イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

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動物愛護王国イギリスの知る人ぞ知る動物虐待の真実、それでも人々の善意が定着させた引退レース・ドッグ引き取り活動

2019年07月11日 09時00分00秒 | イギリスの犬
イギリスではとてもよく見かける犬です。


ほっそり優雅な体形のグレイハウンドgreyhound
今までストックポート日報で紹介しなかったのが不思議なぐらい人気の犬種なのです。

人懐こくしかも犬くさい体臭が一切ないという理想的なペット犬種!






そして、イギリスで飼われているグレイハウンドの実に多くが引退したドッグレース用のレースドッグ(競争犬)の払い下げなのです。

純血種がタダで手に入る!
...実際は斡旋協会などに引き取る際に義援金を自主的に寄付するか、あるいは一定額(少額のはずです)を請求されるかで、全く無料というわけではないようです。



ものすごく寒がりだそうなので、秋冬の外出にはフリースやキルティングのコートが欠かせません。

コートを着たグレイハウンドはあまり優雅には見えませんね。


パブ見かけた美しいブルーの毛並みのやはり引退レース・ドッグ。


基本的には手入れは不要だそうですが、ブラシをかけて布で磨くとベルベットのような毛並みがピッカピカに輝くそうですよ。

さて、レース・ドッグの話題です。
ドッグ・レースは、イギリス伝統の、ギャンブルと社交が楽しめる、どちらかといえば労働者階級の娯楽です。

レース・ドッグは競走馬よりお手頃で繁殖もたやすく、多数所有して儲ける人がけっこういるようです。

速く走れる期間は1歳から3歳ぐらいまで。レースドッグの選手生命は異常に短いのです。
それを過ぎたら直ちに殺処分するのが業界の習わしです。

1990年ごろはじまった、引退したレース・ドッグを引き取ってペットとして一般家庭にあっせんするチャリティ―活動が軌道に乗り、殺処分される数は激減、町で見かける間抜けなコートを着たペットのグレイハウンドの数は激増しています。

よいことだ!

...と思って、グレイハウンド救済関連のウエッブサイトを見てみたら、現在でも年間に殺される頭数はイギリス全国で8,000をくだらないらしいのです!ショック!

奨励されている獣医による静脈注射での安楽死にかけるお金が惜しいので自宅で撲殺、銃殺する野蛮な飼い主が多いというのも問題視されています。

病気でもない若い犬を走る速度が少し落ちただけで虐殺する蛮行、動物愛護でしられるイギリスでまかり通っているのが非常に腹立たしい!
過酷な運命から救うために引き取る飼い主がとても多いのです。


レースの時以外、狭いところに閉じ込められていたので、屋内ではじっとして、いたずらもしない飼いやすい性質ではあるらしいのですが、やはり元レースドッグです。、屋外で引きひもを外したとたん疾風のように駆け出して捕まえられないということもよくあるそうです。

ペットのウサギやハムスターを見るとおいかけて殺してしまうこともあるそうです。
もとは貴族に飼われていた狩猟犬だったそうなのです。血が騒ぐのでしょうね。


グレイハウンドの小型版、ウィペットという犬種もたまに見かけます。




貴族から払い下げられたグレイハウンドをイギリスの小作人が品種改良して庶民の狩猟犬として定着させたのがウィペットの祖先だといわれています。

マンチェスターのアンティーク・ビレッジで店番をしていた不格好だけど人懐こい招き犬。


驚くなかれ!



.....両親が、スタッフォードシャー・ブルテリア Staffordshire bull terrior とグレイハウンドの引退レースドッグだというハーフ!



顔立ちにグレイハウンドの面影がないとも思えませんが、ガニガニ、ずんぐりむっくりした体形のはどう見ても闘犬系!



スタッフォードシャー・ブルテリア☟


フォト・ライブラリー・サイトから勝手に借りました。

労働者階級の特にこわもての男性が連れて歩いている印象が強いスタッフォードシャー・ブルテリア、物憂げな顔立ちとガニガニした肢体が私好みです。


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1 コメント

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Unknown (石関@雨ばかりな日本)
2019-07-13 19:53:28
ガニガニ、いい表現でわかりやすい。
私はイギリスのロックバンド、ブラーBLURのアルバムを買ったときのアルバムジャケットがドッグレースのひとコマだったことから初めてイギリスのドッグレースのことを知りました。馬ならともかく犬もかと思いました。
今日のこの記事に出ているワンちゃんたちはレーサーだったんですね!大きい。早く走りそうな体型をしてます。
わんちゃん達がケージなしで電車やバスに乗れるのはイギリス進んでるなー。私もそうできたら大きな大きな犬がほしいな。

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