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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

また行った!ホテルの部屋が格安になるチェスの試合の遠征のつきそい....今回は細かく見物、堪能した古い町シュルーズベリー

2019年03月19日 22時42分41秒 | イングランド中部


先週の土曜日から日曜日にかけて、イギリス中部の町、バーミンガム郊外のテルフォード Telford に一泊しました。

はい、2度目です。
たった一か月前にも、テルフォードから電車で20分ほどで行ける古い建物が見事に残る中世の町、シュルーズベリー Shrewsbury を訪れました。
かなり長きにわたってストックポート日報にも連載しました。ご記憶でしょうか。



また!?
そう、今回も突然出場の決まった夫のチェスの試合に同行です。
テルフォードのホテルのコンフェランス・センターを会場にチェスの国際試合が開催されました。



今回はその事情を少しお話します。

(写真は順不同に印象に残った建物を中心に撮った町の風景を掲載します。前回載せた建物の写真はできるだけ重複しないように気をつけました)

私はどうしてもまた!美しいシュルーズベリーに行きたかったのです。

前回はご存知のように、土曜日の午後2時間ほど、駆け足で回っただけでした。
段取りも悪く、行き当たりばったりの観光だったのです。

今回は、電車の時刻を前もって確認、早めに到着。
シュルーズベリー図書館でテーマ別、町案内のリーフレット(1ポンド払いました!)を購入、2日にわたって案内通りに丁寧にみて歩きました。

ご安心ください。
順路に沿って解説をだらだら載せたりしませんから!



宿泊したテルフォードのホテルは豪華とは言えませんが、「ビジネス・クラス」の立派な施設です。
利用しませんでしたが、室内プールやサウナ、スポーツ・ジムがあります。



今回、チェスの出場者のシングル(一人部屋)宿泊費は朝食付きで一泊70ポンド(10、348円)でした。格安です。
ダブルにして私を加えると12ポンド増しになります。やはり朝食付き税込み。

ホテルは空き部屋が出ることをおそれ、チェスの試合やビジネス・コンフェランスなどに会場を提供し、出席者に客室を格安で提供するのだそうです。
各チームのオーガナイザーが出場者の人数分客室を押さえ、割り振りします。





☝この傾いたダイナミックなチューダー建築には前面に1998年という年号があります。
どうやら修復した年のようです。





とてもたくさんのニセ・チューダー建築(なんちゃってチューダー)を今回確認しました。正直に建築年代が正面の目立つ場所に漆喰細工や木彫りで表示してあります。


出場者は圧倒的に男性が多いみたいですね。

同じチームのメンバーはツインルームに二人で泊まることが多いようです。

夫のチームには夫婦でプレイする強豪カップルがいますが、プレイしない妻や夫がくっついてきて試合中電車にのって観光する夫婦は私たちしかいなかったのではないでしょうか。
未成年者のプレイヤーには保護者が付き添って一緒に宿泊します。

車で往復したので、私が加わる金銭的な負担はほとんどありません。
行かなきゃソン!です。


400ぐらいあるホテルの客室はチェス関係者でほぼ貸し切り状態でした。

ホテル内で見かけるチェス関係者は頭のよさそうな容貌でかんたんに見分けがつきます。
オタク風な風采の人もかなり多いようです。(全員ではありませんが)


☝左側のキングス・ヘッド・インという現在も営業を続けるパブは1404年の建造です。
チューダー建築どころか、中世ですね。

建物の年代は使用された木材の年輪から最新技術で特定されたそうです。









☝この建物はイタリアレストランなのですがものすごい数の古建築が取り壊された1960年代に修復された特筆すべきチューダー物件なのだそうです。
この建物の修復を機に街並み保存の機運が高まったということです。




☝この建物は16世紀の典型的なチューダー建築なのですが、18世紀の都市計画に沿って右側がちょん切られ、「モダンな」ジョージア建築のファサードがくっつけられて生き残った、好例だそうです。

今回は、2日ありました。
案内リーフレットを確認しながら添付の地図の通りに歩きましたので、位置関係を明確に覚えています。
1日目、土曜日は「The Tudor Town of Shrewsbury チューダー建築の宝庫、シュルーズベリー」というテーマの案内リーフレットに沿ってあるきました。

2日目のテーマは何かというと....それはまたそのうち....


何しろ、ものすごい数のチューダー建築です。
案内リーフレットに載っている見どころ建築はたったの13軒。

それ以外のたくさんの建築物について一つ一つ話が聞きたいところです。




なんか、工事中が多くない?とおもわれたことでしょう。
私も思いました!



いろいろな場所で工事用の足場が組まれていましたし、道路の掘り返しもそこらじゅうでやってました。

古い建物を保存するには絶え間ない修復工事が欠かせないんですね。
観光シーズンオフだからでしょうか。

道路工事は交通に支障をきたしてビジネスに影響が出ないよう週末に集中してやるようです。
それと、月曜日にゴミの回収でもあったのでしょうか、前日お店の営業中に出しておくらしい業務ゴミもいっぱい見ましたよ!写真にも写っています。




話をチェスに戻して......チェスの試合会場です。


今回はのぞきませんでしたがホテルには恒例の記念グッズ(有名なプレイヤーの肖像入りマグカップ!やマグネット、マウスマット、カレンダーやチェスの駒モチーフの飾りや文具!!)売り場、チェス関係の書籍売り場が店開きしていました。

部屋ごとにバラバラにとる朝食の席ではそこらじゅうでみんなチェス界の噂話でもちきりでした。
といっても下世話な話ではなく、戦略とかスコアの話です。私にはちんぷんかんぷん。夫は聞き耳を立てていたようです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kakowaka)
2019-03-20 15:30:11
すごいですねぇ〜
シュルーズベリー!!
1階よりせり出してる上階がある建物、多いですねぇ。
道路境界線はどこなんでしょう…。

ところで、マウスパッドって何ですか?
返信する
Unknown (kakowaka)
2019-03-20 15:33:19
あ〜、わかりました。
愚問でしたね。
チェスをするのにいるのかな?って思っただけです。
返信する
境界線? (江里)
2019-03-22 06:30:10
一階の床部分までが自分の領域では・といってもたいていの店は看板を歩道に出したり植木鉢を外に並べたり、順番待ちの椅子が出してあったりで、どこからどこまでがうちの領域ってそれほど気にしてないのでは?日本でもそうですよね。
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