農地のあいだにポツンポツンとたつ住宅の密度が高まって来たな...と思ったら次の町だった、パブ2軒、教会、コンビニエンスストアがあることからここが町の中心だということがわかる、というかんじの控えめで静かな町です。

ホープはモーターバイクでツーリングをする人たちの拠点だそうです。ノルマン時代に起源のある由緒ある教会が目立たずにたっていました。

静かなパブでゆったりと食事ができました。けっきょくカースルトンは、行きと帰りにクルマで通り抜けただけ。

長くなりますので以下、次号(控えめで静かな町ホープの話でも由緒ある教会の話でもなく、今度は帰り道にクルマを停めて見かけた仔ヒツジの写真と話題をしつこくお届けします)。

 

 

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4 コメント

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犬と暮らす日々 (浅井洋)
2024-05-08 10:04:09
英国は 良い 田舎が あるから
 世界中に 出て 行けたの でしょうね
綺麗な 風景を ありがとう
   ございます 
 
車のナンバープレート (H.W.)
2024-05-09 09:12:09
いかにもイギリス!という風景ですね。広々とした丘陵の放牧地もそうですが、低い石垣の柵というのか仕切が独特ですよね。それにしても広い!羊の密度が相当に低いですね。
そう!羊は「メー」ではなく「ベ〜」と鳴くものなのですよね。

ところで、本題とは全く関係がないのですが...
昨年夏、いつも買い物に行くショッピングセンターの駐車場でうちの旦那が「あの車はどこの車だろう?」と示した車のナンバープレートには、左端に黄色地にUKの文字。「ウクライナ?じゃないし...」(ウクライナは青(水色)と黄色にUA)「あっ!United Kingdom!?」
Brexit前は(EUの)青地に星の輪っかにGBでしたが、江里さんのお家の車にはその青い国識別マークが付いているようにお見受けします。
確かに、全てのGBのナンバープレートを交換するとなれば莫大な費用もかかったことだろうとも思うのですが、どうなっているのでしょう?
H.W.さんへ (江里)
2024-05-10 06:10:50
H.Wさん、
ドライストーン・ウォールはここら辺、イングランド北西部(とたぶんアイルランドの)特有です。
イングランド南西部出身のうちの夫の身内も、ドライストーンに旅情を感じるらしく珍しがっています。
南部、中部は生垣の柵が多いはずです。
えっ、うちの、20年モノのクルマのレジスタープレートにEUの星のマークなんてついてたかしら...?とびっくり。(グレートブリテン)で、わざわざ外に出て、ドライブに泊めてあるクルマを見に行きました!うわー、気が付かなっかった!目立たないけどEUの紋章の星のマーク付きでした!
まだEU仕様だ~。これ、買い替えるまでずっとついているはずです。
今度他のクルマのも見てみます。
調べたら現在発行のモノには、ユニオンフラッグがついてくるようです。
浅井さんへ (江里)
2024-05-10 06:11:37
ご親切なコメント、ありがとうございます

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