いい加減、飽きてきた読者の方もいるかもしれません。今日で9日目、バース Bath。
私が、あくまで個人的に 面白いと思った建物の紹介です。
建物は別に面白くないかもしれませんが・・・Royal Mineral Water Hospital for Rheumatic Diseases (王立鉱水リューマチ病院?)。

タウンセンターにある、病院です。

驚いたことに、今でもNHS(国家保健省)が所有する、リューマチ治療の病院として機能しているんです。
16世紀ごろからバースの鉱水は、リューマチに効くと信じられていたそうです。
1597年から、リューマチ患者は鉱水を無料で飲めるようになったので、全国からリューマチ患者が続々とやってきて、バースはイギリスのリューマチ治療の本拠地になったということです。
1739年、リュ―マチ医療の最先端技術を誇る病院としてオープンしました。
バース・アビィ Bath Abbey、ローマン・バス The Roman Bathes のそばにある、バースでいちばん古い家 The Oldest House in Bath。

サリー・ラン・イーティング・ハウス Sally Lunn Eating House という名物レストランになっています。
「サリー・ラン・バン Sally Lunn bun 」という、フランスのブリオッシュに似た、バース名物の丸いパンを考案した、サリー・ランという少女が住んでいた家だそうです。(そんな人、知らない・・・1680年にフランスから亡命してきたユグノー教徒だそうです)
バース・アビィのそばにある、古い店舗ビル。

うちの夫がすごく気に入ったというので写真を撮ったのですが、どうってこと、ないですね。
ただ、スカラップ(貝殻)のカナペィ(ひさし)がぜんぜんイギリス風じゃないんです。
フランスのロココ風、でしょうか、それにしてもこのひさし、取ってつけたような感じですね。
写真を引き伸ばしてみて気が付きました。雨どいに1705と刻印してあります。310年以上もたっている建物です。
上の写真の建物の、反対側です。

私は面白いと思ったのですがどうでしょうか。夫は「なんでそんなものの写真を撮る?」と不思議がっていました。
プルトニ―橋のある景色のいい側から見たら立派な角ビル、横に回ったら、簡素なしょぼいつくり、しかも高さまで端折ってあります。
横も観光客の行き来が多い、ショッピング街なんですけどね。
町はずれの教会。

外に、クレーレーストーリー(大聖堂内部の中二階みたいな細い通路)のようなものが飾りにつけてあります。

夫が意外に素直に収まって写真に写ってくれた、謎のアーチ。

もと、塀にあいた出入り口だったのかと思ったのですが、アーチの内側も、外壁と同じ石が積んであって、ふさがれたようには見えません。
この塀の内側に何があるのかも、分かりません。
イギリスらしくない、北欧風の家。(家かな?)

途中でちょん切れたらしい、ジョージアン様式のタウンハウスの切り口。

窓の開けられ方がみょうに不規則です。
下にあるのは、街並みと調和のとれたバース・ストーン色の公衆便所(古そうな建物です)。
タウンハウスの裏側がややこしくて興味深いです。

タウンハウスの裏庭の塀と思しき石垣塀のドアに郵便受けがあります。

塀の内側に家があって、人がすんでいる????
2日目、夕ご飯を食べたパブ、サラセンズ・ヘッド Sarasen's Head 。

創業が1713年、バースで現存するいちばん古いパブだそうです。戸口にそう書いてあります。

このたてものの完成も同じ年です。建物前面に刻印がありました。

天井の低い内側。

漆喰の模様が興味深い。


不思議なつくりのパブです!
内部で、建物の外壁らしきものがくりぬいてあって、後ろのもう少し新しそうな建物とつないでありました。

反対側にぬけたところ。

隣の、「Yの字道(二叉路)」の分岐点にある教会は、St. Michael's Without Church という、へんてこりんな名前です。
St. Michael's Without の背後で二叉路をつなぐように伸びるこのパブ、同じ名前のパブがあっちの道とこっちの道に二軒あるように見えます。
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結婚式やお葬式もやるちゃんとした教会です。
結婚式は、かっこだけの信者では無いものは受け付けず、洗礼を受けてからとなります。
また、夫婦とは、というお説教を一週間だか二週間だか聞かなければなりません。
お葬式に参列したこともありますが、お数珠など持っていたら叩き出されそうでした。
古い建物が残りにくい日本で教会の建物は見事に戦前のものが残っていますね。神保町のどこ?私の好きなエリアです。
ここです。
上の記事中の教会とはあまり似ていないが。