イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

空き瓶とスキー帽を持たされて立つ町の名士像の見えるカフェ  

2015年10月19日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
降ったりやんだりの曇り日の週末、ストックポートのセント・ピーターズ・スクエア Saint peter's Square  の前にあるカフェにはいってみました。

カフェリト Cafelito


週末なのに、がらがらでした。



平日のほうが、そばの市庁舎やまわりのオフィスで働く人達でにぎわってるのかもしれません。
ショッピングエリアからは、ちょっと離れています。

リチャード・コブデン像が外に見えます。


リチャード・コブデン Richard Cobden はヴィクトリア時代(19世紀なかば)に、穀物法 the Corn Laws の廃止に尽力した、ストックポート選出の国会議員です。
パンの値段を吊り上げていた穀物法の廃止は多くの労働者を飢えから救ったそうです。

 

☝は夏の写真です。青葉がまぶしいですね。

夏には涼しげな雰囲気をかもし出していた噴水が、曇り空の下、晩秋の寒々しい誰もいない広場で、あいかわらず けなげに噴き上げています。

若い夫婦が経営しているこのカフェ、地域に溶け込もうと一生懸命です。


地元アーティストが持ち込んだらしい絵や工芸品を飾ったり(センスと技術がいまひとつ・・・)お客さんのビジネスカードや地元イベント案内のチラシを置いたり・・・・

お値段ちょっと高めの、自家製がうりもののケーキとスコーンも、スターバックスやコスタなどのチェーン店への対抗でしょう。


だけど、品目はどこでも人気の「カフェの定番」ばっかりです。

うちの夫は「チェーン店にはない個性的なケーキを出さなきゃ、自家製の意味がない」と厳しいことを言いうのですが、う~ん、むずかしいですね。
がんばって欲しいです。


帽子の博物館、ハット・ワークス Hat Works の斜め向かいのこの美しい広場前の、一階の飲食店スペースは長らくボロボロの空き家で、おそらく地元の悩みのタネだったはずです。

きれいに改装して数年前に開店したこぎれいなカフェ、営業しているだけで地域振興にじゅうぶん一役かっているはずです。

自治体からのサポートもあると思います。

左手にもっているのは巻いた請願書だと思うのですが、右手が空なのがそそりますね。


何か無理やり持たせてみたくなるのです。

実際持たせちゃうところがすごいです。(けっこう高いところに立っているのですが)

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。







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