息子ネコ、ティブのために夫が電子レンジの上に用意してやった寝床カゴです。
電子レンジを使った後は少しあったかい、しかも家の中にいてぬくぬくとバードウォッチングができる特等席です。
ティブの背中...お気づきでしょう?
太く、くっきりと「ズル剥けライン」が中央に走っています。
執拗な毛づくろい(なめすぎ)のため、特定の場所の毛が抜けてしまう症状なのです。
ね?
私が3カ月近く、夏から秋にかけて日本に滞在していた時にこの症状は深刻化したようです。
日本滞在中、夫とは毎日ビデオチャットをしていました。チャット通話中によく2匹のネコのようすをビデオで追いかけ見せてくれていたのですが、日本に行って1か月後ぐらいにふと目にした背中の細いハゲラインにショックで「これは何!?」とのけぞるほど驚きました。
そう言えば、日本に行く少し前(8月の初めごろ)、お腹と背中のシッポの付け根あたりから首に向かって毛の色が薄くなったのでした。お腹の毛も抜けてつるんとピンクの皮膚がむき出しで、獣医師の診療所に連れて行ったのです。その時の写真です☟
ついでですから、獣医師の診療所に連れて行った記事のリンクも貼っちゃいます☟。あけてぜひ、読んでください。
はじめて行った、獣医師の診療所、ビクビクネコのティブの杞憂に終わった健康診断
その時はぜんぜん大したことがなかったのに!
夫は「マム mum(お母さん=私)がいなくなったのでティブの精神的不安が強まったのだ」と言っていました。...ティブには同居している実の肉親の母親もいるんですけどね。
...心配な反面、子ネコの時からうちにいる息子同然のティブにとって自分がそれほど大切な存在であるらしいことに嬉しくもあり...いやいや、ティブの不安から来るとまらない毛づくろい行為は私が日本に行く前に始まっていたではありませんか!?今でもその原因はわからずじまいで、コロンと横になるたびに体をねじって同じ場所をなで続けます。
けっきょく、どうしていいのかよくわからず、なめ始めたら耳の後ろやあごの下などをやさしくなでたり掻いたりしてやるとしばらくは「なめなめ衝動」は抑えられるようです。
まあ、気をそらすのも限度がありますね。
獣医さんに診てもらっても、ていねいに全身を見てもらって「どこも悪くありません」と言われて診察代がまた60ポンドかかるのが目に見えています。
毛の抜けたエリアのふちはしっかりフサフサとした毛が立っています。
3,40年前にイングランド南部を中心にヨーロッパ中で話題になった「クロップ・サークル crop circle」(私がいた頃の日本ではミステリーサークルとよばれていたはずです)を思い出しませんか。
広大な麦畑で麦が一定方向に倒されて、巨大な円形や幾何学模様などを形作っているのが天空から観測できるあの現象です。超常現象などでも何でもなくのちに覆面アーテイストが名乗りを上げて実演してみせたそうですが。
私が帰ってから一時薄く生え戻ってきた部分もたしかにあったのですが、今では再び症状が悪化して、ビデオチャットで見た時より確実にハゲストロークがより太くなっています。
夫は「きみが帰って来てから確実に回復に向かっている」と言ってくれますが、それは気休めです。むしろハゲストロークが少しずつクビに向かって前進もしているようです。
ハゲ以外、身体に不調はありません。甘えるしぐさもエサをねだるしぐさも元の通りですし、外に出れば元気にネズミやシュルー(トガリネズミ)を捕まえて持って帰ってくれます。
服を着せろとか、首にパラボラ・アンテナのような医療用のコーン cone をはめろとか有効そうなアドヴァイスをオンラインでけっこう見つけました。
うちのティブは服を着せたりコーンを首につけたりしたら怒り狂って家出するでしょう。そのストレスのほうが大きそうですし。
息子ネコ、ティブの話ばかりしていまったので母ネコ、リヴィーも登場させます。
この記事を書き始める30分ほど前に撮った写真です。
私の日本滞在中にまたまた太りました。