イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

クリスマスバージョン!フランス経由、イギリス伝統のあま~いケーキ...ブレクシット決定のにがい記憶!!

2019年12月01日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
久しぶりに、実に久しぶりにミスター・キップリング Mr. Kippling 社製のイギリス伝統のお菓子です。



フロスティー・ファンシーズ Frosty fancies

一年を通じて販売されている一口大ケーキ、フレンチ・ファンシーズ French fancies のクリスマス限定版なのです。

フロスティー frosty は「霜が降りた」という意味で、キラキラ白銀のイメージです。クリスマスムードたっぷり。
大人の女性の購買欲をそそる美しいパッケージです。



でも よく見たら、トナカイの鼻に丸いお団子がくっついています。
子供に喜ばれるクリスマスのキャラクターの代表格、ルードルフ(=赤鼻のトナカイ)のつもりらしいですね。

鼻を赤くせず、ブルーとゴールドで大人っぽく色調を統一しているデザインがすぐれています。

これがオリジナルのフレンチ・ファンシーズ。


あああ、☝オリジナルのフレンチ・ファンシーズの写真は3年前のブレクシット決定の国民投票翌日に掲載したストックポート日報からの転載です!

当時「ブレクシット Brexit」(イギリスのヨーロッパ連合=EU からの離脱)という言葉はまだ使われていませんでした。

読み返してみて、国民投票の結果(国民の短慮)への怒りが新たに!!
しかも、当時の私の怒りに油を注ぐ、パッケージに書かれた商品名がフレンチ・ファンシーズからブリティッシュ・ファンシーズ British fancies に換えられているという笑えない右翼的ジョーク。

記事中にも書かれているように、私がその箱を買った時点で盛り上がっていたサッカーの欧州選手権大会と女王陛下の90歳の誕生日祝いにちなんだジョークだったはずです。
別に右翼的でも国粋主義者的でもない、ほほえましいイギリス応援ムードのジョークだったはずなのです。

とにかく、懐かしい記事です!フレンチ・ファンシーズについて、というより、EU離脱決定について私の個人的な意見を吐きまくった3年前の記事のリンクです。

(かなり過激な言葉を使っていたのを投稿後数日たって落ち着いてから恥ずかしくなって書き直してあります。コメント欄の読者の皆様とのやり取りも読んでください。)

もううんざり、愛国的なパッケージデザイン!中味はかわいい、フレンチ・ファンシー・ケーキ



純白できれい、フロスティ・ファンシー!


パクっと一口で食べられる大きさです。


アイシングにはバニラ風味がついています。
ミントの味のほうがフロスティーな感じが出てよいと思うのですが、シンプルにトロンとした強烈な甘さを追求したのかもしれません。

ポコンとしたかわいいふくらみにはサクサクしたアイシング・シュガーが入っています。


甘いもの好きなうちの息子でさえ、ひとつで充分という物凄い甘さです。
おいしいのですが。

忘れていましたが、ハロウィーン限定版もありました。

ひさしぶりにキップリング社製イギリス伝統のお菓子、季節限定ハロウィーンと秋の風物詩版!
コメント
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