植物で覆われた緑の壁...
ストックポートのタウンセンターにある総合レジャー施設、2018年に「連合王国で一番見苦しい建築物」に授与される栄えあるカーバンクル杯を獲得したレッドロック Redrock のあるブリッジフィールド・ストリート Bridgefield Street の始まりにあります。
ジャヌアリー・セールが始まったばかりの1月最初の週に撮った古い写真です。
フラット・パック(自宅で組み立てる箱詰め)の家具をセールで買って、駐車場まで助け合って持ち運ぶ若いお父さんと小さい女の子がうつってしまいました。
ほほえましい初春の光景です。
ワイルド・ピオニー wild peony(牡丹の一種)のつぼみが開いていく経過です。
ストックポートのタウンセンターに行くたびに楽しみにしているのです。
この時もう開いている花もありました。
盛りは一週間後の先週、ピンクの花が昨年より多く開いていました。
ジャヌアリーセールも終盤を迎え、最大限、75%オフにまで下がった売れ残りの冬物を隅に押しやり、春物ファッションが店頭に並び始めるこの頃です。
季節とはあまり関係のない家具やインテリア用品もいっせいに値下げになるのも納得です。
そのためか、1月に家の模様替えをする人も多いようです。
新しい年、新しいインテリア、納得です。
新年のリセット。
イギリスでは、弁護士事務所が年始オープンする1月最初の月曜日が離婚訴訟が殺到する日 Divouce Day として広く知られています。
(イギリスで離婚するにはハンコひとつで成立する日本と違って非常に煩雑な手続きを要するのです。弁護士の介入は不可欠です)
1月はデボース・マンス Divorce Month (離婚の月)ともいわれているそうです。
ひびの入った関係の夫婦が2週間以上も「家族で過ごすクリスマス休暇」のプレッシャーに極限までさらされて後戻りできないことを悟るため、
子供たちや年老いた親のためにクリスマスをぶち壊さないよう話し合って年明けまで我慢するため、とかいろいろ納得のいく説明がされています。
決め手はやはり新年のリセットでしょうね。
インテリアだけではなく、台所の徹底的な模様替えをする家族も多いらしいのです。
もちろん1月になるとキッチンユニットが半額以下になるからなのですが....
いろいろな人に聞いた話によると(実際にそういうカップルを知っている人はいないようなので都市伝説レベルの逸話かもしれませんが...)
多くの離婚の危機にさらされている(それでもまだ修復可能な)夫婦関係が台所の新装によって持ち直す、ということもあるそうなのです。
不満たっぷりな妻の機嫌が「そうだ、キッチンを買い替えよう!」の一言でなおる、ということでしょうか。
テレビをつけるとおびただしい数の「半額の今、キッチン改装のチャンス」コマーシャルが目につきます。
明るいモダンな台所でくりひろげられる美男美女カップルとかわいらしい子供たちの楽し気な団らん風景を見ていると「新らしい年、新しいキッチンで家族の在り方もリセット!」という気持ちになるのも納得です。
1月の初めからこっそり置き去りにされている、粗大ごみの冷蔵庫...
先週、まだ残っていました。
もちろん、公道に出して置いたりしちゃいけないはずです。
新年とともに古い冷蔵庫を家から押し出すフトドキ者のリセット願望。
商店や飲食店で出る「産業ゴミ回収」の日でした。
車輪付きの大きなゴミ用コンテナに詰まったゴミと一緒にこの日の夕方回収されたかどうか気になります。
向かいのレッドロックの一階にあるスポーツジム。
トレッドミル(ランニングマシーン)の上をハムスターのようにもくもくと走り続ける人の姿が通りから丸見えです。
どこのジムも新会員獲得キャンペーンにとても熱心に取り組んでいます。
新年のリセット、「ジム通い」を始める人が1月に多いのはどこの国もかわりませんね。
新年の抱負に「健康で引き締まった体と勤勉な生活習慣を手に入れる」を挙げる人がとても多いのも世界共通でしょう。
緑の壁の内側の写真を載せた以前の記事です↓
空中庭園?壁の花?緑の体毛フサフサ壁
貴女のBLOGを見て イギリスだけが 春で
日本は まだ 冬で 花なんか無いと
思い込んで居たのですが 犬と歩くと
平和公園の 西側の橋(あまり人気がないのですが)
のたもとに 椿の花が 満開でした