イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

豊作!店では買えない酸っぱめのリンゴがなる宝の木と食べきれずに腐る量のラズベリーがなる勝手に増える茂みがうちにある

2021年09月16日 23時24分45秒 | 英国の野菜、果物
収穫の秋です。


1週間ほど前に、庭の青リンゴの大半をもいで取り入れました。


実はもっと取ってきたのですが、写真を撮る前にけっこう食べちゃいました!
右側に4個ある小さめのは、もう少し以前に取り入れた「育ちぞこない」のうちの残りのいくつかです。
地面に落ちて見えない傷がついていたのに気がつかず拾ってきたのもあります。

もうちょっと枝から下がるままにしておいたらもう少し成熟して大きくなったかもしれません。
でも枝が重く垂れ下がり、歩く時や洗濯ものを干すときにジャマだったのです。


日暮れ後、強い風が吹いたりして下に落ちていたんだり腐ったりしたリンゴを翌日庭に出るたびに目にするようになり、もったいないので早めに収穫して、枝を短く切り落としました。

去年の夏に庭の奥のドッグウィローの大木の大きく張った枝を大胆に切り落としてから、日当たりが抜群になったリンゴの木の、初めての大収穫です。
17年前、結婚祝いに夫の母に苗木をもらった、ライムライトという園芸用の品種です。



リンゴそのものは市場に出ていません。

こちらはラズべリー。




以前にも(何回も)書いた話題ですがほっておくと庭中にはびこる、たちの悪い暴力団のような煩わしい庭木です。

ああ、そんなことを言ってはいけない。
毎年、朝食のたびににラズベリー味のヨーグルトに入れてたべる摘みたてラズベリーを楽しみにしているのですから。


今年はやはり日照の向上のせいか、例年よりも大きな粒がブチブチとかたまった巨大な果実がもうたわわに実っています。

収穫の盛期は10月ごろのはずです。
4月の終わりごろから収穫できる夏の収穫種 summer harvest のほうが一般的なはずですが、うちのラズベリーは秋の収穫 October harvest の種類なのです。

朝摘んで食卓の上に置いておくと、午後には形が崩れて食べにくくなります。



20年ぐらい前に苗木をスーパーマーケットで買ってきて植えた親株は数年前にはネコの足首ぐらいの太さ(わかりにくいたとえですね)の茶色い木の幹のように成長しました。
その親株は花壇にすることにした庭の反対側にあまりに広く深く根を張ったので深く掘ってていねい取り除いたのですが取り切れず、こちら側で取り残した根をのばして子孫を増やし続けています。

こちら側は「ラズベリー園」として、もう好き放題にのびてよし!ということになっていますが、花壇や芝生に目を出したラズベリーは小さいうちにどんどん引っこ抜いて捨てています。

もともとはよくある「夏収穫」種だったような気がしますが(おぼえていません!)、冬前に実がならなくなった頃に地面すれすれまで伐採して一冬おく習慣をつけたら、いつの間にか秋収穫のラズベリーになっちゃったのかもしれません。
春に再び芽を出して夏中すくすく育ち、夏の終わりにやっと固い実をつけ始めるのです。
成長期に夏の日差しを浴びるせいか、秋収穫のラズベリーのほうが実が甘くて大きいような気がします。



さて、大量の収穫をどうしたか。
ラズベリーは摘んで腐る前に食べきらなければなりません。
人にもあげました。

リンゴと違って茎になったまま置いておいても、なったまま2日で腐ります。

リンゴを生で食べるのはこの家で私だけです。

このライムライトは調理用 cooking apple ではなく、そのまま食べるリンゴ(dessert apple)です。
それにしてもちょっと酸っぱいですね。
大人っぽい味が気に入っているのですが10個ほど食べたら充分です。

....うちで収穫したリンゴとラズベリーをそのまま食べたほか、どうしたかは以下次号。

昨日まだ木に残っているリンゴです。


一週間前に収穫したものより、大きくなっているような気がしないでもありません。

コメント (4)
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