イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ネコたちの精神安定のためできること...屋外への誘導に効果を期待

2023年02月13日 07時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ

数日間、雨が降らないおだやかな日が続きました。

掃除や秋冬の間に立ち枯れた一年草や雑草を抜いたり、春を迎える準備の庭仕事をしました。

すると、家にいがちのネコ2匹もいっしょに出てきてそろそろと歩き回ったり、土の匂いを嗅いだりしていました。

 

 

母子ネコ2匹の、ストレス性の過剰毛づくろいと、その結果の脱毛の惨状...

 

現状は、一進一退と言ったところでしょうか。

ハゲ状態がひどかった息子ネコ、ティブに関して言えば少なくとも背中を皮膚がすりむけるほど執拗になめ続けることはあまりなくなりました。

完全にストップしたとは断念できないのですが、最初はゴワゴワ、そして数日でホワホワとやわらかくなったと短い毛が生え始めました。

その代わり、足の付け根から両脇にかけての過剰毛づくろいが進行してしまいました!

 

一部、紙やすりのようなザラザラの舌ですくい上げるように舐め続けたため、薄い皮膚が破れて赤く剝けてしまいました。

去年の春ごろから、ピンク色につるんと剥げていたお腹の部分と毛無しゾーンが合体!

後ろ脚の上のほうや、しっぽの付け根、お尻の周りもつるんとしています。お腹と両脇のハゲ・ゾーンと背中の長方形ハゲがつながって「ズル剥けパンツ」状態にならずにすんでいるのは、背中の長方形ハゲが額縁状のフサフサした毛に挟まれているからです。(不気味です)

 

母ネコリヴィーのシッポの付け根の毛の褪色も光の当たり具合によってはかなり顕著です。(あ~あ)

けっきょく、決め手になる解決法はまだ見つかっていません。

前回記事にした時に、何人かの方に懐かしい「バッチ・フラワー・メソッド Batch flower method 」という英国発祥の花のエキスを数滴飲む植物/自然療法を勧めるアドバイスを含む、いくつか親切なコメントをいただきました。

 

 

ネコを退屈させない、かまってやる、遊んでやるなど、私たちがもう少し気にかけてやれば確実に少しは改善するはずだという大切なことに気づかせていただきました。

うちでは、特に夫が「ネコはネコらしく、自由にさせたい」という方針の接し方をしてきたのでネコのほうからかまってほしいそぶりを見せないかぎり、抱き上げたり撫でたりはあまりしない方だったかもしれません。

現在、ひざの上に乗ってきたりそばによって来たりしたら以前より念入りに首の後ろや耳と耳の間などを掻いてやることにしています。喉を鳴らしてうっとりと目をつぶり気持ちよさそうです。膝の上やベッドの上に長いこと居てくれるようになりました。

残念ながら、毛糸玉を転がしてみたり気をひくような遊び方をしてみても子ネコの時ほど楽しんでくれません。大人ネコになってからいっしょに遊ぶのをやめてしまったため、おもちゃに反応する癖がついていないのかもしれません。あきらめずに他にも工夫してみるつもりです。(大人ネコにおススメの市販のおもちゃなど、あるでしょうか?)

 

玄関ドアにいつでも出入り自由なネコ用の出入り口があります。1日いちどは外に出ているようですが、あまり長く出ていることはありません。

たしかに、寒くて雨続きの冬の間は、外に出て狩をしたり縄張りの見回りをしたりというネコらしいアクティビティはかなりおろそかになっていました。退屈もしていたでしょう。(ネコは足の裏が濡れるのをずいぶん嫌がるようですね)

自然が多く残りキツネやアナグマが住んでいる貨物専用の線路がわきを走る裏庭で、もしかしたら怖ろしい目にあったのでは、と夫は強く主張しています。恐怖がトラウマになっていないか、外に出るのをこわがっていないか、と。じゅうぶん、あり得ることです。

私が外にいると確実に外でも心強いそぶりを見せているネコたちです。

庭仕事を中断して家の中に入ると、ネコたちも不安そうにドアのそばまでやってきます。

おそらく日が長くなる夏までには、屋外で終日過ごす「ネコらしい」退屈しないライフスタイルを再び取り戻せるのでは...と期待しています。

 

まだ、肌寒い日が続きますが、雨が降らないかぎりできるだけネコといっしょに外に出ることにしています。

 

 

ちなみに、さっそく行った自然療法店でバッチ・フラワー・メソッドは、ペットには効かないと店員に言われてしまいました。反論してまで買うのはやめましたが、それでも、今度マンチェスターの大きな規模の支店に行って、もう一度聞いてみるつもりです。

20年ほど前に流行ったその療法は鎮静効果のみならず不眠や軽いウツ症状にも効果があると聞きました。当時、禁煙をめざして服用していた友人がいました(お姉さんには効いたそうですが、本人は失敗だったようです)。ウェッブサイトによれば、動物にも効果が報告されているとのこと。コメントをくださった方の高齢のイヌに効果があったなら、うちの神経過敏気味のネコに効かないと決めつけていいわけがありません!

健康チェックと、やはりストレス性の過剰毛づくろいであるという診断しか期待できない獣医さんよりも、自然療法は絶対に安上がりです!試す価値は大いにあるはずです。

他に、コンセントに差し込むと噴出するハーブの香りがイヌやネコを落ち着かせるという最新秘密兵器をペットショップですすめられました。ただし、マンションなど小さめの集合住宅用らしく、いつもいる場所でピンポイントで使用しなければ効果が期待できないようです。ネコたちが過ごすきまった場所がないこの家には不向きのようでした。(家中のコンセントに差し込むという手もありますが不経済ですし、第一匂いがきつすぎないか心配です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする